2009年4月15日
雑情報 (13)
楽しみながら節約生活(巣ごもり)を実践しよう
要旨
* 日々の生活のレベルを落とさず、楽しみながら節約生活(巣ごもり)を実践しよう。 * 巣ごもり生活を実践する過程で、今まで漫然と何気なくお金と時間を浪費していた無頓着型の生活を見直し、メリハリの利いた節約型の生活へ転換しよう。 * 節約生活のポイントは楽しみや趣味は節約しないこと。 * 節約している項目は、外食を減らすがダントツの1位。同じ食事をするのなら自宅で調理して食べると外食費の半分以下で済ませることができる * 時間的な余裕がとれる週末に節約について考える時間をとると良いかも・・ * 節約方法のひとつに持たない家計術がある。まず、「買わない」その代わり「借りる」「共有する」「代用する」。 * 賢い節約の順番は ① 家庭にある日用品の在庫をまず使い切る ② 買い物は必要量のみ(買わない方法がないかも検討する) ③ 必要な品物は安く買う ④ 買うに当たり、安くて価値があるものを買う(費用対価値(効果)のあるもの) |
△ページトップへ戻る 1. 節約生活のすすめ
1) 景気の現状と賃金
米国発のサブプライム問題を発端とした世界同時不況は現在進行中である。しかし、今年に入り新興国の中国、インド、ブラジルなどではいち早く景気の底入れが始まり、不況発信源のアメリカでも一部の景気指標に底打ち感が出始めてきた。
先進国の経済の5~7割を占める個人消費は賃金と将来の安心度により影響を受ける。日本では、2008年10月に始まった非正規従業員の解雇は今年3月までに終了し、4月以降は正社員のリストラと賃金のカットと賞与の大幅引き下げが始まった。
少なくとも今年いっぱいはこの状況は続くため、サラリーマン世帯では従来以上に無駄を省いた節約生活を余儀なくされている。
2) 節約生活のすすめ
日本国内どこにいても、何をやっても不景気なのでじたばたするよりも、この1年間はじっと我慢の巣ごもり生活をするのも良いのでは・・・
巣ごもり生活を実践する過程で、今まで漫然と何気なくお金と時間を浪費していた無頓着型の生活を見直し、メリハリの利いた節約型の生活へ転換していきたい。節約型の生活に慣れると、今後景気が回復した時には必要な物やサービスには十分にお金を使うが、自分にとってどうでも良いようなものには時間もお金も使わなくなるであろう。
2. 節約生活のポイント
1) 楽しみや趣味は節約しない
節約生活のポイントは今までのすごし方や生活環境を大幅に変えることなく、無駄や不合理なことを少なくすることである。
節約の要点は2つある。
① 自分や家族の楽しみや趣味は従来どおり行いことが節約生活を続けられるこつ。
② 今までなんとなくやってきた生活行動を見直し、無駄を見つけたら、それらを止めたり、少なくしたりして小さな節約をこつこつと積み重ねる。
巣ごもり生活の秘訣は外食、レジャーが控えられた分、家庭で楽しめることには多少贅沢をして、生活に楽しみと潤いを持たせることかもしれない。
2) 節約術の例
アンケート結果などから、節約をしている世帯は全体の9割。
節約している項目は、外食を減らすがダントツの1位で、家庭での食費の見直し、衣料品、光熱費、ガソリン、耐久消費財、映画、演劇などの娯楽費、交通費、旅行及び保険などを見直している。
食事関係では最初に外食を減らし、次に中食(なかしょく)であるデパ地下での食材の利用を控える、究極の節約方法としてスーパーなどから食材を購入し自宅で料理を作る流れになっている。つい、数年前の中食ブームに乗って拡大してきたデパ地下での食材の購入は一挙に消え去ってしまった。
また、外食をする場合でも、マックなどのファーストフード、ファミリーレストラン、回転すし店など価格が安くて気軽に行けるレストランは相変わらず人気があるが、高級レストランは人気が急減している。
外食産業会社の貸借対照表(バランスシート)を見ると食材の占める割合は売り上げの3割前後で残りの7割は貸し店舗費、人件費、金利などである。同じ食事をするのなら自宅で調理して食べると外食費の半分以下で済ませることができることから、自宅での食事が増えるのは当たり前であろう。
以下に示す記事に日々の生活の中で各家庭が節約している内容を示しているので、これらを参考にすれば、自分の節約方法のヒントになる。
3) 休みの日に節約について考えよう
平日は仕事や家事に追われ「節約?」の言葉すら浮かばない状況なので、時間的な余裕がとれる週末に節約について考える時間をとると良いかも・・・自分にとって実行できる、気の効いた節約方法がたくさん見つかると思う。
節約方法のひとつに持たない家計術がある。まず、「買わない」その代わり「借りる」「共有する」「代用する」により普段の生活を維持しながら無駄を省く方法である。
本は本屋から買わずに中古本販売店のブック・オフから購入したり、CDやDVDも買わずにつやたやゲオなどのレンタルショップから借りることにより今までと同様に生活をエンジョイできる。
4) 賢い生活と買い物術
当面緊縮生活を続けるに当たり具体的な方法は、以下順番に実施すると良い。
① 家庭にある日用品の在庫をまず使い切る
② 買い物は必要量のみ(買わない方法がないかも検討する)
③ 必要な品物は安く買う
④ 買うに当たり、安くて価値があるものを買う(費用対価値(効果)のあるもの)
日々の生活のレベルを落とさず、楽しみながら節約生活(巣ごもり)をしていきたい。
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
2. 節約生活のポイント
★日本経済新聞 2009年3月21日 この1年、買い物は変わった?ネット調査
節約のため、健康・美容のため
巣ごもりのお供、菓子増える
「訳あり」安さで手が出る
「ひそかな贅沢」2人に1人
★日本経済新聞 2008年9月16日 当世ふところ事情
無駄な出費「月1-3万円」4割
食費や趣味が上位に
★読売新聞 2009年3月24日 「節約してます」9割超買い手のホンネ 食材一つで複数料理
ネットで激安店探し
浴槽にペットボトル
★日本経済新聞 2007年5月27日 当世ふところ事情
意識して節約しているのは?
「食費」が一番、外食控える
★日本経済新聞 2009年3月5日 買い手のホンネ
節約ムード高まる
デパ地下、極力使わず
★日本経済新聞 2009年4月9日 買い手のホンネ
外食費、半数が抑制
ファーストフード利用増加
★日本経済新聞 2008年1月26日 何でもランキング キッチン発の節約術
買う量減らし使い切る
「献立力」と冷蔵庫利用がカギ
★日本経済新聞 2009年1月3日 節約の技「土曜日」に磨く
効果別の「土曜日だけの集中節約術」
土曜日に準備して1週間効果を出す
袋わけで現金を管理
カレンダー・手帳を活用し簡易家計簿
1週間分の食材をまとめて購入し下ごしらえ
携帯電話料金を確認
家庭でクリーニング
ネットオークションで不用品を売却
土曜日の出費を抑える
交通費
レジャー費
教養娯楽費
食費
土曜日の余裕のある時間を使って、1年に1度は見直す
利用している金融商品の見直し
光熱費のチェック
自宅「在庫」の棚卸し
通帳記帳
節約グッズの導入
★日本経済新聞 2008年7月12日 「持たない家計術」で節約
本・CDや車を貸借・共有
★日本経済新聞 2009年4月8日 マイナス景気試される復元力2
「賢い支出」3段構え
消費者、見極め厳しく
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- 2013年02月10日 17:52 |
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