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歯を大事にすることは、長生きするための最善の策

20121219
雑情報 (6-5)
    歯を大事にすることは、長生きするための最善の策
 
要旨
1.  歯と寿命
自分の歯を大事にすることは、長生きするための絶対条件。なしうる最善の策。
健康を維持し、固い物、大きなもの、何でも食べることができる楽しみを続けるには、自分の歯を1本たりとも失わないこと。
歯を1本失うごとに、人生の楽しみが減り、生活の快適さが損なわれ、寿命が短くなる。
動物は動けなくなる、あるいは歯を失うと弱肉強食により死に至る。
運よく生存競争に勝ち残った動物であっても、命は歯の寿命まで。
縄文人の寿命は30歳、江戸時代は50歳。手入れをしない歯の寿命は50年。
現代は歯磨きの習慣により、むし歯と歯槽膿漏が抑制され、年老いても食べ物を取り続けることができるようになったおかげで驚異的に寿命が延びた。
入れ歯の普及は、失った歯の機能を補完することにより人間の寿命を延ばすことに貢献。
入れ歯はいくら巧妙に作られていても、実際の歯とは違うため、違和感がある、消毒しないと匂いが発生し、ばい菌が増殖する、固い物は噛めないなどの欠点があり、自分の歯と同等の機能は果たせない。
入れ歯の代わりにインプラントが出現、日本人の2.6%がインプラントを使用。
インプラントは、健康保険診療が使えず、トラブルも数多く報告されており、技術向上、トラブル防止のためのガイドライン作りが始まった。
 
2.  80歳になっても自分の歯を20本以上保とう(8020運動)
歯の本数と生活自立度(寝たきり度)はリンクしている。
歯を失う原因の56%は歯周病、30%はむし歯、残りの14%は事故による欠損や歯列矯正による抜歯。
*  20本以上歯をもっている割合は、60歳未満では86%、70歳未満では70%、80歳以上では29%。
現在、歯磨きを1日に2回する人は全体の1/21日に3回以上磨く人は全体の1/4となり、国民それぞれが自分の歯を大事にしている。
長生きしたいのなら、自分の歯を20本以上保とう。
歯を保つかどうかは自分しだい。歯を失う、その結果としての短命は自己責任。

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1. 歯と寿命
自分の歯を大事にすることは、長生きするための絶対条件。
健康を維持し、固い物、大きなもの、何でも食べることができる楽しみを続けるには、自分の歯を1本たりとも失わないこと。
歯を失うごとに人生の楽しみが減り、生活の快適さが損なわれ、寿命が短くなる。
 
1)  動物は動けなくなる、あるいは歯を失うと死に至る
捕獲、調査などによりとらえられた自然界の動物は、いずれも歯が生えそろい、離せばすぐに自然界に戻り生き続けることができる。砂漠や草原で目にする動物の死骸はどれも頭がい骨、背骨及び頭蓋骨の下方に生えそろった歯が見える。博物館に展示されている古代の恐竜化石、現代動物の骨格にはきれいに並んだ歯が残っている。
このように、自然界において、動物は生きたまま、死骸のいずれであっても歯を失った動物を目にすることはない。
 
動物は自分で食べ物を取ることができなくなる、すなわち、けが、病気あるいは年老いて動けなくなると食べ物を入手することが難しくなる、外的から襲われても逃げることができなくなり死んでしまう。
 
動物は自然界において弱肉強食の中で生息しており、動物の大半は肉食動物に捕まる、事故、病気などで命を落とし寿命まで生き残るのはまれである。
もちろん、これらを運よく免れたにしても、歯を折る、歯の一部を損傷する、歯を失うと食べ物の咀嚼*1) 能力が低下する。自然界の動物は健康体であっても弱肉強食の世界で生き抜くのは大変なのに、食物をすばやく口から消化器官へ送ることにできなくなる歯の欠損は即、負け組に転落、身体の維持に必要な栄養分を確保できなくなり、そのうち死んでしまう。
 
*1)  咀嚼(そしゃく):食べ物をかみ砕き、細かくするとともに、口の中で唾液を分泌し消化器において吸収しやすいようにする作用。
 
2)  動物の寿命は歯が決定づける
動物園で飼われている動物たちは自然界とは異なりかなり長生きする。
動物園の動物の死ぬ要因は、むし歯や歯槽膿漏で歯を失うことによる。動物は人間のように入れ歯を入れることができないため、歯を失うと食べ物をかみ切る、すりつぶすことができずに次第に体力が衰え死んでしまう。
これらから、動物は天敵により捕食される、けが、病気がない状況では、歯の寿命が動物の命を決定づけている。
 
3)  人間の寿命は歯磨きにより伸びた
古い時代の人骨は、動物と同様に歯がきれいに生えそろったままの骸骨、ミイラがほとんどである。
縄文人の寿命は30歳、江戸時代でも50歳しかなかった。手入れをしない歯の寿命は50年と推定されており、これから、縄文時代には歯の寿命が来る前に命が尽いていた。
歯磨きの習慣がなかった江戸時代、人の寿命は50年、歯の寿命も50年と同じなので、歯がなくなるころには、命もなくなっていた。江戸時代の物語に良く登場する老婆は歯が抜け落ちてしまい、快適な生活をしていたとは思えない。当然、歯がない状態では、満足にものを食べることが難しくなるため、体力が低下し、歯を失ってから程遠くないうちに亡くなったであろう。
 
現代は歯磨きの習慣により、むし歯と歯槽膿漏が抑制され、年老いても食べ物を取り続けることができるようになったおかげで驚異的に寿命が延びた。
 
4)  入れ歯も寿命を延ばすが・・・
歯を失っても、なんとかものを食べ長生きしたいとのことで入れ歯が発明された。
入れ歯の歴史は古く、紀元前から使われ続けている。日本でも平安時代から入れ歯が使われはじめ、江戸時代では入れ歯師が庶民の入れ歯を作っていた。
その後入れ歯は発展し改良を加えられ現在の形状、取り付けかたへと変遷していった。
 
入れ歯の普及は、失った歯の機能を補完することにより人間の寿命を延ばすことに貢献している。
 
しかし、入れ歯はいくら巧妙に作られていても、実際の歯とは違うため、違和感がある、とりはずして消毒しないと匂いが発生し、ばい菌が増殖する、固い物は噛めないなどの欠点があり、やはり自分の歯と同等な機能は果たせない。
 
10年ほど前から、入れ歯の代わりにインプラントが出現し、現在日本人の2.6%がインプラントを使用している(表1)。
インプラントは外科手術と同様な方法でインプラントを口腔内に埋め込む方法であるが、まだ健康保険診療になってなく、施術時、処置後のトラブルも数多く報告されている。そのため、歯科関係の学会では、技術向上、トラブル防止のためのガイドライン作りが始まった。
  

表1 インプラントの有無  
                                                          厚生労働省 平成23年度(2011年)歯科疾患実態調査から引用

s-130121表1 

  ★「入れ歯」今昔物語、知識の部屋(入れ歯の歴史のお話)

http://www.wakaba-d.or.jp/builder/ireba/ireba1.html#ireba4
 
 
5)  自分の歯をたくさん残すことが最善の寿命対策
長生きの基本は、自分の歯を死ぬまで1本でも多く残すことにつきる。
自分の歯を大事に1本もかかさず保つことは、生活の快適さ、おいしくものを食べられる、歯科医にかかる費用、手間、治療のリスクを避けるなどから最善の対策である。
 
 
2. 80歳になっても自分の歯を20本以上保とう(8020運動)
2000年から、8020運動(ハチマルニイマル運動)が提案され、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうとの呼びかけが始まった。
この運動は、自分の歯が20本以上残っている人は、生活のすべてが自立して行えることから、健康で快適な暮らしを維持するためには、自分の歯がたくさん残っていなければだめだとのデータに基づいている。
 
以下の2つのサイトに、自分の歯を失わないためには、どうすれば良いのかをわかりやすく書いているので、一読してほしい。
 
80歳になっても自分の歯を20本以上保とう、8020推進財団
http://www.8020zaidan.or.jp/info/origin.html
 
いい歯を育てよう 日本人の歯の寿命をのばす
http://www.dentallife.info/
 
1)  歯の本数と生活自立度はリンクしている
自分の歯がたくさん残っているほど、生活自立度*2) が高いとのデータを紹介する。
 
*2) 生活自立度:寝たきり度とも言われ、日常生活をどの程度自立できているかを判定するもの。自立度が高いとは、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出できる状況を示す。
 
野本歯科医院 歯の基礎知識、歯と生活自立度
http://www.nomotosika.com/chishiki/chishiki_6.htm
 
2)  歯を失う原因
歯を失う原因の56%は歯周病、30%はむし歯、残りの14%は事故による欠損や歯列矯正による抜歯となっている
 
野本歯科医院、歯の基礎知識、歯を失う原因
http://www.nomotosika.com/chishiki/chishiki_9.htm
 
歯周病とむし歯は歯磨きにより防止できるので、毎日、きちんと歯磨きを励行したい。
事故による欠損はやむを得ない面があるが、歯列矯正による抜歯(通常犬歯の奥の歯を1本ずつ抜く)は自分の歯を4本失うこととなる。
アメリカでは12歳ごろに歯列矯正をするのが当たり前となっており、映画、テレビドラマの登場人物のみならず、ニュースのインタビューなどに出る一般人であっても誰もがきれいな歯並びをしている。歯並びが悪いのは、医療保険も払えないほど家庭が貧乏との暗黙の了解、ディベイトのように口頭による自己PRをし続けないと評価されない社会のため、乱杭歯では外見上、不利となっている現実がある。
 
3)  1人平均の歯の数
日本人は、どの程度自分の歯をもっているのだろう?
厚労省が行った、平成23年度(2011年)歯科疾患実態調査から引用する。
 
厚生労働省 平成23年度(2011年)歯科疾患実態調査
8020達成者は3人に1人以上で過去最高
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-23.html
 
人の歯の総数は、親不知を除くと28本ある。
2から、50歳未満の年齢では、自分の歯を27本保っている。年齢が高くなるにつれ、加速度的に歯を失い始め、80歳以上となると12本へと減少する。
 
ただし、このデータはあくまでも平均値である。表320本以上歯をもっている人の割合を見ると、80歳以上の29%が20本以上の歯を保っている。
 

2 一人平均現在歯数 (本)

s-130121表2 

4)  20本以上歯をもっている割合

20本以上歯をもっている割合は、平成23年度(2011年)では60歳未満では86%、70歳未満では70%、80歳以上では29%となっている。
 
すべての年代において、年が新しくなるほど20本以上歯をもっている割合が増えていることから、国民全体へ歯の重要性の情報がいきわたり、歯磨きの励行、早期治療、歯の検査などが普及してきた成果である。
  

3 20本以上歯を有する物の割合の年次推移 (%)

s-130121表3 

5)  歯磨きの頻度

歯の健康を保つために重要な役割を果たす歯磨き、他人はどの程度の頻度でやっているのだろうか?
 
4から、年ごとに歯みがきをしてない人が減少し、歯を磨く人の歯磨きの頻度は1日に1回から2回、あるいは3回へと増加している。
現在、歯磨きを1日に2回する人は全体の1/21日に3回以上磨く人は全体の1/4となり、国民の自分の歯を大事にしている様子がわかる。

4 歯磨きの頻度の年次推移(%)

s-130121表4 
6)  歯を保つかどうかを決めるのは自分
長生きしたいのなら、死ぬまで自分の歯を20本以上保つようにしよう。
歯を保つかどうかは自分しだい。歯を失う、その結果としての短命は自己責任。
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
1. 歯と寿命
 
★日本経済新聞 2012517日    らいふプラス 
インプラント、相次ぐトラブル
技術教育人気に届かず
ガイドライン整備急ぐ
 
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  1. 2013年01月21日 23:50 |
  2. 健康(ライフプラン 保険)