2023年4月16日
雑情報 (32-2)
家事が楽になるタイパ家電、ドラム式洗濯乾燥機
1.家電製品の流行の推移と動向 * 高度成長期、3種の神器と呼ばれたテレビ、洗濯機、冷蔵庫はまたたくまに普及。 * 1975年で既に9割以上の家庭でテレビ、洗濯機、冷蔵庫及び掃除機が使われた。 * 1995年頃から、VTR、レコーダー、CDなどのAV(音楽映像)機器が普及し、同時にパソコン、デジカメ、携帯電話が出現した。情報通信分野の技術革新のスピードはすさまじく、競争に負けた製品は市場から消えていった。 * 市場を席巻しているスマホもそのうち斬新的な性能をもつ機器に代わられる。 * 話題のChatGPT、クラウドなどを採用した家電が生活を便利、効率的にする。 * 一人、高齢者世帯は単機能の電子レンジとオーブントースターだけで十分である。 * エアコンはリビングルームから使われ始め、現在は一部屋に1台が当たり前。 2.家事を楽にする家電 * 若い世代、高齢者世代どちらも家事の負担を軽減できる家電を求めている。 * 若い世代は時間が足りないため自由時間を求めている。 * 高齢者世代にとって時間があるが、家事をするのがおっくうになり、手間を省ける、代行してくれる家電へ買い替えたい。 * 人は繰り返し作業を避けるため簡単、楽、短時間になるショートカットを模索する。 * 自由時間が見つかっても自分、他人にとって役立つ行動をするとは限らない。 * コロナ禍の在宅勤務中、家族の行動、日常生活がわかってきた。 * 洗濯、炊事、掃除などの家事、育児、介護をするには多大な手間と時間がかかる。 * 家事は常にバタバタしているわけではないが、その場を離れられない、他のことと併用しづらい作業といえる。 * タイパ(タイムパフォーマンス)家電を使うと多くの作業、工程、待ち時間を低減できるのみならず光熱費の低減が見込める。 * タイパ家電を購入する際はイニシャル、ランニングコスト、耐用年数、保証などを調査、算定しコスパに見合った製品がどうかを検討して決める。 3.ドラム式洗濯乾燥機 * ドラム式のメリットは洗濯物を投入すれば、乾燥が終わるまで手がかからない。 * ドラム式は従来の洗濯機の水道、洗剤などの半分程度の使用量で済む。 * ドラム式のデメリットは購入価格が高い、スペースが必要、乾燥後しわになる、衣類が縮む、乾燥後のフィルターなどの掃除がかかせないなど。 * 現在ほとんどの問題点は解決されており、価格、スペース、しわ以外は許容できる。 4.我が家で新規に購入したドラム式 * 洗濯機+浴室乾燥機を長年使用してきたが、耐用年数を超えた、タイパのドラム式が気になったので買い替えることにした。 * ドラム式の選定と購入にあたり、①洗濯する量を決める②洗濯物の量は乾燥機の容量で決まる③ドラム式が設置できるか?④据え付け、リサイクル、保証を確認した。 * シャープのES-S7G-WRを輸送、据え付け、リサイクル、5年保証で購入。 * ドラム式を半年使用したが、もっと早く買っておけばと思えるほどの便利な製品。 * 総合的にドラム式は洗濯の概念を変えるほどの画期的な家電である。 * ドラム式を使ったことがない家庭は、検討に値する製品。 |
1.家電製品の流行の推移と動向
1)家電製品の流行
高度成長期、家電製品(以降、家電と呼ぶ)の中で3種の神器と呼ばれたテレビ、洗濯機、冷蔵庫は生活を豊かにするためまたたくまに普及した。
時代は流れ、テレビは白黒からカラーへと変わり、その後アナログからデジタルへ移行し、現在は4K時代に突入し放送のみならずユーチューブ、ネットフリックスなどの映像コンテンツを楽しめるようになった。
洗濯機は洗濯と乾燥の両方の機能を持つドラム式洗濯乾燥機の関心が高まっている。
冷蔵庫は冷凍、断熱技術の向上により毎年のように省エネに優れた機種が発売されている。
2)家電の普及率
家電の普及率の推移を画像1に示す。
★図録▽主要耐久消費財の世帯普及率推移 (sakura.ne.jp)、(2023年4月14日)から引用
画像1 家電の普及率の推移
その後、電子レンジが発売され家庭の必需品となった。
エアコンはかなり昔に発売されたのに、普及するのに長い年がかかっている。
要因の一つとして、日本は南北に長く北海道と鹿児島では気温差が大きくエアコンの必要性がない地域があるためである。
その他、暑さ寒さは衣類、家の造りなどで対応できるし、昔は現在ほど真夏でも暑くなかったことによるのだろう。
1995年頃から、VTR、レコーダー、CDなどのAV(音楽映像)機器が普及し、同時にパソコン、デジカメ、携帯電話が出現した。情報通信分野の技術革新のスピードはすさまじく、競争に負けた製品は市場から消えていった。現在、市場を席巻しているスマホもそのうち斬新的な性能をもつ機器に取って代わられる。
話題となっているChatGPT、クラウドなどを取り入れた画期的な家電がより生活を便利、効率的にするだろう。
3)電子レンジの普及
電子レンジは発売当初は価格が高かったが、価格が下がったことにより広く使われるようになった。
単機能の電子レンジの他、オーブン機能を持つ電子レンジが普及している。
オーブンは手作り料理やお菓子を作る家庭には欠かせないが、今は電子レンジでほとんどの料理が作れるようになりオーブンの使用機会は減っている。
そのため一人家庭、高齢者家庭は単機能の電子レンジとオーブン機能を持つオーブントースターがあれば十分である。
4)エアコンの普及
エアコンの普及当初、リビングルームに設置され次に寝室、子供部屋と広がり、いまや一部屋に1台が当たり前になった。
地球温暖化に伴う夏の酷暑対策としてエアコンは家庭の必需品となっている。
北海道でさえ夏場はエアコンが欠かせなくなり、賃貸マンションはエアコン付きでないと借り手がいない。
反面、ウクライナ戦争に伴うエネルギー価格の高騰により、エアコンの電気代節約のため電気カーペット、コタツなどの暖房器具と併用する、暖房効率を上げるために扇風機、サーキュレーターが補助的に使われている。
エアコンはフィルターの自動掃除機能付きの機種が一般的になり、フィン、羽根車に付着するカビを減らすため加熱、冷凍対策を備えたタイプもある。最近は外気を取り入れられるエアコンも登場し技術の進歩に目が外せない。
2.家事を楽にする家電
1)若い世代、高齢者世代どちらも家事の負担を軽減できる家電を求めている
①若い世代は自由時間が欲しい
若い世代はなにしろ時間が足りない。報酬を得るための仕事、知識、教養を身につけるための勉強はもちろんのこと、それらの時間をぬってスマホで情報を得る、友人とつながる、ゲーム、漫画を楽しむなど一日中忙しい。
自由時間に確保することに奮闘している。
②高齢者世代は手間を省きたい
高齢者世帯にとって時間は有り余るほどあるが、老化に伴い家事をするのがおっくうになり、現在使っている家電から手間を省ける、代行できる家電へ買い替えようと検討している。
高齢者も若い世代と同様、時間を掛けず、手間をかけない機能を持つタイパ家電を求めている。
2)ショートカットを模索
人は同じことを何度もしなくてはならない場合、簡単、楽、短時間にならないかと考えて行動する。いわゆるショートカットを模索している。
ただし、考えるだけでは物事は変わらず、方法を探しまわり実行できるかにかかっている。
漫然と日常生活を過ごしているだけでは、自由な時間は生まれない。
3)自由時間の使い方は人それぞれ
自由時間が見つかっても、その時間を自分、他人にとって役立つ行動をするとは限らない。
自由時間にゲームをする、ユーチューブ、動画閲覧などで過ごす、身体を鍛える、友人、家族とコンタクトする人が大部分であろう。
これらは、自由時間が生まれたからこそ好きなことに費やすことができる。
家事に追われていたころには、自由時間をどう過ごすかなど考えたことすらなかったのに・・・
4)家事、家族の世話を体験し手間と時間がかかることを認識
コロナ禍により在宅勤務を経験すると、通勤時の拘束された時間がなくなった他、1日中自宅にいるため、家族の行動、日常生活がわかるようになった。
洗濯、炊事、掃除などの家事の他、育児、介護をするには多大な手間と時間がかかることを体験した。
常用している家電を使うには準備作業、途中観察、後片付けなど多様な作業をこなさなければ終わらない上、待ち時間があっても細切れされており何かをするにしても中途半端である。
家事は常にバタバタしているわけではないが、その場を離れられない、他のことと併用しづらい作業といえるかもしれない。
5)タイムパフォーマンス家電の採用が解決策
家事を軽減する方法の一つとして、タイムパフォーマンス(以降、タイパと呼ぶ)家電を使うと既存の家電より多くの作業、工程、待ち時間を低減させるのみならず電気、水道などの光熱費を低減させることが見込める。
現在、タイパに優れたドラム式洗濯乾燥機、食洗器、ロボット掃除機が人気となっている。
★タイパとは?Z世代に流行するコンテンツやその特徴、背景などを解説 | ツギノジダイ (asahi.com)、2023年4月14日
6)タイパ家電の採用前にコストパフォーマンスを確認する
ウクライナ戦争の影響を受け、タイパ家電を含む家電のイニシャルコスト(初期費用)は概略20%程度上昇した。
タイパ家電を購入する際は、イニシャルコスト、ランニングコスト(運転費用)、耐用年数、保証などを調査、算定しコストパフォーマンス(以降、コスパと呼ぶ)に見合った製品がどうかを検討した上で決めたい。
今回、我が家で昨年の9月に購入したドラム式洗濯乾燥機(以降、ドラム式と呼ぶ)について価格、性能、使い勝手、時短、メンテナンス、ランニングコストなどについて以下に紹介する。
★イニシャルコストとランニングコストの違いとは?事例とともに解説!|経費精算システム「楽楽精算」 (rakurakuseisan.jp)、2020年9月30日
3.ドラム式洗濯乾燥機
1)洗濯と乾燥
洗濯は毎日やらなければならない家事の一つである。
洗濯が嫌われる要因は、
①毎日やる作業
②洗剤、漂白剤、柔軟剤を必要量洗濯機に投入する
③洗濯、すすぎ、脱水時に騒音がある。特に脱水時のモータ音が大きい
④一番、手間がかかるのは乾燥工程
通常の洗濯機の場合、脱水された洗濯物を干す工程が必要になる。
屋外、室内干し、浴室乾燥機、乾燥機を使う場合、いずれも洗濯機から洗濯物を取り出し、干す作業に手間がかかる。特に冬場は脱水後の洗濯物であっても冷たく嫌になる。
また、乾燥したかどうかを確認後、洗濯物を取り込むが、十分に乾燥するまで取り込めず、取り込み時間の予測が難しく、待ち時間が必要となる。
2)ドラム式のメリット
ドラム式の最大のメリットは洗濯槽に洗濯物を投入すれば、乾燥が終わるまで何も手がかからない。
ドラム式の運転時間は4時間程度であるが、十分に乾燥している。
乾燥後、洗濯物を取り出してたためばよい。
タオル類はふっくらと仕上がり新品同様になる。
ドラム式は少ない水で洗濯するので、従来の洗濯機の使用水量の半分程度で洗えるため、洗剤、漂白剤、柔軟剤の使用量も半分で済む。
3)ドラム式のデメリット
ドラム式のデメリットは購入価格が高い、設置の際スペースが必要、乾燥後しわになる、衣類が縮む、乾燥後のフィルターなどの掃除がかかせないなど。
しかし、技術の進歩によりほとんどの問題点は解消されており、価格、スペース、しわになる以外は許容できると思う。
★ドラム式洗濯機のデメリット|乾燥機付き洗濯機はどう?欠点は?【二度と買わない?】|ランク王 (rank-king.jp)、2023年4月15日
★ドラム式洗濯機のメリット・デメリットは?縦型洗濯機との違いや選び方のポイントを徹底解説|【アットホーム】住まい・不動産のお役立ち情報&ツール (athome.co.jp)、2023年2月9日
価格が高い要因一つは乾燥時の電気代削減のためヒートポンプ式が使われている。ヒートポンプ式は洗濯機にエアコンを付けたことと同じなので5万円程度のコストアップになる。また、使用後に必須のフィルター清掃を怠たるとヒートポンプのフィンにほこりがつまり運転不能となる可能性がある。とどのつまり、ヒートポンプユニットを交換するはめになるかも?
家電は余計な機能を付けるほど価格は上がり、トラブルは増える。
ドラム式の基本性能を重要視するなら、ヒータ式で十分である。
現在、家電価格が高騰しておりイニシャル、ランニングコストを総合評価するとヒートポンプ式の優位性は失われてしまった。
メーカは相変わらず価格の高い、利幅が大きいヒートポンプ式ばかり発売している。
4.我が家で新規に購入したドラム式
1)従来の洗濯、乾燥のやり方と問題点
我が家は1日に1回縦型洗濯機(画像2)で洗濯を行い、脱水した洗濯物は浴室乾燥機(画像3、4)で乾燥していた。
画像2 縦型洗濯機 11年6カ月使用し廃棄
日立製 NW-6MY
2011年11月38,970円で購入し2022年9月まで使用
画像3 浴室乾燥機
TOTO製 TYB3011GA
2017年6月に100,000円で購入し使用中
画像4 浴室暖房乾燥機の制御パネル
TOTO製 TYB3011GA
長年使用していて気になったことはインバータ制御ではなかったため脱水時の騒音が大きい、洗濯物を入れすぎると洗濯物が槽内部で偏り脱水中に運転が止まる、浴室乾燥機で洗濯物を干す、取り込む作業が面倒だった。また、浴室乾燥機での電気代が高いので減らしたいと考えていた。
★洗濯機のインバーターって何?電気代や水道代が安くなるの?! | 工具男子新聞 (electrictoolboy.com)、2020年6月7日
2)ドラム式の検討
既存の洗濯機は購入後11年を経過しすでに耐用年数を超えているので、買い替えるべく各種洗濯機の情報を集めた。
ドラム式を検討する中、価格、性能が満足できる機種を見つけたのでドラム式へ切り替えることにした。
3)ドラム式の機種選定と購入
①家族が洗濯する量を決める
機種選定にあたり、夫婦と2人の家庭が洗濯する量は、一人1日当たり1.5kg/日人から1日3kgの洗濯物となる。
★洗濯機・衣類乾燥機:洗濯機を選ぶ前にココをチェック!:日立の家電品 (hitachi.co.jp)、(2023年4月14日)
②洗濯物の量は乾燥機の容量で決まる
ドラム式は洗濯と乾燥まで一貫して行うので、ドラム式の最大乾燥量を通常洗濯する量としないといけない。ドラム式はおおむね洗濯量の半分が乾燥量なので、洗濯+乾燥するなら乾燥量を目安とする。
また、ドラム式の扉の開閉方向が右開き、左開きかを決める。
★洗濯機に入れすぎはNG?洗濯物を入れる量を今すぐチェック! (mynavi.jp)、2021年2月21日
③ドラム式がきちんと設置できるか?
ドラム式は従来の洗濯機より一回り大きく、100kg以上の重量があるため、洗面所に設置されている洗濯機パンに収まるか、運搬経路が確保されているか、ドラム式が壁の水道栓にぶつからない、排水口にドラム式の排水ホースが接続できるかなどがクリアにならないと設置できない。
設置の詳細は購入する家電メーカのサイトに詳しく記載してあり、ひとつずつ確認する。
★【この洗濯機うちに置ける?】洗濯機購入前のチェックポイントは?自分でできるの? - 白物家電ブログ (siromonoblog.com)、2023年3月11日
④据え付け、リサイクル、保証
ドラム式は寸法が大きく、重量があるため専門の作業員2人いないと据え付けが難しい。同時に既存の洗濯機を撤去、廃棄作業を据え付け時に行ってもらうと便利。
これらから、据え付け、既存洗濯機のリサイクル込みで購入するのが便利。
また、ドラム式は従来の洗濯機と比較し耐用年数が短いので、保証をつけた方が安心できる。
4)ドラム式の購入、設置(画像5、6)
2022年10月にシャープのES-S7G-WRを輸送、据え付け、既存洗濯機のリサイクル、5年保証、税込み135,146円で購入した。
★ES-S7G | 洗濯機:シャープ (jp.sharp)、2023年4月15日
2022年2月発売後、半年を経過していたのでかなり値下がりしていた。底値は2023年の2月頃だった。
★価格.com - シャープ ES-S7G-WR 価格比較 (kakaku.com)、2023年4月15日
画像5 ドラム式
シャープ製 ES-S7G-WR
洗濯7kg、乾燥3.5kg
画像6 ドラム式と設置している洗面所
右下:シャープ製 ドラム式
左上:洗面所用暖房機 ゼピール製DWC-A1204-WH
★人生と生活に役立つ情報マガジン ヒートショックを和らげるため浴室、洗面所及びトイレに暖房機を設置しよう (fc2.com)、2018年2月7日
右上:洗面所用扇風機、山善製YWX-BGD301
★人生と生活に役立つ情報マガジン 洗面所に扇風機を取り付け (夏場の入浴が快適になり、高齢者の転倒防止に役立つ) (fc2.com)、2018年8月17日
設置などは作業員2人が30分で既存洗濯機の防水パンからの撤去、ドラム式の据え付け、給水配管、排水口へのフレキの接続を行い、リサイクル回収、梱包材の撤去を終えた。
5)ドラム式の試運転~
据え付けが終わり、さっそく試運転を行った。
第一印象はドラム式に変えたことで、洗濯が格段に楽になり、乾燥までの時間も短くなった。その上、利便性が大幅に良くなり、もっと早くドラム式に買い替えればよかったと思う。
要点は、
・ドラム式に変えたことで、洗濯物を投入すると、概略3~4時間で乾燥まで終わる。
・洗濯、すすぎ、脱水、乾燥まで自動で行われる。
・乾燥後は衣類、タオルなどを折りたたみ所定の場所へ置けば終了。
・その後、排気口とドラムの周りのゴムシールなどに付着した綿ごみを取り除けばメンテも終わり。必須となっている排水口の清掃は1週間に1回の頻度。
・ドラム式に使う電気、水道、洗剤などの使用量は既存の洗濯機+浴室乾燥機を使用していた場合と比較すると電気使用量は2割程度減少(画像7)、水道使用量は少し減少し、洗剤などは半減した。
画像7 ドラム式を10月に購入した前後の電気使用量
10月以降、節電を行ったこともあるが、ドラム式に買い替えた後1~2割電気使用量が減少
6)半年間使用した感想
①使用状況と感想
ドラム式を今まで通り、毎日1回使用している。
ドラム式の最大乾燥容量3.5kg前後で洗濯物を洗濯、乾燥しているためまったくトラブルはない。
洗濯物を投入すると、洗濯物の量を自動で計測し重量と想定終了時間が表示されるので、その量に応じた洗剤、漂白剤、柔軟剤を所定のケースへ入れるだけ。
上級機種は洗剤などの自動投入装置があるが、手動で入れても負担ではない。
なにより、洗濯物の量に応じセンサーで乾燥状況などを検知し自動で運転時間を調整してくれるので、乾燥終了時、洗濯物はからっとしている。
ドラム内の投入物が偏り、振動が出る、運転が停止することはなかった。
運転時間は3~4kgの投入した場合、乾燥を終えるまで3~4時間。
乾燥時に水分を含んだドラム内の空気を水冷除湿後、洗面所内に排気しているため、洗面所の湿度が20%ほど上がる。
洗濯、脱水、乾燥時ともインバータを採用しているため、騒音は既存の洗濯機よりかなり小さい。
乾燥した洗濯物を取り出した後、ドラム内にカビが繁殖しないようプラズマクラスターの運転を1時間行っている。同時にヒータで高温になったドラムなども冷やしている。
洗濯が格段に楽になったのみならず、使用する洗剤、電気、水に使用量も減り良いことばかり。
ただし、夏場は水冷除湿のための水道水の温度が高くなり水道の使用量が増えると想定される。
②ドラム式について
総合的にドラム式は洗濯の概念を変えるほどの画期的な家電である。
ドラム式の構造、性能はほぼ完成の域に達しており、技術的蓄積がある大手メーカの製品を買えば、買い損ねることはない。新規ドラム式へ進出したメーカの製品は要注意。
最近は新製品であっても、型番のみを変えたのみで中身は同じ機種が多いので、1年前の製品を購入するのも賢い消費者である。
ドラム式を使ったことがない家庭は、検討に値する製品。
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
★現代の社会人は忙しい!大人世代にこそおすすめしたい効率・生産性UPのためのタイパ家電 (thanko.jp)、2023年4月13日
★2023年の家電は時間帯効果でセレクトしよう! 忙しいあなたに向けた”タイパ家電”のご紹介 | スマートホーム(スマートハウス)情報サイト | iedge、2023年4月14日
★編集部が「タイパ重視」で選ぶ生活家電。家事がさらに効率的になる厳選16【Amazon新生活セール】 | ライフハッカー・ジャパン (lifehacker.jp)、2023年3月5日
Author:当仁覆面士
専 門:機械技術者