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雑情報 (63-4) 家電製品、設備を使い続けるには清掃が欠かせない

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雑情報 (63-4)

家電製品、設備を使い続けるには清掃が欠かせない

(エアコン、換気扇、布団乾燥機、ファン式暖房機)

 

要旨

1.日常使っている家電製品、設備の清掃、メンテナンス

* 家電製品、設備など(以降は家電などと呼ぶ)の機能を維持しながら寿命になるまで使い続けるには、定期的な清掃とメンテナンスが欠かせない。

* 家電などで清掃、メンテナンスを必要とするものは、吸気口に取り付けられているフィルター。

* エアコンなどのプラスチック製のネット状フィルターは掃除機でホコリを吸引して清掃、それでも汚れが落ちない場合は水洗いする。

* 空気清浄器・除湿器などに使われている高性能(HEPA)フィルターは掃除機で清掃、水洗いは不可なので掃除機で吸引するだけ。

* HEPAフィルターに付着したホコリにカビが生えて臭気が発生してきたら新品に交換。

* 台所用換気扇向けの繊維状のフィルターは油でべとべとしてきたら新品に交換。

* 家電などのファン、羽根、吸排気口の清掃は取扱説明書に従い清掃を行う。

この際、ネットを検索の文書、画像、動画の紹介は参考になる。

* 取扱説明書に清掃などの記載がない場合、清掃を行うのは、自己責任。

保証期間が切れ後、自分の判断、自己責任で機器のケースを外し内部の清掃を行う。

この際、役立つ情報はネット上から見つける。

 

2.清掃が必要な家電など

* 日常頻繁に使用している家電製品の中で清掃の頻度が多いのは掃除機である。

* 台所用換気扇は必需品のため掃除も欠かせない。

台所用換気扇はフィルターが油分除去に大きな役割を果たしている。

* 自動清掃機能付きエアコンであっても、ダストボックスに集められたダストは半年に1回程度の頻度で捨てなければいけない。

* 従来型のエアコンは、構造がシンプルなため2週間に1回のフィルター清掃のみ。

* 24時間換気扇の場合、換気扇のフィン(羽根)にホコリが付着すると換気量が減少するため、定期的な羽根の清掃が必要。

* 浴室暖房乾燥機のフィルターは定期的に清掃する。

* 除湿器、空気清浄器は吸い込み口にフィルターが設置されているので、フィルターの清掃を行う。

* 布団乾燥機、ファン式暖房機は使用時間が少ない、冬季など期間限定で使われるため、フィルターの清掃は忘れがちである。

* 布団乾燥機の取扱説明書を読み、忘れずにフィルターの清掃をしよう!

* トイレ用のファン式暖房機は、トイレ紙から紙粉がたくさん発生するため、2か月に1回ぐらいフィルターの掃除をする。


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1.日常使っている家電製品、設備の清掃、メンテナンス

1)耐久消費財は清掃、メンテナンスが必要

家電製品、設備など(以降は家電などと呼ぶ)の機能を維持しながら寿命になるまで使い続けるには、定期的な清掃とメンテナンスが欠かせない。

 

家電などは定期的に清掃を行わないとしだいに性能の低下、故障の原因となるばかりか室内環境の悪化を引き起こしかねない。

 

2)家電などのフィルターの清掃

家電などで清掃、メンテナンスを必要とするものは、吸気口に取り付けられているフィルター。

 

電気によりファンなどを回し吸排気する家電などは、室内のほこりも同時に吸い込むため、羽根、吸気口の周囲にほこりが付着する。

 

もちろん、家電などによっては、フィルターが取り付けられていないものもある。

それらは使用時間が短い、フィルターがあってもなくてもホコリは羽根などに付着するのでフィルターを付けてもしかたがないこともある。

逆にフィルターを追加することにより機器が複雑になる、コストアップ、フィルターがあってもファンなどの清掃は必要であるなどからフィルターを付けないなど。

 

(フィルター清掃の順番)

第一段階:家電などに取り付けられているフィルターの清掃

エアコンなどのプラスチック製のネット状フィルター(破損しなければいつまでも使える)は掃除機でホコリを吸引して清掃、それでも汚れが落ちない場合は水洗いする。

空気清浄器・除湿器などに使われているの高性能(HEPA)フィルターは掃除機で清掃、水洗いは不可なので掃除機で吸引するだけ。

台所用換気扇向けの繊維状のフィルターは油でべとべとしてきたら新品に交換する。

 

第二段階:フィルターの交換

空気清浄器・除湿器などのHEPAフィルターは長年使用していると、フィルターに付着したホコリが掃除機では完全に取り除けなくなる。年数がたつと付着したホコリにカビが生えて臭気が発生してくる。

このような状態になったらHEPAフィルターを新品と交換する。

 

3)家電などのファン、羽根、吸排気口の清掃

第一段階:取扱説明書に従う

取扱説明書にファンなどの取り外し、清掃方法が記載されている場合、取扱説明書に従い清掃を行う。

 

この際、ネットを検索をすると、同じ/同等の製品の具体的な清掃方法が文書、画像、動画で紹介されているので参考になる。

 

第二段階:取扱説明書に記載がない場合はネット情報を元にする

取扱説明書に機器内部のファンなどの清掃方法が載っていない場合もある。

 

取扱説明書にケース(外枠)の取り外し、内部の清掃などの記載がない場合、ケースを取り外す作業から自己責任の範囲になる。

そのため、原則、製品の保証期間中はケースの取り外しは行わない。

通常、メーカ保証期間の1年以内に清掃などのためケースを取り外すことはほとんどないだろう。もし、1年以内に運悪く故障に遭遇したら、機器の設計、製造時の不良による初期故障なのでメーカ責任で対処してくれる。

 

保証期間が切れたら、自分の判断、自己責任で機器のケースを外し、内部の清掃を行う。

 

この際、役立つ情報はネット上から見つける。

ネットに必要な情報はたくさんあるので、グーグルの検索を使い探し出そう。

文章、画像、動画のサイトを調べれば知りたい情報は入手できる。

日本を含み世界中に日常生活で困ったこと、便利なこと、知っておくと役立つことなどがたくさん掲載されており、あとは情報の宝庫から自分が欲しいコンテンツを引き出すだけ。

 

(参考)メーカの販売方針

メーカの判断として、機器の使用条件、運転時間などから機器が廃棄されるまで清掃が不要とのケースも多い(ノーメンテナンスで使い続けられる)。

一方、一部メーカの製品はユーザが勝手に清掃などをすると、メーカがメンテナンス、交換部品などで儲けることができなくなるため、あえて情報を載せていない。

 

プリンターメーカが純正インク以外はユーザに使わせないように様々な手段を駆使している事例。最近のスマホは、ユーザがバッテリーを簡単に交換できないような構造になっているなど、類似の事例が多々ある。

 

 

2.清掃が必要な家電など

1)掃除機

日常頻繁に使用している家電製品の中で清掃の頻度が多いのは掃除機である。

 

従来のバッグ式の掃除機のみならず、今人気のスティック式掃除機にいたるまで、集塵したゴミは紙バッグ、サイクロン容器にたまったら捨てないといけない。

 

生きている限り、部屋にちりが散乱、ホコリが堆積するのでホコリを吸引する掃除機と吸引したゴミ捨てから逃れられない。

 

2)台所用換気扇

台所用換気扇は必需品のため掃除も欠かせない

ガスコンロを使う際、まず台所用換気扇を回し、料理中のコンロの熱気、加熱中の臭い、発生する油煙、ガス燃焼に伴い発生するCO2、一部生成されるCONOxなどを室外へ排気している。

 

このため、台所用換気扇の掃除を怠ると、冷えて固まった油脂が換気扇の下部、胴体の内外、吸気口グリッドに固着する。油脂が増えると茶褐色の油滴がガスコンの上に落下してくる。

こうなると油滴をふき取るのが大変になり、やむなく台所用換気扇を掃除することとなる。

 

(参考)オープンキッチン

現在トレンディとなっているオープンキッチン付きの広いリビングは見栄えがよいが、台所用換気扇の設置位置、フードの場所、風量、キッチンの開放の程度により料理時の油煙がしだいにリビングへ広がり油臭くなる。

 

キッチンは料理中の熱気、油料理で発生する油煙、にんにくなどの料理中の匂いなどがキッチンに面した部屋へ拡散しないことが望ましい。

 

見栄えと料理の準備、後片付けの手間少なくすることを重要視しすぎると、キッチンの本来果たすべき役割が果たせない。

オープンキッチン付きのリビングでは、料理を食べ終わったあとも油などの臭いが残る部屋で過ごさざるを得ない。見栄より快適さを取りたいものである。

 

フィルターも重要な役目を果たしている

換気扇の吸気口(排気口グリッド)にフィルターを取り付けている場合、フィルターで油分を除去するため、換気扇の本体部へ吸引され付着する油の量をかなり減少できる。

 

しかし、フィルターを使っていても油煙はフィルターを潜り抜け、吸気口グリッド、換気ファンの羽根、枠の内外に付着する。

  

図1家電の清掃MG_7216

画像1 台所用換気扇の油煙で汚れた100均のフィルター

1か月使用後、フィルターが黄色くなっている。

  

図2家電の清掃IMG_7219

画像2 台所用換気扇の吸気口に設置されたグリッド(6か月使用後)

フィルターを使用していても油脂がグリッドに付着し黄色くなっている。

  

台所用換気扇の清掃

台所用換気扇の清掃の仕方などはネットに情報があるので、参考になる。

 

台所用換気扇の清掃頻度は、毎日食事を作っている家庭なら換気扇本体の回転翼、胴体、内部の清掃は1年に1回、清掃の所要時間は1時間。

フィルター交換の頻度は12か月に1回、所要時間は10分程度。

  

図3家電の清掃IMG_7225

画像3 台所用換気扇の回転翼(6か月使用後)

フィルターを使用していても油脂が回転翼に付着している。

  

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画像4 台所用換気扇の枠(ケーシング)(3年程度使用後)

フィルターを使用していても油脂が枠に付着している。

  

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画像5 清掃後の台所用換気扇の回転翼

薄っすらと油脂がこびりついているが、当初の8割がたの油脂は除去された
  

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画像6 台所用換気扇のフィルター

100均(4回分で108円)の換気扇用フィルターを取り付け

フィルターの固定は付属の永久磁石を使用

このフィルターは今後12か月間は使える。

  

我が家の例を以下に示す。

 

雑情報 (63) 自分で台所用換気扇(レンジフード)を掃除する、2016129

http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-305.html

 

3)自動掃除機能付きエアコン

フィルターの清掃が欠かせない

エアコンの普及が進み、現在、各部屋1台設置されている。また、リビング向けなどのエアコンにフィルターの自動清掃機能付きが普及したことによりフィルター清掃の手間がなくなった。

 

新たな機能の普及とフィルター清掃の重要性が知られるにつれ、通常のエアコンを使っている家庭においてフィルター、回転翼、冷却フィンの清掃の重要性が広く認識されるようになった。

 

ダストボックスのダスト捨て

自動清掃機能付きエアコンであっても、ダストボックスに集められたダストは半年に1回程度の頻度で捨てなければいけない。

ダスト捨てを怠るとダストボックスからダストがあふれ自動清掃機能にトラブルが発生する。

 

送風ファンや吹き出し口部のダストの付着はカビの飛散、不快な臭気の発生元となるため、半年に1回の送風ファン(回転翼)、吹き出し口部の清掃は欠かせない。

 

なお、自動清掃機能付きエアコンのダストボックス、そのたダスト収集ブラシなどの清掃は取扱説明書の清掃方法に従い行えばよい。

  

画像7家電の清掃IMG_4898

画像7 三菱電機製自動清掃機能付きエアコン

 

 

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画像8 自動清掃機能付きエアコン

ダストボックス(左端にある)の清掃のため本体カバーを取り外した

 

 

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画像9 自動清掃機能付きエアコンの清掃が欠かせない部品

清掃のため取り外した 左:フィルター、中央:ブラシ、右:ダストボックス

 

 

4)従来型のエアコン(自動掃除機能なし)

フィルターの清掃

従来型のエアコンは、構造がシンプルなため2週間に1回のフィルター清掃のみである。

エアコンのカバーを上方に持ち上げ、プラスチック製のフィルターを取り外して、掃除機で吸引、ダストがフィルターに固着して汚れが取れない場合は水洗いし乾燥して取り付ける。

 

 

画王10家電の清掃IMG_4908

画像10 富士通製従来型のエアコン

 

 

画像11家電IMG_4909

画像11 従来型のエアコン

本体カバーを持ち上げるとフィルターが見える

 

 

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画像12 従来型のエアコンのフィルター

 

 

5)その他の換気扇

洗面所兼トイレ換気扇

洗面所兼トイレ換気扇、浴室暖房乾燥機にフィルターがついていれば、フィルターを清掃する。

 

24時間換気扇の場合、換気扇のフィン(羽根)にホコリが付着すると換気量が減少するため、定期的な羽根の清掃が必要となる。

 

雑情報 (63-2) 洗面所兼トイレ換気扇、浴室暖房乾燥機の清掃&浴室暖房乾燥機及び洗面所用暖房機設置の勧め、20161231

http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-306.html

 

浴室暖房乾燥機

浴室暖房乾燥機はフィルターが付いている場合、定期的に清掃する。

  

画像13家電IMG_7923

画像13 左:TOTO製浴室暖房乾燥機用のフィルター

右:富士通製従来のエアコンのフィルター

 

 

6)除湿器、空気清浄器

除湿器、空気清浄器は吸い込み口にフィルターが設置されているので、フィルターの清掃を行う。

 

フィルターによっては、プラスチック繊維と高性能のHEPAフィルターの組み合わせになっており、取扱説明書に従い清掃を行う。

  

画像14家電IMG_7922

画像14 左:シャープ製除湿器のHEPAフィルター

右:日立製布団乾燥機のフィルター、プラスチック繊維とHEPAの組み合わせ

 

 

7)布団乾燥機、ファン式暖房機

布団乾燥機、ファン式暖房機は使用時間が少ない、冬季など期間限定で使われるため、フィルターの清掃は忘れがちである。

 

布団乾燥機、ファン式暖房機のフィルター清掃を忘れずに!

特に布団乾燥機は購入時に取扱説明書を読んでいないと、フィルターの清掃があること自体を知らないまま使い続け故障や発熱を起こすこともある。

布団乾燥機は空気を吸い込んで排出する家電製品なのでフィルターの清掃が欠かせない。清掃方法は取扱説明書に従う。

 

我が家の実績によると、布団乾燥機は運転時間:1時間×20回ほど使用したらフィルターを清掃しないといけないようである。画像14を参照。

 

ファン式暖房機は収納時にフィルターを清掃する

ファン式暖房機は布団乾燥機と同様、秋の終わりの11月~春が始まる4月までの期間限定で使用するため、フィルターの清掃を忘れてしまうことがある。

取扱説明書に従い、ケースを外し内部にあるフィルターを取り出して清掃する。

 

i) 洗面所用のファン式暖房機

洗面所に設置するファン式暖房機は、4月に入り暖房機を使わなくなったらフィルターを清掃する。

 

ii)トイレ用のファン式暖房機

トイレ用のファン式暖房機も洗面所と同様の期間使用するが、トイレ紙から紙粉がたくさん発生するため、1月末ごろ1回目のフィルター清掃を実施しないとフィルターがびっしりと目詰まりしてしまう。

 

 

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画像15 アイリス製トイレ用ファン式暖房機

 

 

画像16家電IMG_7235

画像16 トイレ用ファン式暖房機のケースを取り外した

使用2か月でフィルターの全面に紙粉がびっしり付着

 

 

画像17家電IMG_7237

画像17 トイレ用ファン式暖房機のフィルター

1枚は繊維状、もう一枚は活性炭紙

臭気軽減用の活性炭紙はワンシーズン効果があるとは思えない、気休め程度だろう


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  1. 2019年09月01日 15:16 |
  2. 節約(家電 通信費)