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雑情報 (50-3) 子供が欲しい夫婦は早めの不妊治療を!若い女性は子宮頸がんの検診とワクチン接種を

20121117
雑情報 (50-3)
    子供が欲しい夫婦は早めの不妊治療を!
        若い女性は子宮頸がんの検診とワクチン接種を
 
要旨
1.子供が欲しい
夫婦生活を送っているカップルは60%が半年以内、80%が1年以内、90%が2年以内に妊娠する。
子供が欲しい夫婦は20代なら2年経過して妊娠しない、30代以降なら1年経過して妊娠しないのなら、不妊治療の医院を訪れることが望ましい。
 
不妊治療は、早く始めるといろいろな対応方法がとれ、費用もかからず、子供を授かる割合も高くなる。
不妊治療を躊躇している間にも、日々卵子の老化は進み、ますます妊娠しにくくなるため、30代を過ぎて子供が欲しいなら早く産婦人科や専門医に相談しよう。
 
2.卵子の老化
卵子(原始卵胞)の個数は生れた時から減り続ける。
女性の体内に原始卵胞が有り続けることから、女性は閉経するまでは腹部のレントゲン撮影は原始卵胞に異常を起こす可能性から、やむを得ない事情がある以外は避けるべきである。
原始卵胞は何十年も生き続けるが、年齢の共に数が減るだけでなく老化していく。
原始卵胞が老化すると、排卵されても卵子の機能を持たない卵子が増え、かつ染色体異常を持つ卵子も増えてくる。その結果、受精しても成長しない、着床しない、流産してしまうなどが増えてくる。
染色体異常は年齢に関係なく発生するが、年をとるほどその発生が増えてくる。
日本では32歳以下の妊娠、出生では15%以下の流産・死産であるが、35歳を越える と20%を超え、それより年齢が高いと加速度的に流産・死産が増える。
外見がいつまでも若々しくとも、実年齢とともに卵子は確実に老化していくため、子供を授かりたいなら、妊娠適齢期間の2535歳を絶対に逃すことがないようにしよう。
 
3.不妊原因の半分は男性
不妊の原因割合は概略女性6割、男性4割となっており、男性も不妊の原因。
精子は、10歳になったころから作られ始め、死ぬまで作り続ける。
精子を製造する精巣は年を取るにつれ老化していくため、40歳以上になると遺伝子異常などが増え始めるため妊娠力が低下する。
男性不妊の予防は、精子を作る睾丸の温度を高くしないことに尽きる。
日常生活の中で、下着は放熱が良い熱がこもらないトランクスを着用する、熱い風呂に入らない、長い時間風呂につからない、サウナを控えることは常識。
 
4.若い女性は子宮頸がんの検診とワクチン接種を
子宮頸がんのワクチン接種、及び2年に1回の子宮頸がんの検診を受け続けるとほぼ確実に子宮頸がんにかかるのを予防できる。 

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1.   子供が欲しい
1)   不妊とは
子供が欲しい夫婦が一定期間、通常の夫婦生活(避妊しない)を行っているにも関わらず、妊娠しない場合を不妊症と呼ぶ。
 
一定期間の取り方には国や機関により異なるが、日本産婦人科学会(JSOG)、世界保健機構(WTO)及び国際産婦人科連合(FIGO)は2年間、アメリカ生殖医学会(ASRM)は1年となっている。
 
2)   妊娠率
通常、夫婦生活を送っているカップルは60%が半年以内、80%が1年以内、90%が2年以内に妊娠している(累積妊娠率)。
 
このデータからわかるのは、夫婦のうち、80%が1年以内、90%が2年以内に妊娠していることから、最初の1年間に妊娠できなかった夫婦の割合は全体の20%となる。そのうち50%が1年目以降2年以内に妊娠しているが、50%は妊娠できていない。
 
1、図1は実際の年齢別の自然妊娠率をまとめたものである。
 
1 自然妊娠率
女性の年齢
妊娠率*1)
妊娠するまでの平均月数*2)
1年以内の妊娠率
20代前半
25
4
97
20代後半
2015
57
9386
30代前半
10
11
71
30代後半
8.3
13
64
*1) 妊娠確率の数値は慶応義塾大学病院 医療・健康情報サイト 不妊症から引用
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000142.html
*2) 妊娠するまでの平均月数は標準偏差(68.3%)による。

130105年代別累積妊娠率

1から、妊娠率は月(28日周期)に1回の排卵あたり平均1025%であるが、女性の年齢が高くなると妊娠率は低下し20代前半は25%、20代後半は15~20%、30代前半は10%、30代後半は8.3%へ低下する。
 
読み取れることは、20代前半なら妊娠率は25%もあり、平均4か月で妊娠、1年以内に97%の夫婦が妊娠している。それが30代前半となると妊娠率は10%に低下、妊娠するまでに11ヶ月かかり、1年以内に71%しか妊娠しない。
 
言い換えると、若い20代女性は、ほぼ100%妊娠できるが、それから10年経過、30代へ突入すると卵子の老化などによりなかなか妊娠しにくくなる現実を示している。
 
1から累積自然妊娠率はいずれの年代でも、月が経過すると曲線がフラットとなり天井を付ける。天井値は20代前半では100%寸前であるが、30代後半ではせいぜい80%止まりであろう。すなわち、基準となる妊娠率の天井は100%ではなく、年齢により次第にさがってくる。
 
これらから、通常の夫婦生活を送っていれば大半が1年以内に妊娠し、2年目以降の妊娠はあまり期待できない。
 
3)   不妊の診察、相談はなるべく早く
産婦人科、不妊治療のいずれのサイトを見ても、子供が欲しい夫婦は20代なら2年経過して妊娠しない、30代以降なら1年経過して妊娠しないのなら、不妊治療の医院を訪れることが望ましいとの見解。
 
不妊治療は、早く始めるといろいろな対応方法がとれ、費用もかからず、子供を授かる割合も高くなるのが現実である。
不妊治療を躊躇している間にも、日々卵子の老化は進み、ますます妊娠しにくくなるため、30代を過ぎて子供が欲しいなら早く産婦人科や専門医に相談しよう。
 
 
2.   卵子の老化
1)   卵子(原始卵胞)の個数は生れた時から減り続ける
卵子の元となる原始卵胞は母親の胎内にいるときに700万個作られ、女児として誕生した時には体内に200万個を保有している。その後、原始卵胞は増えることはなく一貫して減少しつづける。
 
女性の体内に原始卵胞が有り続けることから、女性は閉経するまでは腹部のレントゲン撮影や原発事故時のように放射線をあびることは、体内の原始卵胞に異常を起こす可能性から、やむを得ない事情がある以外は避けるべきである。
なお、放射線は原始卵胞以外にも、身体に受けると障害が発生する確率が増えるため、極力避けなければならない。
 
原始卵胞の数は小学校入学時に50万個、月経が始まる13歳までに30万個に減る。
月経が始まると、月経周期(平均28日)毎に月経開始の14日前に1個の卵子を排卵する。
 
月経周期に合わせ卵子1個を排卵するため、原始卵胞は毎日30~40個、月経1周期の間に合計1,000個を消失させている。たぶん、1,000個の原子卵胞から選別した最良の卵子1個を作るためであろう。
 
排卵は月経が止まる50歳まで続き、その間、1個×13(28/排卵)/年×37年(閉経年齢50歳-月経開始13歳)=481個を排卵する。
よって、女性は一生涯に400個程度の排卵を行う。
 
2、図2に年齢毎の原始卵胞の個数の推移を示す。
 
2 年齢別の原始放卵の個数
年齢
(歳)
状況
原始卵胞の個数
(個)
0
生れた時
2,000,000
6
小学校入学
500,000
13
月経開始
300,000
20
妊娠適齢期
200,000
25
150,000
30
100,000
35
40,000
40
妊娠限界
10,000
50
閉経
1,000
 
 
  130105年齢毎の原始卵胞
 
 
2)  卵子は年ごとに老化し、子供が産めなくなる
原始卵胞は何十年も生き続けるが、年齢の共に数が減るだけでなく、老化していく。
老化すると、排卵されても卵子の機能を持たない卵子が増え、かつ染色体異常を持つ卵子も増えてくる。その結果、受精しても成長しない、着床しない、流産してしまうなどが増えてくる。
 
染色体異常は年齢に関係なく発生するが、年をとるほどその発生が増えてくる。
 
自然の摂理には驚くべきもので、卵子、精子その他の異常があると受精しても成長しない、着床しない、最終的に流産、死産などにより、異常を持った子供が生れてこない仕組みとなっている。  

130105流産死産  
 3 年齢別の流産+死産の割合((流産数+死産数)÷出生数の割合)
 3から、日本では32歳以下の妊娠、出生では15%以下の流産・死産となっているが、35歳を越えると20%を超え、それより年齢が高いと加速度的に流産・死産が増えている。
 
現在の日本人女性の平均寿命は87歳となっているが、閉経年齢は昔の平均寿命が50歳しかなかった時代と同様50歳である
寿命が延びたせいで、女性は年老いても容姿は若々しく、運動機能の衰えは小さくなったが、閉経の年齢が延びていないことから、人間の子孫を残す機能は昔のままである。
 
外見がいつまでも若々しくとも、実年齢とともに卵子は確実に老化していくため、子供を授かりたいなら、外見の若さにごまかされ、妊娠適齢期間の2535歳を絶対に逃すことがないようにしよう。
 
 
3.  不妊原因の半分は男性
1)  男性も不妊の原因
従来、不妊の原因はもっぱら女性にあるとのことで、女性が辛い立場におかれていたが、不妊の情報が広がるにつれ原因は男性にもあることがわかってきた。
 
男女の原因割合は、不妊治療の医療機関により数値がかなり異なる(不妊の原因が男性:女性がほぼ同じとのデータが多いがデータ数、信頼性が不明)ため世界保健機構のデータを使った(表3)。
3から、不妊の原因割合は概略女性6割、男性4割となっており、男性も不妊の原因となっている。
 
3 不妊の原因
性別
世界保健機構(WTO)
要因
女性のみ
41
排卵障害
卵管
子宮
子宮内膜症
男性のみ
24
精子
勃起障害(ED
双方
24
 
不明
11
 
合計
100
 
 
 
2)  精子
精子は、10歳になったころから作られ始め、死ぬまで作り続ける。
卵子は生れた時から、年をとるにつれ数を減らす一方なのに、精子はいつまでも作られ、作られる精子の数は毎日5,000万~1億個、精子自体は老化せずに常に新しい精子が精巣から製造される。
なお、一回の射精で14億個の精子が放出され、その時の精子の濃度は5,000万~12,000/mlである。
 
しかし、精子を製造する精巣は年を取るにつれ老化していくため、40歳以上になると遺伝子異常などが増え始めるため妊娠力が低下する。
 
3)  男性不妊の原因と予防方法
男性不妊の主要因を表4、予防方法を表5に示す。
 
男性不妊の予防は、精子を作る睾丸の温度を高くしないことに尽きる。
風呂に入ると、睾丸が垂れ下がるのは、睾丸の温度が上がりすぎたため放熱により熱を逃がすためであり、寒いところにいると睾丸が縮こむのは逆に放熱を減らすためである。
 
日常生活の中で、下着は放熱が良い熱がこもらないトランクスを着用する、熱い風呂に入らない、長い時間風呂につからない、サウナを控えることは常識中の常識。ちょっと応用して、睾丸の付近の温度を上げないよう、かなりの熱を発生するノートパソコンを膝の上で使わないことは容易に理解できる。
 
表4 男性不妊の原因
順位
名称
概要
1
乏精子症
精子の濃度が2,000/ml以下。
自然妊娠には4,000/ml以上とされている。
2
無精子症
精液の中に精子がない。
3
精子無力症
運動能力のある精子が少ない。
4
勃起障害(ED
ペニスが勃起しない。
注)週刊東洋経済、2012721日発行、「みんな不妊に悩んでいる」を参考とした。
 
 
表5 男性不妊の予防
順位
男性の不妊対策
1
禁煙
2
下着はブリーフよりトランクス
3
適量の飲酒
4
長風呂、長サウナは避ける
5
自転車、バイクに乗り過ぎない
6
不必要な放射線はあびない
7
育毛剤を飲まない
8
規則正しい生活をする
9
ひざ上でノートパソコンを使わない
10
禁欲しすぎない
注)週刊東洋経済、2012721日発行、「みんな不妊に悩んでいる」を参考とした。
 
 
4. 若い女性は子宮頸がんの検診とワクチン接種を
不妊に関連して、子宮頸がんの予防、検診に関する情報を載せる。
 
子宮頸がんと聞くと、誰もが思い出すのはZARDの坂井泉水(さかいいずみ)が子宮頸がんの闘病中に事故により40歳で亡くなったこと、及び原発事故時に放送されたAC公共広告機構による子宮頸がん撲滅CMの仁科亜季子(にしなあきこ、38歳時に子宮頸がんを発病)であろう。
 
1)  子宮頸がんの検診
子宮頸がんは2年に1回の検診で死亡を減らす効果が大きいため若い女性は必ず受けるべき検診である。
 
国立がん研究センター、がん情報サービス、子宮がん検診の勧め、
子宮頸がんについて
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/uterine_cancer.html#prg1_1
 
 
2)  子宮頸がんワクチンの接種
子宮頚がんはワクチン接種により予防できる唯一のがんのため、世界各国で若い女性への接種が始まっている。
 
ワクチン接種はアメリカでは広く実施され、日本でもやっと無料、医療補助などが適応され接種率が増加している。
若い女性は、市区町村の広報誌を読み、子宮頸がんのワクチンをぜひとも接種しよう。
子宮頸がんのワクチン接種、及び2年に1回の子宮頸がんの検診を受け続けるとほぼ確実に子宮頸がんにかかるのを予防できる。
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考になる/参考とした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
3.  不妊原因の半分は男性
★週刊東洋経済  2012721日、「みんな不妊に悩んでいる」
P.4042 今や不妊は国民病です  男性不妊の原因はこれだ!
P.4445  あなたの精子を守るための10カ条
 
4.  若い女性は子宮頸がんの検診とワクチン接種を
★日本経済新聞、2009920日、最前線ことば、
ヒトパピローマウイルス(HPV)子宮頸がんの原因
 
★日本経済新聞、2010521日、らいふプラス、
子宮頸がん、ワクチン接種後も検診を
早期発見でほぼ100%回復
 
ヤフーニュース、20121021日、子宮頸がん予防、
接種率1ケタの自治体も-自治体アンケートで判明(医療介護CBニュース)
                     http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000002-cbn-soci

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  1. 2013年01月05日 14:23 |
  2. 卵子の老化(婚活 妊活)