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LED電球を買うならブランド品に限る

2010224
雑情報 (20-2)
    LED電球を買うならブランド品に限る
 
要旨

1. LEDは本当に売れているの?
各家庭において、1年間に電球を12個、蛍光灯を67本交換している。
新たに市場へ出現したLED電球は白熱電球の代替として使われ始めた。
*  LED電球のシェアは蛍光灯、電球型蛍光灯が普及している中では販売数量はわずか。しかし、LED電球は単価が高いため販売金額のシェアは照明全体の2割程度。
 
2. LED電球の採用について
1)  LED電球を使う価値がある場所
家庭内においてソケット金具で電球を使っている洗面所、トイレ、キッチン、玄関、シャンデリア風の居間、スタンドではLED電球を使うことができる。
洗面所、キッチン、玄関などで長時間の照明をしているならLED電球を使う価値がある。
照明時間が少ない箇所ではLED照明を使うメリットはない。
2)  LED電球の寿命
計算上LED電球の寿命が100年あっても、100年寿命があるかは大いに疑問。
連続的に使えば40,000時間の寿命があっても、従来の電気品の耐用年数の実績から30年も経つと材料の劣化などで使えなくなる可能性が高い。
3)  賃貸住宅でのLED電球の採用
賃貸住宅や賃貸マンションに自分でLED電球を取り付けた場合には、転居する際、LED電球を取りはずし新しい住居の照明として使うこと。
 
3. LED電球の技術的なポイント
*  LED電球は半導体素子の集まりのため、熱をどのようにして逃がすかが寿命や性能のキーポイント。
 
4. LED電球を買うならブランド品を
1)  23流メーカ品に飛びつくのは止めよう
*  安いLED電球に飛びつくと、安物買いの銭失いとなる。
2)  LED電球の基準はまだない
*  今後LED電球はいろいろな箇所で使われ、各種故障の実績を積み重ね、改良が加えられる。
同時にLED電球に関する規格や基準が業界やJISにより標準化され、ルールが決められる。
3)  当面LED電球を買うならブランド品を
LED電球には業界の技術基準が決められていないため、購入する際には、3大ブランドメーカのシャープ、パナソニック、東芝ライテック製を購入すると良い。
消費者が購入するLED電球の色は、電球色と白色(昼白色)の割合は半々。

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1. LEDは本当に売れているの?
昨年末の大掃除の際、古くなった白熱電球(あるいは電球)の代わりに新規にLED電球に交換した家庭が多かった。
 
今年に入りLED電球の売れ行きが爆発的との記事が新聞に掲載され、家庭やオフィスにおいてLED電球がほんとうにそんなに売れているのか?と疑問に思い照明器具全体の中でのLED電球の割合を調査した。
 
1LED電球がまだ市場に出てくる前、2008年の白熱電球と蛍光灯の販売数量と金額のデータを示す。
白熱電球は家庭や事務所などにおいて年間11,500万個、蛍光灯は年間3.4億本が消耗品として使われている。これらの結果から、白熱電球は蛍光灯と比較すると販売数量では約1/3であるが、単価に差があるため、販売金額の比較では1/10以下となっている。平均1家庭において、1年間に電球を12個、蛍光灯を67本交換している。
 
1 白熱電球と蛍光灯の販売数量&金額(2008年)
種類
販売数量
(億万個、億本)
平均単価
()
販売金額
(億円)
白熱電球
1.15
137
157
蛍光灯
3.40
612
2084
合 計
4.55
493
2241
注)2008年の電球工業会のデータから引用。このデータでは電球型蛍光灯は蛍光灯へ分類され、LED電球はまだ販売されていない。電球型蛍光灯は2008年時点において販売数量の12%、0.38億個、販売金額の20%、415億円を占めており急速に普及が拡大している。
 
2は、最新(20101月)のLED電球を含む電球型照明のシェアをまとめたものである。
新たに市場へ出現したLED電球が白熱電球の代替として使われ始めたこと及び販売数量では白熱電球の1/6しかないが、販売金額では5倍もあることを示している。
 
2 20101月の電球型照明の販売個数と金額の想定
電球型照明の種類
個数
(%)
個数
(億個)
平均単価
販売金額
(%)
販売金額
(億円)
白熱電球
60
0.91
137
19
125
電球型蛍光灯
31
0.56
1075
42
602
LED電球
9
0.14
4000
39
560
合 計
100
1.53
 
100
1287
注)販売個数(億個)、平均単価、販売金額(億円)は2008年の電球工業会のデータなどを元に、LED電球の普及が急加速している状況下における想定である。
 
2つの表から、LED電球の販売数量及び販売金額の割合は、
              販売数量:0.14億個÷4.55億個×1003.1
              販売金額:560億円÷3000億円*1)×10018
 
*1) 電球型蛍光灯及びLED電球の販売金額の増額を考慮した。
 
これらの結果から、LED電球のシェアは蛍光灯、電球型蛍光灯が圧倒的に普及している中では販売数量はわずかである。しかし、LED電球の単価は白熱電球の30倍、電球型蛍光灯の4倍もするため、販売金額のシェアは照明全体の2割に達しようとしている。
 
 
2. LED電球の採用について
1)  LED電球を使う価値がある場所
年末にLED電球が売れたのは、シャープがLED電球の価格を4,000円に下げたこととマスコミへの宣伝効果が大であった。
しかし、LED電球を使う場所は、前回の雑情報(20)に載せたように、ソケット金具で電球を使っている箇所、すなわち限定された部屋、普通の家庭では洗面所、トイレ、キッチン、玄関、シャンデリア風の居間、スタンドである。
 
もし、各家庭において洗面所、キッチン、玄関の照明を朝から就寝時まで電気をつけっ放しなら、LED電球の40,000時間の長寿命を享受できるため、LED電球を使う価値がある。しかし、照明をつけるのはせいぜい洗面する時だけとか玄関において外への出入り時のみなら、LED電球の寿命を全うするまでに100年以上もかかり、4,000円も出費し購入するメリットはない。
洗面所、トイレ、玄関などにLED照明を使っても良いが、1日に1時間程度の照明頻度では、計算すると百年以上の寿命がある計算となるが・・・
 
洗面所(トイレ、玄関)の照明時間:1日に合計1時間
年間照明時間:1時間×365日=365時間
LED電球の寿命:40,000時間
耐用年数:40,000時間÷365時間/年=109
 
LED電球の寿命は人間の寿命より長く、「人は死しても、LED電球のみ残っている」ことになりかねない。
 
2)  LED電球の寿命
計算上LED電球の寿命が100年あっても、本当に100年寿命があるかは大いに疑問である。連続的に使えば40,000時間の寿命があっても、従来の電気品の耐用年数の実績から30年も経つと材料の劣化などで使えなくなる可能性が高い。
 
3)  賃貸住宅でのLED電球の採用
独身者や若い夫婦などは、賃貸住宅や賃貸マンションの照明用にLED電球を使っても、数年で別の場所へ転居するのなら、結局自分で買い替えたLED電球を取りはずして新しい住居の照明用にもっていかないと無駄に費用をかけることとなる。
 
4)  LED電球が使える場所
上記から、LED電球は自己住宅やマンションの保有者であり、かつ常に照らしている洗面所、玄関、シャンデリア風の居間に使うのが合理的である。
 
それでも、LED電球の価格が現在の4,000円から1,000円程度に値下がりすれば、蛍光灯の代わりにLED電球を使う需要がでてくるため、本当に爆発的にLED電球あるいはLED蛍光灯が普及するであろう。
 
 
3. LED電球の技術的なポイント
LED電球について、分かりやすい説明資料を入手したので添付する。
LED電球は、半導体素子の集まりのため、熱をどのようにして逃がすか(放熱)が寿命や性能のキーポイントとなっている。
日本の3LED電球の生産、販売メーカとなっているシャープ、パナソニック、東芝ライテック社はそれぞれ独自の熱対策を施し長寿命化を図っている。
 
 
4. LED電球を買うならブランド品を
1)  23流メーカ品に飛びつくのは止めよう
家電量販店には、3大ブランド品以外の国内23流メーカや東南アジア製のLED電球が売られている。
ブランド品のLED電球の販売価格はほぼ4,000円前後で安定しており、安売り時に3,000円程度に下げて売っていることがある。
ブランド品以外のLED電球の価格は1,5002,500円と安く、これは安いと飛びつきたくなるが、ちょっとまった!
安物買いと銭失いとなる!!
 
2)  LED電球の基準はまだない
電気製品の中で技術的に確立され、日本のメーカがどこの国で生産しても品質に差がでないもの、例としてテレビ、冷蔵庫、洗濯機、クーラなどは日本の23流メーカ品であっても、日本メーカの名前の下に中国で生産したものであっても性能や品質にあまり差はないため、トップブランド製品でなく、安い日本メーカの製品を買っても問題はない。
しかし、LED電球のような、まさに今開発途上中の製品の場合は、トップブランドの製品であっても、本当に40,000時間も使えるの?途中で使えなくならないの?などまだ技術や耐用年数に対して多少の疑問が残っている。
ましてや名もないような中小会社の製品はいくら安くても怖くて使う気にはなれない。
 
今後数年経過しLED電球がいろいろな箇所で使われ、それに伴う初期故障、偶発故障、磨耗故障などの実績を積み重ね、改良が加えられる。同時にLED電球に関する,規格や基準が業界やJISにより標準化され、LED電球を製造、販売する場合には業界の最低技術基準を守らなければならないようなルールが決められる。この段階となったら、やっと国内の23流メーカのLED電球を購入しても良いであろう。
 
3)  当面LED電球を買うならブランド品を
LED電球に対してまだ業界の技術基準が決められていない状況なので、近々LED電球を購入したい場合には、3大ブランドメーカのシャープ、パナソニック、東芝ライテック製を購入するのを勧める。
 
統計データによると、LED電球のマーケットシェアはシャープ、パナソニック、東芝ライテックの順となっている。
 
また、消費者が購入するLED電球の色は、電球色と白色(昼白色)の割合は半々となっている。
 
GfK JapanLED電球販売動向、7月以降急速に市場拡大、金額構成比で電球全体の35%に到達
http://www.atpress.ne.jp/view/12989
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
1.LEDは本当に売れているの?
★日本経済新聞    2010217   白熱電球の販売中止 
                                                         ノジマ、家電量販店で初
                                                         省エネ製品普及で
 
3.LED電球の技術的なポイント
Agora               200912月号      LEDの時代 
                                                         白熱電球に変わる照明 LED電球
                                                         家庭内普及に向け放熱性の確保がカギに
                                                         実勢価格4000円前後LED電球の価格破壊
                                                          ロウソクを原点とする“見る光”を表現
 
NIKKEI BUSINESS  201021日号          技術&トレンド
                           LED電球(シャープ、パナソニック、東芝ライテック)
                           長寿命のカギは熱対策
 
4.LED電球を買うならブランド品を
NIKKEI BUSINESS  201021日号
                                                         LED電球、安全性に落とし穴
                                                         耐久性に難ありの製品も
                                                         大手各社は安全性を強調

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  1. 2013年02月19日 15:39 |
  2. 節約(家電 通信費)