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話題のLED電球より電球型蛍光灯の方が得かも

20091122
雑情報 (20)
    話題のLED電球より電球型蛍光灯の方が得かも
 
要旨
1.LEDに関する概要
*  LEDは(エルイーディー、Light Emitting Diode)と呼び電圧を加えた場合に発光する半導体素子を示す。
*  LEDの特徴は長寿命、少使用電力、すぐに明るくなる、入り切りを繰り返しても寿命は変わらない、形状が小さい。
*  LEDは信号機、液晶テレビのバックライト、LED電球などへ使われ始めた。
 
2.LED電球とは
従来の家庭用(白熱)電球や電球型蛍光灯の代わりとしてLED電球が出現した。
 
3.LED電球(あるいは電球型蛍光灯)を使える場所
家庭の照明はほとんどの部屋に蛍光灯を使った照明器具が設置されておりLED電球に代えることができるのは限られた部屋だけである。
 
4.LED電球を使うメリットはあるか?
常時点灯する箇所に電球を使っている場合には、交換の手間と消費電力の両面から、LED電球又は電球型蛍光灯へ代えるのが得。
*  LED電球はまだ性能アップ、コストダウンが始まったばかりの製品なので、今は状況を見るだけに留め、性能、価格の進展が明確になってから購入すれば良い。
点灯頻度が少なく、長時間点灯している箇所の照明には電球型蛍光灯が良い。
 
5.部屋の照明色
太陽や照明が人間の身体や精神に大きな影響を及ぼしていることが次第に明らかになりつつある。
居間、食堂は家庭的な温かい感じをかもしだし、ゆっくりくつろげ、食事をおいしく食べたり、ぐっすりと睡眠ができるように電球色
キッチンの照明は、食物の腐敗や変質したことが明瞭に分かる白色系の昼光色、昼白色あるいは白色を使う。
寝室の照明はゆっくり落ち着け、快眠できるよう電球色
勉強部屋、事務処理をする部屋の色は効率よくてきぱきと勉強や仕事ができるように白色系の昼光色、昼白色、白色
高齢者、白内障の居る家庭では目のまぶしさが緩和され文字が明瞭に見えるように、家庭内の照明は電球色とする。

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1.
LEDの概要
1)  LEDとは?
最近、新聞などでLED照明に関する記事が目に付くようになった。
LEDは(エルイーディー、Light Emitting Diode)と呼び電圧を加えた場合に発光する半導体素子のことを示す。
また、LEDでは、青色(あおいろ)発光ダイオードの発明に関し、日亜化学工業の従業員であった現カリフォルニア大学教授の中村修二氏が会社に対し職務発明の対価に関する訴訟を行い、最終的に84000万円で和解したことが知られている。
 
2)  LEDの特徴
LEDの特徴は長寿命(蛍光灯の約10倍)、少使用電力(蛍光灯の1/2程度)、すぐに明るくなる(蛍光灯は明るくなるまでに多少時間がかかる)、入り切りを繰り返しても寿命は変わらない(蛍光灯は1回点灯すると1時間寿命が短くなる)、形状が小さいなどである。
 
3)  LEDの利用
LEDの技術、用途開発、コスト低減が着々と進むにつれ、まず真っ先にその特徴を生かし大都市の道路に設置されている信号機の電球の代わりに使われ始めた。
LEDを採用した信号機のコストは通常の電球の倍であるが、それまで毎年交換していた電球をLEDへ代えることにより交換頻度は8年に伸び、かつ電気使用量が1/3に減った。
また、LEDは液晶用バックライト用電源として普及期に入りつつあり、少電力、薄型にできることから近いうちに液晶テレビのバックライトは現在の冷陰極蛍光管からLEDに取って代わられるであろう。すでに、バックライト用LEDの生産を巡って日本と韓国のサムスンとの間で熾烈な競争が始まっている。
そのほか、民生用家電製品として次に紹介するLED電球が急速に脚光を浴びてきた。
 
 
2. LED電球とは
1)  LED電球の名称
LED電球のことを一部新聞などではLEDを使った照明器具の総称であるLED照明と呼んでいる。
しかし、LED照明には、LED電球の他に通常の蛍光灯の代替となるLED蛍光灯も含まれるが、今話題になっているのは添付図1に示すLED電球のことである。
  
130219図1LED電球   130219図2LED蛍光灯
   図1 LED電球(シャープ製)                             2 LED蛍光灯
マリンテックオリジナル蛍光灯から引用
http://marintec.blog122.fc2.com/blog-entry-158.html
 (削除されて見ることができない)
 
 
(参考)  LED蛍光灯(図2
LED蛍光灯は将来、蛍光灯にとって代わられる可能をもっているが、まだ直管式しか開発、発売されてなく価格も相当高い(40Wの直管LED蛍光灯で15,000円)、かつ中小メーカが生産しているだけであり、大手メーカは発売していない。また、メーカによって耐用年数、品質に大きな差があり、粗雑品も出回っており、まだ技術開発途上品である。
LED蛍光灯は通常の蛍光灯を使った照明器具にそのまま取り付けることができるが、電気工事士による取り付け器具内の配線改造工事が必要であることから、普及するにしてもエコを宣伝に使いたい一部のオフィスビルのみに限定されるであろう。
家庭においては蛍光灯の優位性が続くことから経済性がないLED蛍光灯を使うことはない。
 
2)  LED電球とは
エコ家電の話題の一つとして、急速にその存在感をあらわしてきたのはLED電球である。
従来の家庭用(白熱)電球や電球型蛍光灯の代わりとしてLED電球が出現した。
きっかけは、今年夏シャープがLED電球の価格をそれまでの10,000円から4,000円へと半値以下へ下げたことが話題となり、巷(ちまた)ではLED電球とは何ぞや?普通の電球より格段に高いが価格に見合った効果があるのか?などがマスコミを賑(にぎ)わした。
 
3)  LED電球は本当にお買い得か?
シャープの破格なLED価格設定が他社との競争意識を高め、消費者も関心を持ち次第にLED電球が知られることとなった。
メーカの宣伝文句では、LED電球の長寿命、消費電力の低さばかりが強調されるが、本当にお買い得な照明器具なのかどうかを検証してみる。
 
 
3.  LED電球(あるいは電球型蛍光灯)を使える場所
話題先行のLED電球であるが、LED電球は家庭のどこで使えるの?との素朴な疑問に対する回答は・・・
 
現在、普通の家庭において電球を使っている部屋(電球用ソケットがあることが必須)の電球をLED電球(あるいは電球型蛍光灯)に代えることができる。
しかし、一般家庭の照明はほとんどの部屋に直管式、サークルラインの蛍光灯を使った照明器具が設置されているためLED電球に代えることができるのは、ほんの限られた部屋だけである。
実際、家庭において電球を使っている部屋はトイレ、風呂場及び洗面所、あるいは玄関ぐらいである。ただし、居間などに電球や電球型蛍光灯を使ったシャンデリア(図3)があればLED電球に変えられるかもしれない。また、子供などの勉強部屋の局所照明として電球を用いたアーム式の伸縮自在の照明器具(図4)を使っておればLED電球へ変えることができるかもしれない。  
 
 130219図3シャンデリア                            130219図4局所式証明
  3 電球あるいは電球型蛍光灯を使った  図4 電球を用いたアーム式の
 シャンデリア                                                 局所照明灯    
 
 
4. LED電球を使うメリットはあるか?
1)  LED電球、電球型蛍光灯、電球の比較
電球形式の照明には、LED電球のほかに電球型蛍光灯、昔から使われている電球がある。
LED電球を使うメリットがあるかどうかを知るため、LED電球、電球型蛍光灯及び電球の3種について比較した表1を参照のこと。

1 LED電球、電球型蛍光灯及び電球の比較
品 目
LED電球
電球型蛍光灯
電球
外観
 
 
 
130219表1LED電球
130219表1電球型蛍光灯
電球の形は、従来の電球とほとんど変わらないものから、丸型、ずんどう型、蛍光管を数本束ねた物など多様な種類がある。
130219表1電球
特徴
長寿命、低消費電力、発熱が少ない。
点灯回数は寿命に影響しない。
すぐに明るくなる。
光の指向性が強いためLED電球の根元部分は暗い。
持ってみるとちょっと重く、デジカメ程度の重さ
長寿命、低消費電力、発熱が少ない。
光は全方向を照らすため天井部も明るい。
価格は安価。
蛍光灯を電球型にしているため、本来の明るさになるまでに数分かかる。
非常に安価。
点滅回数は寿命に影響しない。
すぐに明るくなる。
 
寿命
◎◎
消費電力
◎◎
×
発熱
◎◎
◎◎
×
光の指向性
光の明るさ
◎~○
光の色
◎(昼白色、電球色)
◎(昼白色、電球色)
○(電球色)
点滅頻度
点灯直後の明るさ
重さ
◎~○
価格
×
◎◎
メリットのある設置場所
1日10時間以上使う場所、例として昼間常時点灯している家庭のキッチン、玄関、洗面所。
電球を使っている居間のシャンデリアの代替。
机の上のスポット照明。
1日10時間以上使う場所、例として昼間常時点灯しているキッチン、玄関、洗面所。
居間のシャンデリア。
机の上のスポット照明。
点滅頻度が多い場所でかつ照明時間が短い場所。また、すぐに明るくなる場所では必須。例としてトイレ、風呂場の照明。
普段は消灯し、必要な時にのみ点灯する玄関、洗面所の照明。
不適な設置場所
トイレ、風呂場など1日の使用時間が短い場所では、100年以上も寿命があり、経済性が無い。
トイレ、風呂場などは入った時に明るいことが必須条件なので不適。
洗面所、玄関などの常時照明している家庭では、電気代がかかるので電球は不適。
消費電力 (W)
6
10
54
寿命 (時間)
40,000
6,000
1,000
店頭一般価格
4,000
700
100
安売り店価格
3,200
300
50
 
 
2)  経済性試算
3種の電球方式について経済性の試算を行った。
a) 条件
1日の照明時間 : 16時間
使用年数           :   7年間
点滅頻度           : 1日に数回
点灯時間の合計: 16時間×365/年×7年=40,880時間
電球関係の条件: 表1の消費電力、寿命、安売り店価格を使用
電気料金           : 22/kWh
 
b) LED電球
交換頻度           :  40,880時間÷40,000時間/個≒1
電球代               : 1個×3,200/個=3,200
電気代               :  40,880時間×22/kWh×6W÷1,0005,400
合 計                :  3,200円+5,400=8,600
 
c) 電球型蛍光灯
交換頻度           :  40,880時間÷6,000時間/個=6,8個→7
電球代               :  7個×300/個=2,100
電気代               : 40,880時間×22/kWh×10W÷1,0009,000
合 計                : 2,100円+9,000=11,100
 
d) 電球
交換頻度           : 40,880時間÷1,000時間/個=40.8個→41
電球代               : 41個×50/個≒2,100
電気代               : 40,880時間×22/kWh×54W÷1,00048,600
合 計                : 2,100円+48,600=50,700
 
この試算結果から、長時間照明をする部屋ではLED電球と電球型蛍光灯が電球より格段に経済性があることがわかる。同時に、LED電球と電球型蛍光灯との優劣はちょっとした条件の変動による変わるのでつけがたい。
 
これらから、常時点灯する箇所に電球を使っている場合には、交換の手間と消費電力の両面から、LED電球又は電球型蛍光灯へ代えるのが得となる。
更に、2012年までに日本では電球の生産が中止となるため電球型蛍光灯への移行が進みそうです。
 
3)  今はLED電球よりも電球型蛍光灯がお勧め
LED電球はエコである、経済的だと大々的に宣伝されているが、前項の経済試算から、現在普及している電球型蛍光灯と比較すると寿命以外はそれほど画期的な製品とは言えない。
今後LED電球は技術開発と生産量の拡大により価格低下が相当見込めるであろうが、現在かなり普及している電球型蛍光灯に取って代わられるほどのインパクトは無い。
結論として、LED電球はまだ性能アップ、コストダウンが始まったばかりの製品なので、今は状況を見るだけに留め、性能、価格の進展が明確になってから購入しても良い製品である。あわててLED電球を買うとあとで後悔をする可能性が大きい。
点灯頻度が少なく、長時間点灯している箇所の照明には、当分の間、電球型蛍光灯を取り付ければ寿命、消費電力、価格などから満足できる。
 
 
5. 部屋の照明色
太陽や照明が人間の身体や精神に大きな影響を及ぼしていることが次第に明らかになりつつある。
部屋の照明色と健康について、
 
NHK“ためしてガッテン使える!照明で健康になる” 200999 
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20090909.html
 
を放送した。
部屋の照明を検討する際に役立つので、是非、一読を!
照明と健康に係わる最新の情報を日々の生活に生かそう。
 
要点は
a) 高齢者、白内障には                :部屋の照明を赤っぽい色に →電球色
b) 食事をおいしく食べる食堂には:部屋の照明を赤っぽい色に →電球色
c) 料理を作る場所(キッチン)には:照明を白っぽい色に           →昼光色、昼白色
d) ぐっすり睡眠するためには        :部屋の照明を赤っぽい色に→電球色
にすれば良いと説明。
 
これらから、家庭の各部屋で使用している普通の蛍光灯、電球型蛍光灯のお勧めの色は、
 
1)  居間、食堂
居間、食堂は家庭的な温かい感じをかもしだし、ゆっくりくつろげ、食事をおいしく食べたり、ぐっすりと睡眠ができるように電球色(でんきゅうしょく、オレンジ系の色)
 
2)  キッチン
食事を作るキッチンのシンクやまな板の上の照明は、食物の腐敗や変質したことが明瞭に分かる色、すなわち白色系の昼光色(ちゅうこうしょく)は昼白色(ちゅうはくしょく)あるいは白色(はくしょく)を使い、安全で衛生的な食事を作る。
 
3)  寝室
ゆっくり落ち着け、快眠できるよう電球色。
 
4)  勉強部屋、事務処理をする部屋
勉強部屋や事務処理をする部屋は効率よくてきぱきと勉強や仕事ができるように白色系の昼光色、昼白色、白色
 
5)  高齢者、白内障患者の居る家庭
高齢者や白内障患者の目のまぶしさが緩和され文字が明瞭に見えるように、家庭内の照明は電球色とする。
 
現在、居間や食堂の照明器具に取り付けられている蛍光灯の色が白色系なら、次回寿命が来て交換する時に電球色の蛍光灯に代えられるよう、予備の蛍光灯を買い置く時に電球色としてはどうだろう?
いままですべての部屋の蛍光灯の色を白色系になっている場合には、試しに居間だけとか、食堂だけとかを電球色に代え、居心地、明るさ、効果などを実感し、徐々に他の部屋へ広げていくと良いのでは・・・
きっと、奥さんが作るいつもの食事がよりおいしくなり、睡眠が深まるはず!?
 
(参考)
アメリカの住宅では、今でも室内での照明は基本的に電球で蛍光灯はほとんど使われていない。
その電球も日本のように天井の中央から部屋全体を明るく照らすのではなく、部屋の壁から天井や壁に向けて照らす間接照明方式、あるいは必要な箇所のみ電球を使ったスポットライトで照らしている。
そのため、アメリカの家へ入ると、まず最初に部屋の暗さにびっくりするが、そのうち暖かい感じがする電球色に照らされ落ち着いて過ごすことができる。
欧米人が電球を使い、間接照明を続けている理由として、欧米人の瞳は明るい光は苦手であるのが要因のようである。また、欧米人は家庭でゆっくり落ち着きたい、おいしく食事をしたいとのアットホームを重視する国民性による。
その代償として頻繁に電球の交換をしているお父さんの姿が目に浮かぶ。
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
1.LEDの概要
★日本経済新聞     20091116   経営の視点 産業政策の発想転換を
                                                            サムスン、LEDでも攻勢
 
フジサンケイ、ビジネスアイ、20091116
                            電通、本社や商業施設にLED照明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091115-00000008-fsi-bus_all
(発行元のサイトは削除されているが、グーグルで検索すると読むことができる)
 
4.LED電球を使うメリットはあるか?
★日本経済新聞     2009105     エコノ入門塾        LED照明に脚光
                                                            なぜ急浮上?生産中止の白熱電球の代替
                                                                  省エネ効果は?消費電力89割減
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  1. 2013年02月19日 14:17 |
  2. 節約(家電 通信費)