番号 | タイトル | 情報番号 | サブタイトル | 発行年月日 |
257 | 新型コロナ、巣ごもり、NHK、偏向した民放、情報入手 | 雑情報 (83) | コロナの信頼できる報道をしているのはNHKのみ | 2020年4月27日 |
216 | ガラケー、格安スマホ、ポケモンGO | 雑情報 (65) | ガラケーから格安スマホへ乗り換え (団塊の世代のスマホ利用は通話とポケモンGO) | 2017年3月13日 |
179 | グーグル 情報収集 | 雑情報 (55) | 2014年7月15日 | |
178 | グーグルグラス スマートウオッチ | PC情報 (31-2) | 2014年6月24日 | |
177 | ウェアラブル端末 グーグルグラス | PC情報 (31) | 2014年6月17日 | |
176 | クラウド One Drive | PC情報 (25-3) | 2014年6月4日 | |
136 | パソコン 共有化 クラウド | PC情報 (25-2) | 2012年7月10日 | |
135 | パソコン 共有化 クラウド | PC情報 (25) | 2012年7月1日 | |
118 | パソコン 共有化 | PC情報 (22) | 2012年1月25日 |
雑情報 (83)
コロナの信頼できる報道をしているのはNHKのみ
要旨
1.家ごもり中の過ごし方 * コロナに感染しない、人にうつさないために、不要不急の外出はやめよう。 * 巣ごもり中に通常できなかったこと、先延ばしていたことをやってみたい。 2.新型コロナウイルスの必要かつ正しい情報の入手 1)新型コロナウイルスの情報 * コロナに感染すると、最悪の場合感染して10日程度で死ぬかもしれないのは恐怖。 * コロナの恐怖を感じたなら、三密(密閉、密集、密接)にならない行動をすることがコロナに感染しない、拡大を防ぐ唯一の方法。 2)偏向した報道に洗脳されない * 毎日コロナの情報を見聞きしていると、頭の中は常にコロナ、コロナで埋めつくされ、それから離れ/逃れなくなってしまう。 * この機会に政府批判、日本を貶めようと偏向した報道(フェイクニュース)を強める報道機関の意図に惑わされる/騙されないようにしたい。 3)放送の仕方が変わり、キャストの優劣がわかる * コロナが広がってからキャストは離れた場所からの画面を介した放送になった。 * キャストは自分の知識、情報に基づいた考えをわかりやすく話すことが必要。 * 従来、相手の言葉にあいづち、短い賛同、反対意見をしゃべっていたお笑い芸人、自称評論家、コメンテータ-の存在意義がなくなった。 4)芸能、スポーツ関連のマスコミにも淘汰の波 * 昨今の話題がコロナに限定され、芸能、スポーツ界のイベント、試合などが相次いで中止となり、余波を受けこれらのニュース、報道も激減。 * コメンテーター、解説者は知識、情報、説明の優劣が生き残れるかどうかのカギ。 5)ニュース、報道番組の勝者はNHK * 報道全般について、情報の収集能力、ニュースキャスターを含めた人材の豊富さ、報道内容の正確性、中立的な立場で報道し偏向が少ないのはNHKだけ。 * 刻々と変わる情報を裏付けされたデータに基づき、事実をわかりやすく国民に説明するキャスター、局内解説者の報道は信頼に値する。 * 同様にNHKニュース、解説、特集番組に登場する感染症の専門家、医療現場に従事している医療関係者、政府の専門家会議のメンバになっている専門家などの言動はすなおに信頼、信用できる。 6)ネット時代の情報入手 * ヤフーニュースは在日の孫正義氏が率いるソフトバンクグループに属するため日本政府、日本人を卑下する内容に満ちた記事が多くを占めている。 * 騙されないためには、いろいろな新聞社の記事を読むだけでなく、ヤフーニュースのコメント欄に目を通すことが大事。 * ニュース記事の中で疑問に感じた、用語の意味がわからない場合、グーグルの検索を活用すれば、情報を入手できる。 |
新型コロナウイルス(以降、コロナと呼ぶ)の拡大あるいは収束の予測が見通せない中、4月25日から一部のサラリーマンはゴールデンウイークに突入した。
従来なら、ゴールデンウイーク中は国内外への旅行、実家へ帰省など自宅を離れて過ごすしていたが、今年は一変し巣ごもりを強いられる。
コロナに感染しない、人にうつさないために、不要不急の外出はやめましょう。
家ごもりをするのなら、自宅にいて通常できなかったこと、先延ばしていたことをやってみたい。
2.新型コロナウイルスの必要かつ正しい情報の入手
1)新型コロナウイルスの情報
コロナ関連の新たな情報は、テレビ、ネットに更新されている。
テレビ、PC、スマホを見ていると、新規感染者数、自粛の状況、医療ひっ迫の状態、支援、規制などつい見入ってしまう。
コロナに感染すると、最悪の場合感染して10日程度で死ぬかもしれないのは恐怖そのもの。
つい先ごろまでテレビに元気な姿を見せていた志村けんさん、乳がん治療中の岡江久美子さんがコロナに感染し、家族が立ち合えないまま病院で亡くなった。臨終時に立ち会えず、葬儀もなく遺骨のみ自宅に戻ってきた報道にびっくりした。
コロナの恐怖を感じたなら、三密(密閉、密集、密接)にならない行動をすることがコロナに感染しない、拡大を防ぐ唯一の方法である。
現在、コロナの認可された治療薬(アビガン、レムデシビルなどは治験中)はなく、コロナにかからないためのワクチンの開発は始まったばかり。
治療薬もワクチンもないため、国民全体の6~7割がコロナに感染するとそれ以上は感染が広がらない、いわゆる集団免疫になるまでには数年かかると言われている。
★AnswersNews、新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ
【COVID-19】,2020年4月24日 https://answers.ten-navi.com/pharmanews/17853/
2)偏向した報道に洗脳されない
毎日コロナの情報を見聞きしていると、頭の中は常にコロナ、コロナで埋めつくされ、それから離れ/逃れなくなってしまいそう。
あたかも、覚醒剤常習者、パチンコ依存症になった際の気分かもしれない。
自宅にこもる日々、一日中コロナ関連の情報のシャワーを浴びるのを避けないと洗脳されてしまう。
この機会に便乗し、政府批判、日本を貶めようと偏向した報道(フェイクニュース)を強める報道機関の意図に惑わされる/騙されないようにしたい。
民放各局に連日登場するの自称感染症専門家、白鷗大学の岡田晴恵教授(医師、薬剤師の資格をもたない)、開業医の大谷義夫医師などは感染症の専門家でもないのに世間の不安をあおるコメントを連日わめきちらしている。
彼らは人々の不安をあおり、正常な考えができない間に間髪を入れずに自分の考えを視聴者へ植え付けている。
従来から民放の報道番組はエンターテインメントと化し、芸能事務所(お笑い芸人)の仕事を確保するための番組になっている。
国民の生死にかかわるコロナの話題を、一般人と同等/それ以下の情報、知識しかないお笑い芸人が巷の井戸端会議と同じようにわいわい騒いでいる番組が今の時期必要だとは思わない。
コロナの報道は事実、裏付けに基づく内容かつキャストもその分野の専門家、知見がある人物に対応してほしい。
★現代ビジネス、新型コロナ、テレビでよく見る「専門家」に対する大きな疑問と違和感、 2020.3.13 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71075
★DIAMOND online、コロナ報道「煽りにはもうウンザリ」、ニュースの中身を吟味してみた、2020年3月25日 https://diamond.jp/articles/-/232629
★ヤフーニュース、夕刊フジ、少なさ際立つ日本の「コロナ死」 病床数など関係も…「ドイツや韓国を見習え」論の不可解、2020年4月22日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000013-ykf-soci
★ヤフーニュース、デイリー新潮、【コロナ禍】なぜ毎日「感染者数」だけを報じるのか マスコミが「退院者数」をスルーする事情、2020年4月24日
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200424-00623823-shincho-soci
3)放送の仕方が変わり、キャストの優劣がわかる
コロナが3密により感染することがわかってから、テレビの放送の仕方が変わった。
従来、MC、キャスターが同じ場所で対話する際、キャストへのあいづちは違和感なくやれていた。
コロナが広がって以降、出演者それぞれ離れた場所からの画面を介した放送になり、会話の途中であいづちを入れることが難しくなった。
代わりにキャストは自分の知識、情報に基づいた考えをわかりやすい言葉で話すことが求められる。
従来、相手の言葉にあいづち、短い賛同、反対意見をしゃべっていたお笑い芸人、自称評論家、コメンテーターは、存在意義がなくなった。そのうち呼ばれなくなるのは確実。
どの分野においても、才能がない者が自然淘汰されるのは当たり前。
4)芸能、スポーツ関連のマスコミにも淘汰の波
昨今の話題がコロナに限定され、芸能、スポーツ界のイベント、試合などが相次いで中止となった。余波を受けこれらのニュース、報道も激減した。
東京オリンピックは1年延期となったが、来年コロナが終息するとは考えられられず、IOCと経費負担を巡りすったもんだのあげく中止となる公算が大だろう。
芸能、スポーツの分野の業務が激減している。少なくなった放送枠に出演しているコメンテーター、解説者などは知識、情報、説明の優劣が今後生き残れるかどうかのカギである。
それにもましてこの業界はコネと所属事務所の力が重要である。
高齢になり活舌が悪い、整形に失敗した、動作が緩慢となるなど視聴者がとっとと引退し若者に席を譲ればよいのにと思うがいまだにテレビに出ている。
芸能界の闇の力は底知れず、恐ろしい。
5)ニュース、報道番組の勝者はNHK
コロナによりマスコミの対応能力の差が明確に現れている。
報道全般について、情報の収集能力、ニュースキャスターを含めた人材の豊富さ、報道内容の正確性、中立的な立場で報道し偏向が少ないのはNHKだけである。
刻々と変わる情報を裏付けされたデータに基づき、事実をわかりやすく国民に説明するキャスター、局内解説者の報道は信頼に値する。
同様にNHKニュース、解説、特集番組に登場する感染症の専門家、医療現場に従事している医療関係者、政府の専門家会議のメンバになっている専門家などの言動はすなおに信頼、信用できる。
6)ネット時代の情報入手
PC,タブレット、スマホを保有していない高齢者、それらのIT機器を持っていても機能を十分つかいこなせていない若者~高齢者は必要な情報を入手できていない。
①ニュースネットで開くニュースはヤフーニュースである。
ヤフーニュースは在日の孫正義氏が率いるソフトバンクグループに属するため反政府、反日記事満載の朝日、毎日新聞を主として掲載している。また、国際ニュースには韓国の朝鮮日報、中央日報、WoW!Koreaなどの日本政府、日本人を卑下する内容に満ちた記事が多くを占めている。
日本は報道の自由により様々なニュースを読むことができるのはありがたいが、ヤフーニュースは新聞社、新聞記事、掲載順序、掲載時間などを調整し日本を貶めようとしている。
閲覧者は、ヤフーニュースには反政府、反日に偏向した内容に満ちていることを念頭において読むことが大事である。
騙されないためには、いろいろな新聞社の記事を読むだけでなく、ヤフーニュースのコメント欄に目を通すことが大事である。
★雑情報 (56) 韓国、中国の反日ニュースをのべつ幕なしに掲載するヤフーの意図、2014年8月7日 http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-256.html
②検索
ニュース記事の中で疑問に感じた、用語の意味がわからないなどの場合、グーグルの検索を活用すれば、情報を入手することができる。
テレビ、ネットから一方的に流される報道、情報はうのみにしてはダメである。
自主性をもちいろいろな報道、情報を見たうえで、自らの考えを持ちたい。
2014年7月15日
雑情報 (55)
グーグルは収集した情報を基に世界の覇権を目指す
要旨
1.ネット検索を使いこなす * ネット検索は世界中のあらゆることがらを瞬時に表示してくれる万能百科事典。 * 検索で表示された内容の信頼性、正確さの程度、情報の鮮度、偏向などは自分の知識、知恵、常識などから判断する。 * 日本では検索の9割はグーグル(内訳はヤフー5割、グーグル4割、その他1割)。 * 検索の世界シェア一位はグーグル。中国では中国共産党御用達のバイドゥが首位。 2.企業はいつまでも続かない * マイクロソフトはスマホ、タブレット普及のトレンドに乗りそこねた。 * マイクロソフトは2015年春にウィンドウズ9(Threshold)の投入をもくろむ。 * アップルはジョブズの天才的なひらめきから成功をおさめたが後継者がいない。 3.上場企業となったグーグルの未来は? * グーグルの理念「世界のすべての情報を集め整理し自由に公開する」は変質。 * 上場したことによる株主への責任、情報公開などの社会的責任がある。 * グーグルは上場企業といっても実質創業者2人の個人経営会社。 4.グーグルは人、物、金に加え情報を持っている * 会社が生き残る方法は、新製品の開発、新事業への進出。 * グーグルには資金、人材、環境とも十分に備わっている。 * 何を手かけるか、商売になるアイデアを生む出すヒントとなるもの、それは古くからの情報、現在の情報、他人や他社が何をしようとしているかの情報の中にある。 * グーグルの社員は世界中から集積した膨大なデータベースを利用し次のダイヤモンドとなる原石を見つけ出すことができる。 5.グーグルの打ち出す新製品、新事業は情報のたまもの * グーグルXと呼ばれる秘密の研究所を設立し、新規の開発を行っている。 * グーグルは、他に先駆け優位な位置から開発の種を見つけることができる。 * 最終的にグーグルは情報を基に技術の独占と世界の覇権を狙っている。 * ビッグデータによる最適化は、最終的に強者のみしか生き残れない社会へと進む。 6.膨張するグーグルは、個人を不安がらせ、国家への脅威となる * あなたの情報をグーグルが日々収集、蓄積、整理しデータベース化している。 * 世界の独占企業となったグーグルは国家にとっても脅威となりかねない。 * グーグルは個人、会社、国家のプライバシー、秘密、機密情報までも集めるようになった。 * グーグルはマナー、社会的責任、個人情報侵害、国家機密漏えいなどにより、世間の常識、各国の法規制と対峙しなくてはならなくなる。 |
今回の雑情報(55)、グーグルは収集した情報を基に世界の覇権を目指す
は既発行
★PC情報(31)、2014年6月17日、ウェアラブル端末の現状&グーグルグラスの屋外、公共施設での使用には厳しい規制が必要
http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-243.html
★PC情報(31-2)、2014年6月24日、グーグルの野望&スマートウオッチはおもちゃ
http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-244.html
の続きとして作成したものである。
1.ネット検索を使いこなす
1)ネット検索は万能百科事典
現在は1台のPCを家族が共同で使っていた時代から、1人で複数台のPC、スマホ、タブレットなどを持つようになった。
IT機器は固定型、携帯型、販売されはじめたウェアラブル端末などが百花繚乱し、いつでも、どこでもネットへアクセスできる時代へ突入した。
IT機器を使いネット上の情報を簡単に得られるようになると、更に関連情報を知りたくなりグーグルなどの検索エンジンを使うようになる。
ニュースを他のサイトではどのように載せているか、語句の意味を知る、詳細を調べる、うろ覚えの内容を確認する、追加の情報を得る、新規に内容を調査するなどさまざまなことに検索を使うようになり、検索エンジンはネットを使用する際には欠かすことができないツールとなった。
利用例の一つとして、ヤフーのサイトを開くと国内のみならず世界のニュースがわかるが、ニュースを見て気になる単語、わからない用語、掲載された人物のプロフィール、年齢、家族、画像などをグーグルの検索、画像検索により瞬時にそれらが表示されるのは大変便利である。
まさに、ネット検索は世界中のあらゆることがらを瞬時に表示してくれる万能百科事典と言える。
グーグルの検索は、日々改良が加えられ、キーワードを入れるとそれにマッチングしたサイトが表示され、以前と比較すると格段に洗練され的確になっている。
更に、グーグルの検索は選別、抜粋された情報を最新のものだけを表示させたり、画像のみを表示したり、使い方を知れば知るほど、自分の秘書として必要な情報をディスプレイに表示させてくれる優れものである。
ただし、表示された内容の信頼性、正確さの程度、情報の鮮度、偏見していなかなどコンテンツは検索した自分の知識、知恵、常識などを使い判断しなくてはならない。
グーグルの検索で上位に表示されるサイトが他のサイトより信頼性があり、正しいとは限らない。グーグルも営利企業であり、グーグルへ広告費を支払っているスポンサーのサイトを検索表示の上位に紛れ込ましているのは当たり前である。
これらを念頭においてグーグルの検索を大いに活用しよう。
2)日本の検索シェア
日本では検索する際、ホームページの初期設定としてヤフージャパンが一般的に使われていることから、ホームページに表示されているヤフーの検索が広く利用されている。
1990年代後半に登場したグーグル(エンジン)は、検索の的確さ、正確さ、迅速性などからまたたくまに世界の検索市場を席巻し王座を勝ち取った。
世界中の検索市場をグーグルが拡大しつつあるなか、ヤフージャパンもグーグルの検索手法を導入した結果、日本では検索エンジンの9割はグーグル(内訳はヤフー5割、グーグル4割、その他1割)となった。
3)世界の検索シェア
世界の検索エンジンシェアを表1に示す。
検索分野の世界市場ではグーグルが圧倒的に強い。
表1 検索エンジンの世界シェア(2012年12月)
順位 | 検索エンジン | シェア % | 備 考 |
1 | グーグル(Google) | 65.2 | |
2 | バイドゥ(百度、Baidu) | 8.2 | 中国でシェア一位の検索エンジン。 中国共産党御用達。 日本向けはPCからのデータ抜き取りなどの違法行為を繰り返している。 |
3 | ヤフー(Yahoo) | 4.9 | |
4 | ヤンデックス(Yandex) | 2.8 | ロシアで検索エンジンシェア一位 |
5 | ビング (Bing) | 2.5 | マイクロソフトの検索エンジン |
6 | その他 | 16.3 | |
合計 | 100.0 |
4)中国では中国共産党御用達のバイドゥが首位
中国では中国共産党の御用検索エンジンのバイドゥ(百度、Baidu )が断トツのシェアを占めている。中国では国内にPC、スマホが1人1台まで普及したにもかかわらず、自由な新聞報道、テレビ放送、自由に情報を発信、入手することを厳しく管理、規制しており、13億の国民はいまだに中国共産党の歪曲、ねつ造された情報しか得ることができない。
中国は共産党崩壊前のソ連、現在の北朝鮮と同様に、国民へは幼少時からの長年にわたる洗脳教育、反復継続した国民向けの偏向報道、外部からの自由、民主化などの情報を遮断することにより、中国共産党の一党独裁の維持を図っている。
ネット時代にもかかわらず13億人の耳、目、口をふさぎ続けている中国共産党の権力構造、組織力の強固さには驚かされるが、報道規制、情報遮断をいつまで続けることができるだろうか?
中国共産党が崩壊すれば、直ちにバイドゥでも自由な検索が可能となり、かつ中国でもグーグルが検索エンジンとしてかなりのシェアを得るだろう。
★ASCII.jp×ビジネス、2014年6月6日、Googleだけではない!世界の検索エンジンシェア早わかり
http://ascii.jp/elem/000/000/902/902345/
2.企業はいつまでも続かない
1)マイクロソフトは次期OSが正念場
マイクロソフトは1990年代後半から2010年ほどまでPCのソフト分野においてウィンドウズとオフィスを中核とした一代帝国を築き、将来にわたって盤石だと思われていた。
一時マイクロソフトはOSのウィンドウズが圧倒的シェアを得ていたため独占禁止法に抵触するのではとの懸念があったが、グーグルのOSクロームの出現により、うやむやのまま現在に至っている。
そのマイクロソフトはスマホ、タブレットが急速に普及するとは考えず、時代のトレンドに乗りそこねた。
結局、ビジネス向けのPCがメインであったころのOS、ウィンドウズXPからの方向転換を見誤りPC、タブレットいずれにも使えるような中途半端なウィンドウズ8を投入し、長年ウィンドウズを使用してきたビジネス、個人ユーザからそっぽを向かれてしまった。
マイクロソフトは2015年春にウィンドウズ7の後継としてウィンドウズ9(Threshold、スレショルド)の投入をもくろんでいるが、一旦離れたユーザは元にもどるであろうか?
マイクロソフトはウィンドウズ9(Threshold)の評価によっては、もはや回復不能なまで転落するだろう。今後数年がマイクロソフトがこの業界に留まることができるかどうかの正念場である。
★マイナビニュース、2014年7月1日、今年後半にWindows 8.1 Update 2からThresholdプレビューへ - 米報道
http://news.mynavi.jp/news/2014/07/01/139/
2)アップルはジョブズの天才的なひらめきから成功をおさめたが・・・・・・
IT企業の発展の中に4人の天才がいる。一人はマイクロソフトのビル・ゲイツ、二人目はアップルの故スティーブ・ジョブズ。残りの二人はグーグルの天才的創設者のセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジである。
アップルは天才的な技術者、経営者のスティーブ・ジョブズがこれはいける、これでいこうとのひらめき(実際は既存の技術を洗練化し使い勝手を格段に良くしたもの)をアップルの社員が具体化し世界的な製品となった。
しかし、ジョブズ以降、アップルではアイデア満載のアイポッド、アイフォン、アイパッドのようなだれもが欲しいと思うような新製品が生み出せず、かつて世界を席巻したトリニトロンテレビ、ウォークマンのソニー同様、凋落の坂を転げ落ちそうである。
3)IT業界の新興勢力も良い時期は続かない
グーグルが検索の王者として君臨しつつあった2000年代初めから、新たにSNSのフェイスブック、ツイッター、無料電話のワッツアップ、LINE、ネット商店のアマゾンなどの新興企業が事業を開始しユーザが急速に伸びている。
これらの企業も、今後次々と出現する新たなソフト(アプリ)により、瞬く間にユーザの乗り換えが起こり、対処するまもなく他社に買収、廃業、倒産になりかねない。
1)グーグルの理念がずれはじめている
グーグルが掲げている創業者の理念「世界のすべての情報を集め整理し自由に公開する」は変わっていないだろが、グーグルが上場され、社員も膨らみ、企業の存続、常に売り上げと利益を向上させることが使命となった現在、グーグルは少しずつ当初とはずれはじめている。
★BLOGS、2012年5月2日、グーグルとフェイスブックの「情報共産主義」
http://blogos.com/article/38194/
2)グーグルも将来は見通せない
検索分野での圧倒的な地位を確立したグーグルも次の飯の種をまき、育て、世の中に提供し続けないといつのまにか競合他社に追いつかれ、M&Aにより会社の買収、分割、解体、切り売りになる可能性もある。
ビジネス分野において、業界のトップシェアを得ると、待ち受けているのはいつトップから転げ落ちるか、競合他社、新興勢力にシェアを食われるかもしれないとの恐怖である。
3)グーグルも社員を雇用し続けなくてはならない
グーグルには競合他社や国家からの圧力以外にも、企業を取り巻く環境は厳しい。
業績好調により短期間に会社規模が大きくなったグーグルは、単に会社の維持を図るだけでも大変であり、その上52,000人にも膨れ上がった社員を雇用し続けなければならない。
2人だけで立ち上げた当初のグーグルなら、うまくいかなければ止めてしまう、あるいは会社を他へ売却することで清算できるが、巨象となったグーグルは簡単には方向を変えられない。
4)上場企業として株主への責任
上場しているグーグルは株主(株主利益を最優先とするため、株価を常に上げることが宿命とされ、配当アップ、自社株買いなどを要求)を喜ばすために株価を維持し、会社の経営陣には報酬を与え、社員にも給与を支給しなければならない。
更に、上場企業は情報の開示義務のほか社会的責任をはたすことが求められる。
グーグル理念となっている「世の中に役立つことを行う」の重要性は次第に下がっている。
5)グーグルは実質創設者2人の個人経営会社
グーグル創設者の2人は、上場企業でありながら、1株で普通株の10株に相当する黄金株を保有し、実質グーグルの5割の議決権をもっており、2人の意向を無視した経営はできない。
結局グーグルは上場企業といっても2人の個人経営会社である。
巨大な世界的企業となったグーグルを2人が社内で何が起きているか、何をするのかを知り、理解しコントロールすることは不可能となってきている。
2人の創設者はグーグルの方向性は示せても、実際に行動するのは社員である。いつまでも社員が創設者の手足となり頑張り続けるとは限らない。
4.グーグルは人、物、金に加え情報を持っている
1)会社が生き残る方法は、新製品の開発、新事業への進出
いずれの業種のどの企業も、いつも通りの決まった業務を続けているとマンネリ化し現状維持で満足してしまう。そのため、売上、利益を維持しているだけでは、時代の変貌についていけず会社は縮小していく。
時代の波にのりおくれず、会社を伸ばすため新製品の開発、新事業へ進出する方法しかない。
通常、新製品の開発、新事業への進出には、資金、人材、物の3つの制約があるため、リスクを避けるため自社の関連した分野への進出するケースが多い。
2)グーグルには資金、人材、環境とも十分に備わっている
グーグルには検索時の広告宣伝代、上場時に受領した潤沢な資金を保有しているため開発に係わる費用に苦慮することはない。また、グーグルが開発や商業化時に必要とする物となる原材料、機材、工場などは必要時に調達すれば良いため金と物の2つは容易にクリアできる。
グーグルの次の稼ぎかしらとなる製品(ソフトあるいは製品)を生み出すみなもとは人材である。
グーグルは、新たに事業化しようとする場合、天才的な人材、超優秀な技術者、突拍子もない社員が社内にそろっているし、社内環境も自由気ままで通常の会社とは異なった自由な職場環境である。
超優秀な社員が、誰も思いつかないことを発想する、アイデアが浮かびやすい自由で快適な環境、他社の追従を許さない高い報酬、福利厚生・・・・・・・、
ちょっと想像しただけでも、次々と良いアイデアが出てきそうである。
3)アイデアを生み出すヒントは情報の中にある
アイデアは技術の基本を習得、理解し、天才的な頭脳、素晴らしい知能をもっていても、簡単にはアイデアが浮かばない。
何をするか、何が面白い物はないか、世の中に役立つものは?将来こうなると便利だろう、これがあれば格段に便利などのアイデアの種は、さまざまな情報の中から、天才的な頭脳、ひらめきをもつ者がこれはいけると決めつけることとなる。
何を次に手かけるか、次の商売になるアイデアを生む出すヒントとなるもの、それは古くからの情報、現在の情報、他人や他社が何をしようとしているかの情報の中にある。
一旦アイデアが生れ、次の実際の物品へと作りこむ段階となると、あとは既存の製品として作り出す技術、生産技術、コスト、品質管理、需要予測、広報宣伝係などを活用すれば良いだけである。
★exiteニュース、2014年2月25日、グーグル流人材活用の秘密
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20140220/President_11917.html
4)グーグルだけが利用できるデータベース
グーグルはアップルとは異なり、創業時の2人の天才によるひらめき、アイデアから検索を通してあらゆる情報を収集、蓄積、整理を実現化した。今後は2人がアイデアを出さなくとも、グーグルの社員は世界中から集積した膨大なデータベースを利用し次のダイヤモンドとなる原石を見つけ出すことができる。
想定であるが、グーグル以外の会社はグーグルの検索アルゴリズムにより一般化された検索によってしか情報を入手することしかできないが、グーグルはアルゴリズムを新規に追加、変更することにより社員が新製品の種を見つけ出せるようにできるだろう。
まさに、グーグルだけが利用でき、他社は使う事ができないものである。
通常、収集した他人の情報を勝手に閲覧、開示、加工することは厳しく制限されているが、グーグルは利用規約や社内規定により集めたデータベースを将来のよりよい検索、的確な広告を出すためにグーグルで閲覧、コピー、加工ができるようにしているため、法規制に抵触しない。
要するにグーグルはグーグルのソフト(検索、Gメール、ピカサ、ユーチューブ、グーグルドライブ、グーグルプラスなど)を利用しているユーザの情報は、個人名を特定せずにビッグデータとして利用する、広告宣伝が効果的になるように利用する、ソフトの改良などのためなどに使用することができる。
5.グーグルの打ち出す新製品、新事業は情報のたまもの
1)秘密の研究所、グーグルX
グーグルは数年前から、検索と関連あるIT事業の他にITとは無関係の突拍子もない開発を次々に推進している。
グーグルの社内にグーグルXと呼ばれる秘密の研究所を設立し、将来の商売の種になりそうな開発を行っている。
グーグルは人、物、金とアイデアの種となる情報のすべてを手にしたことから、いち早く世界の誰よりも、他社よりも優位な位置から開発の種を見つけることができる。
開発の種さえ見つかれば、あとは社内にいる天才的技術者や超優秀な社員が種から芽吹くようにするだけである。
新しく開発したい分野に専門の熟知した社員がいなければ、他の大学、研究所、会社から高額の報酬で引き抜く、社員ごと会社を買い取るなどはいとも簡単にできる。
このようにしてグーグルは短期間に最先端の技術を持つ技術者や会社を通し技術、知識、情報、特許、ノウハウなどを獲得し、あっという間にその分野のトップランナーとなりつつある。
まさに、人、物、金及び情報をもつグーグルだけがなしうる技である。
グーグルが現在実用化した/実用化を試みている技術として、宇宙から見た地図、グーグルグラス、自動運転自動車、ロボットなどがある。
2)グーグルは情報を基に世界の覇権を狙うが・・・・・・
グーグルは検索分野で世界の覇権を得たが、いまやグーグルは、秘密の研究所、グーグルXを通し検索とは全く縁がない最先端技術の分野においても、次々と世界一を狙っている。
グーグルXにおいてどのようなものを開発しているのかを世界中の技術者が知りたいと考えているが、この点に関しては、グーグルの基本理念「世界のすべての情報を集め整理し自由に公開する」に合致していない。
最終的にグーグルは技術の独占をはかり、それを基に世界の覇権を狙っている。
覇権が行きつくところは、独占による支配にしか他ならず、その結果、多様性が失われ、最終的に衰退へ道を歩むこととなる。
グーグルはビッグデータの最適化を行い、機械検索により情報はランク付けされる。この結果、下位にある膨大なデータ、ロングテールのような情報は埋もれてしまい、見向きもされなくなってしまうおそれがある。
ビッグデータによる最適化は、最終的に強者のみしか生き残れない社会へと進む。
しかし、歴史は、覇権がいつまでも続かないことを教えている。
覇権により、多くの敗者の犠牲の元に、少数の勝者のみが莫大な富を得るが、不合理性、格差などから覇者は長くその地位を維持できない。
グーグルの良き時代も長くは続かないことを暗示している。
★Japan Edition、2014年4月18日、秘密の研究所Google X--「途方もない構想」がなぜ生まれるのか
http://japan.zdnet.com/cio/sp_12mikunitaiyoh/35046753/
6.膨張するグーグルは、個人を不安がらせ、国家の脅威となる
1)あなたの情報はグーグルが収集、蓄積、整理しデータベース化
グーグルは検索以外に、グーグルのアカウントを一つ登録するとOSのクローム、メールのGメール、画像のピカサ、地図のグーグルアース、動画のユーチューブ、グーグルカレンダー、最近はスマホのOSのアンドロイド、クラウドのグーグルドライブにまで進出、最終的にグーグルプラスを導入し、個人一人一人が利用している上記のデータの情報を統合して使えるようにした。
一見、ユーザ側からはグーグルプラスを使うとPC、スマホに関係なくメール、検索、予定表、作成、保存したファイルがいつでもどこでも見られるようになり格段に利便性が増す。
ところが、良く考えてみると、自分が登録した名前、生年月日、電話番号、住所、趣味、グーグルドライブへ保存したプライベートな情報、予定表、友人、家族、会社などとのメール内容、検索したサイト、スマホで移動するたびに位置情報などがグーグルへ筒抜けになっていることに気づく。
他人に知られたくない情報がグーグルのデータベースに保存されているかもしれない。グーグルは本人以上に詳細なデータベースを構築しているかもしれない。
グーグルは、悪いことはしない、ユーザに必要な情報を公開するとの建前で検索を無料で提供しているが、もしそうであっても、グーグルのデータベースに日々個人情報が集められ、個人の経歴、趣味、趣向、友人、家族関係、会社関係、業務分野などが蓄積されていると考えると不安になる。
2)超巨大企業グーグルは国家の脅威
超巨大世界企業、独占企業となったグーグルは国家にとっても脅威となりかねない。
国家は独占禁止法違反、著作権違反、個人情報漏えい、経営陣の不正などいろいろな理由をつけ、国家により会社の分割あるいは一部の部門の解体、他社への委譲などが待ち構えている。
グーグルは米国政府のみならず世界各国から国家の安全を脅かす企業として目を付けられている。グーグルがこれらから逃れる方法は、グーグルのデータベースから政府が必要とする他国、スパイ、テロなどの情報をこっそり政府機関、NAS(アメリカ国家安全保障局)などへ提供することだろう。
もはや国家としてグーグルは大きすぎてつぶせないし、なによりグーグルは世界、米国を支える政府、関連機関、政党、高官などの情報を保有しており、それらがグーグルつぶしの人質となっている。
3)グーグルの将来
グーグルは検索を通し欠かすことができない情報を提供し続けているが、情報を収集、蓄積、整理してきた結果、次第に個人、会社、国家のプライバシー、秘密、機密情報までも集めるようになった。
今まで、ユーザはグーグルが提供する無料の検索、メールなどの利便性からこれらのプライバシー侵害などには無関心であったが、グーグルがグーグルプラスを導入し、入手した個人情報を統合するようになってから風向きが変わった。
更に、グーグルグラスの販売は、顔認識を行いグーグルが収集した個人情報をフルに使いグラス面に表示できる機能を保有する(現在は、顔認識及びアクティブな個人情報表示は禁止している)ため議論をよんでいる。
個人、会社、国家にとって守りたい、第三者へ知られたくない情報にまで手を出し始めたグーグルは、今後はマナー、社会的責任、個人情報侵害、国家機密漏えいなど世間の一般常識、各国の法規制と対峙しなくてはならなくなる。
このまま進めば、グーグルは米国の独占禁止法などの法規により収集する情報の制限、公開する情報の規制、集積した個人情報の廃棄、社内規律の強化のみならず、グーグルの分割が起こるかもしれない。
その前に米国政府とグーグルの経営陣との間で裏取引、事前司法取引などにより打開策が検討されるだろう。
グーグルが今後どうなるか推移を見守りたい。
アメリカの巨大エネルギー企業エンロンが不正経理のためにあっという間に倒産してしまった事件が、グーグルと重ね合わさって思い出される。
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
1.ネット検索を使いこなす
★東邦大学理学部、情報科学科、インターネット検索について
http://www.sci.toho-u.ac.jp/is/closeup/17500/017508.html
2.企業はいつまでも続かない
★ウインタブ、2014年7月5日、次期Windows Thresholdの情報-海外メディアから
http://win-tab.net/opinion/threshold/
3.上場企業となったグーグルの未来は?
★日経ビジネス、2006年1月16日、グーグルの野望
★Nikkei BP net、2006年1月12日、グーグル株、過熱の行方
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/419/419038.html
★Open ブログ、2011年8月19日、◆ Google は買収で何をめざすか?
http://openblog.meblog.biz/article/5538115.html
4.グーグルは人、物、金に加え情報を持っている
★日経ビジネス、2009年10月19日、グーグル包囲網、「ネット原理主義」はどこへ行く
5.グーグルの打ち出す新製品、新事業は情報のたまもの
★日経ビジネス、2013年6月17日、グーグルの秘密研究所
★日経ビジネス、2014年1月27日、ハードでも巨人目指すグーグル
★読売新聞、2014年7月10日、科学、ロボット開発 グーグル進出
6.膨張するグーグルは、個人を不安がらせ、国家の脅威となる
★すまほん!!、2012年4月27日、Googleは個人情報を収集する天使か悪魔か
http://smhn.info/201204-google-privacy
★正論の広場、2012年4月、あなたはグーグルに個人情報を曝け出せますか?
http://yutsumi.web.fc2.com/message/hiroba/google.htm
★THE WALLSTREET JOURNAL,2014年1月9日、フランス、個人情報取り扱いでグーグルに15万ユーロの罰金
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304893004579309244003683858
★SEO Jump、2014年2月17日、Googleはあなたの個人情報を有効に活用しています
http://seo-jump.com/google-is-making-effective-use-of-your-personal-information/
★Web担当者Forum、2008年7月29日、グーグルが収集しているユーザーデータの秘密/グーグルのダークサイド?(前編)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/07/29/3663
★Web担当者Forum、2008年7月29日、グーグルが収集しているユーザーデータの秘密/グーグルのダークサイド?(後編)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/07/30/3664
★PHP Biz Online、2009年8月14日、グーグル情報革命の崩壊
http://shuchi.php.co.jp/article/725
★The Huffington Post、2014年6月2日、NSAはタグ付けされた自撮り写真を収集して顔認識システムに利用している
http://www.huffingtonpost.jp/techcrunch-japan/nsa-tag_b_5429650.html
★Gigazine、2014年6月2日、精巧な顔認識システムを作成するため、ネット上では大量の画像が収集されている模様
http://gigazine.net/news/20140602-collecting-millions-faces/
★エタウィル、2014年6月3日、米Google、「Google Glass」で顔認識技術利用を当面禁止
http://etawill.com/c_sci/3423/
★Googleプライバシーポリシー変更まとめWiki,2014年6月4日、Googleが収集する情報
http://www56.atwiki.jp/googlepolicy/pages/16.html
★IT mediaニュース、2013年12月10日、GoogleやMicrosoftなど米IT大手、政府による個人情報収集対抗で団結
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1312/10/news035.html
★おもいつくまま、2011年3月3日、Googleの闇
http://muroutahito.blog33.fc2.com/blog-entry-382.html
★linka、クラウドってどこまで信用していいの?
http://www.linka.co.jp/svs/wafflecell/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E4%BF%A1%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%AE%EF%BC%9F/
★engadger日本版、2012年2月3日、MS が Google の新ポリシーを批判、手紙を盗み見る Gmail Man も登場
http://japanese.engadget.com/2012/02/03/ms-google-gmail-man/
★DREAM GATE、Vol.5「特許情報を利用して競合他社の活動を探ろう」
http://www.dreamgate.gr.jp/knowhow/chitekizaisan_detail/id=2190
★DARKNESS、2013年2月21日、日本から重要技術を盗む「7つの方法」が、実行されている
http://www.bllackz.com/2013/02/blog-post_21.html
★光の海から、2012年1月25日、諜報機関としてのグーグル
http://blogs.yahoo.co.jp/kwkm88/30204594.html
★読売オンライン、2014年4月30日、独新聞社CEOがグーグルの巨大さに警鐘
http://www.yomiuri.co.jp/it/report/20140427-OYT8T50376.html
★CNN.co.jp、2014年4月1日、Gメール開設から10年、ユーザが払う「無料」の代償
http://www.cnn.co.jp/tech/35045970.html
★WIRED、2014年4月17日、Gmailで送受信される内容はすべて分析されます:グーグル、利用規約に追加
http://wired.jp/2014/04/17/google-adds-to-tos-yes-we-scan/
★コパン、2013年、便利さの裏で ~Google~
http://copains.idns.jp/mini3/google_tool.html#
2014年6月24日
PC情報 (31-2)
グーグルの野望&スマートウオッチはおもちゃ
要旨
1.ウェアラブル端末はまだ開発試作品 * ウェアラブル端末の連続使用時間は、グーグルグラスで半日、腕時計型でも数日しかもたない上、限定された機能しか使えない。 * ウェアラブル端末はまだ開発途上の試作段のため、ユーザの要求に耐えうる製品とは言い難い。 2.グーグルグラスの素晴らしさとグーグルの野望 * 眼鏡型の魅力は見たものの録画及び情報がわかること。 * 顔、物品認識技術と人物、物品のデータベースが重要。 * グーグルなどは個人情報を検索などの機能、性能向上、改良などの名目で合法的に収集、蓄積しデータベース化している。 * グーグルは他社を圧倒する情報収集力を持つ。 * グーグルの最終目的は、グーグルグラスを介しグーグルの保有するさまざまな個人情報を必要に応じ装着者へ提供し、利益をえることであろう。 * 法規的な規制や制約がなければ、個人情報をどの程度まで表示するかはグーグルの意のままとなる。 * 現在の法規では、顔認識により特定の個人を見分け公開することは肖像権違反となり、個人情報を本人の了解なしに開示することはプライバシー侵害。 * これらの法規があることから、グーグルは装着者が能動的(自分の意向により)に見た人物の顔情報から関連情報を表示することは禁止している。 * グーグルグラスの普及には問題が山積している。グーグルグラスが周囲の人々に与えるマナー違反、肖像権、プライバシー侵害、顔認識、個人情報の収集は法律違反。 * グーグルグラスは利用の仕方により社会に役立つため、グーグルグラスの使える人、場所、場合が今後、世界中で検討され、使い方が確定していくだろう。 3.腕時計型ウェアラブル端末 * 腕時計型は小型のためスマホと同等の機能をもたせることは難しく、スマホの付属機器として使われる。 * 健康、運動管理機能を追加したスマートウオッチにナイキとアディダスが進出し、心拍数、血圧、万歩計、走行距離、運動量などを表示する。 * 自分の健康は自分が良く知っており、1年に1回の健康診断、メタボ検診を受ければ十分。 * アップルが10月発売のiWatchは血糖値機能付きか? * 糖尿病予防なら毎日の食生活管理(ゆっくり食べる、野菜を先に食べごはんはあと)と運動で十分。 * 人は意味のないことは行わないし、続けない。かつ、無駄なもの、手間がかかるものはやらないことから、腕時計型は趣味の領域、珍しいものを他人にひけらかすグッズでしかない。 |
1)ウェアラブル端末の宿命
ウェアラブル端末は身につけて使う必要性から、IT機器のパソコン、タブレット、スマホと比較するとサイズが小さい。
小さいことは小型、軽量、省電力などのメリットとなるが、反面、普通サイズのIT機器と同等の機能や性能を持たせることは難しい。
2)バッテリーの持ちは短く、機能が限定的
IT機器メーカはウェアラブル端末をコンパクトにするため、構成する部品を小さく、小型化できないものに関しては容量や機能を減らすことで対応している。
その結果、ウェアラブル端末の連続使用時間は、最先端のリチウムイオンバッテリーを採用してもグーグルグラスで半日、腕時計型でも数日しかもたない。
身につけてこそ存在価値があるウェアラブル端末を頻繁に充電しなければならない、バッテリー切れを心配しながら使わなければならない状況ではあまりに使い勝手が悪い。
ウェアラブル端末の機能としてPC程度は期待していないが、スマホ並みの機能があれば相当の優れものといえる。しかし、現在開発、販売されている製品はどれも限定された機能しか持っていない。
これらから、現在販売されている眼鏡型、腕時計型、その他のウェアラブル端末は、いずれもまだ開発途上の試作段階で、ユーザの要求に耐えうる製品とは言い難い。
2.グーグルグラスの素晴らしさとグーグルの野望
ウェアラブル端末の中、先行しているグーグルグラスの特徴は以下を参照。
★PC情報 (31)、2014年6月17日、ウェアラブル端末の現状&グーグルグラスの屋外、公共施設での使用には厳しい規制が必要
http://composttec.blog.fc2.com/blog-category-48.html
1)眼鏡型の魅力は見たものの録画及び情報がわかること
眼鏡型を透し見た人、物品などの録画機能は、携帯電話、スマホの撮影機能と同様、便利である。
しかし、単に録画ができる程度の機能だけでは、眼鏡型を早く入手し使いたいとは思わない。
眼鏡型を使いたいと思わせる最大の魅力は、メガネと透し見たものの詳しい情報がすぐにわかることであろう。
2)顔、物品認識と人物、物品のデータベースが重要
眼鏡型で見たものの情報がすぐに表示されるためには、第一段階の認識、第二段階のデータベース及び第三段階の選択が相まって機能することで可能となる。
第一段階の認識はメガネを透して検知した画像を顔認識、物品、建物などの認識するソフトと顔のデータベースが重要。
第二段階は顔認識などとGPSによる位置情報と組み合わせクラウド経由データベースへアクセスして検知した人、物品、建物の情報を抽出する。
第三段階はデータベースから抽出された個人情報などから、必要な情報のみを正確かつ迅速に選択しグラス面へ表示させる。
認識した人物、物品などのデータベースの蓄積量が多い、きちんと分類されユーザの要求に応じて知りたい人物や物品の情報を瞬時に選別、取り出せることが重要となる。
3)グーグルは情報を合法的に収集しデータベース化できる最強の会社
世界中の個人、会社、物品などのデータを収集、保存できる業界は、検索を提供しているグーグル、マイクロソフト、ヤフーなどの検索会社、ネットアクセスを提供するヤフー、ニフティ、ビッグローブなどのプロバイダー会社、NTT、KDDI、ソフトバンクなどの通信会社、LINEなどの無料通信アプリ会社、アマゾン、楽天などの通販会社、マイクロソフト、グーグルなどのクラウドを運営している会社などである。
これらの会社はソフト、ネット、通信網を有料、無料で使わせる、自社のソフト、通信網、サーバー、ストレージを経由する過程で登録者の登録情報のみならず、検索情報、メール内容、アクセス記録、クラウドにアップロードされたファイルなどのコンテンツを合法的(登録者との契約書により許諾、現行法規に違反していない)に機能、性能向上、改良などの名目で収集、蓄積している。
その中でも、グーグルは検索、メール、画像、クラウドなどを統合、運営しており、データベースの量、質ともに他を圧倒している。
4)現在のグーグルグラスの使い方
グーグルではグーグルグラスが何に使えるか/使うのかを模索中のため、まだ確立した製品とはなっていないが、しだいに、何に使えるのか、利用可能な内容などが明らかになってくるだろう。
現在のグーグルグラスの使い方は、装着者の音声入力指示により周囲の情報を録画すことができる。また、装着者の音声指示により、現在位置をGPSで確認、グーグルに蓄積されたデータベースへアクセスし、機械検索により道路、近隣の店、地域情報をグラス面に映し出せる。
いまのところ、限定された情報しかグラス面に表示できないため、この程度ではおもちゃの価値しかない。
5)将来のグーグルグラスの使い方
勝手な想像であるが、グーグルグラスは近いうちに位置情報にプラスして装着者の登録情報、閲覧履歴などを基に装着者が欲すると思われる情報や関連項目の他、グーグルグラスの儲けの糧となる広告主の売り込みたい物品、店などを優先的に表示させるだろう。この程度のグーグルグラスの使い方なら多くの人が納得しそうである。
グーグルの最終目的は、グーグルグラスを介しグーグルの保有するさまざまな個人情報を必要に応じ装着者へ提供し、利益をえることであろう。
そのため、グーグルグラスの究極的な使い方は、映画「ターミネーター」に登場する人型殺人ロボット、ターミネーターのように、グーグルグラスを透して見た相手の顔認識を用い、膨大なデータベースの中から、特定の個人情報を選び出し相手の氏名、年齢、経歴、特徴などをグラス面に映し出すことだろう。
法規的な規制や制約がなければ、個人情報をどの程度まで表示するかはグーグルの意のままとなる。
グーグルグラス利用料の支払い額に応じて利用者はランク付けされ、利用者には、ランク別にグラス面に相手の過去の経歴(名前、年齢、生年月日、住所、家族関係、学歴、業務先、所属、年収、趣味、友人関係、その他ネット上から集められたアクセス情報など)などから、一部のコンテンツから全コンテンツまで区分されて表示されると想像する。
6)現在、グーグルグラスは顔認識からの関連情報の表示は禁止
現在の法規では、顔認識により特定の個人を見分け公開することは肖像権違反となり、個人情報を本人の了解なしに開示することはプライバシー侵害となる。
これらの法規があることから、グーグルは装着者が能動的(自分の意向により)に見た人物の顔情報から関連情報を表示することは禁止している。
グーグルグラスの使用にあたっては、これらの重大な法律問題が存在するため、グーグルでは先手を打って、「当面、能動的な顔認識、個人情報開示はしない」と言明した。ただし、永久的に能動的な顔認識、個人情報開示を禁止したわけではない。
★INTERNET Watch、2013年6月3日、米Google、「Google Glass」で顔認識技術利用を当面禁止
★ELホーム、ビッグデータ社会のプライバシー問題、なぜグーグルは顔認識アプリを禁止するのか? ウェアラブル元年、プライバシー保護のルール整備が急務
http://enterprisezine.jp/iti/detail/5612
7)グーグルグラスの普及には問題山積
上記のようにグーグルがもくろむグーグルグラスの普及には大きな問題がたくさんある。
PC情報(31)に載せた、
①グーグルグラスが周囲の人々に与える不快感、恐怖感から生じるマナー違反、肖像権、プライバシー侵害の問題 に加え、
②グーグルグラスの利便性を高めようとすると、顔認識を必要とし、そのためには個人の顔データの収集が必要となる。かつ個人情報をグラス面に表示させるには、個人情報の収集が必要となる。
いずれも、合法的に収集した顔データ(個人が承認したpicasaの顔認識)、個人情報データ(個人が承認したグーグルの検索、グーグルメール、グーグルプラスのコンテンツ)でなければ、たとえグーグルが独自に収集していても公開できない。
グーグルが収集した膨大な個人データは、利用できると大変便利であろうが、個人の生きざま、経歴、尊厳にかかわるため、制限なく一般に公開されることはないだろう。
8)グーグルグラスは利用の仕方により社会に役立つ
グーグルグラスは警察、消防など特殊な業務に従事している場合に限って、緊急事態発生時の災害防止、保安、安全のため使用することができれば被害者、加害者の特定、罹災者の救出などには有効であろう。
また、外科医が手術などにおいて、緊急事態が発生しとっさの判断が必要となった際に、詳細情報、参考事例などをグーグルグラスを通して知ることができる。
グーグルグラスの使える人、場所、場合が今後、世界中で検討され、使い方が確定していくと思われる。
3.腕時計型ウェアラブル端末
腕時計型のウェアラブル端末を説明するまえに、眼鏡型のおさらいをする。
1)眼鏡型の命運と腕時計型の状況
眼鏡型は製品自体の使い易さや形状よりも、表示できるコンテンツが重要なことから、途方もないデータベースを構築しているグーグルグラスが断トツに優位である。
ただし、グーグルグラスを使う際のマナー違反、プライバシー侵害などの法律違反が、致命傷となり、使用制限が多くて一般には普及しない/できない可能性が大である。
ウェアラブル端末としては眼鏡型の他に腕時計型、リストバンド型などが開発、発売されている。腕時計型は眼鏡型とは異なり、マナー違反、プライバシー侵害の問題がほとんどないため、多くの企業がこの分野に参入し、競争が始まっている。
2)多くの腕時計型はジャンクグッズ
腕時計型はスマホより小型のためスマホと同等の機能をもたせることは難しく、スマホの付属機器として使われるケースが多い。
腕時計型はスマホと一体(ペアとして)で使われることから、機能としてスマホにかかってきた電話、メールの通知、アラーム、スマホで決めた場所に近づいたらアラーム、株式売買時の設定価格に近づいたら通知など、スマホをポケットやカバンにいれていても、取り出すことなくこれらの警告を知らせる程度である。
これらの機能は、スマホの連絡音をオンにしておけばかなりの範囲対応できるため、わざわざ腕時計型を身につける必要性は感じられない。
結局、スマホ以外にわざわざ通知、警告用のアラームを出す程度しかできない腕時計型を腕につけるなどばかげており、スマートウオッチは大人のおもちゃ、趣味のジャンクグッズでしかない。
3)健康、運動管理機能を追加したスマートウオッチ
スマートウオッチの分野にスポーツ用品大手のナイキとアディダスが進出した。
腕時計型の範疇に入るリストバンド形式で心拍数、血圧、万歩計、GPSと組み合わせて歩行距離を表示する、体重、身長をもとにその日の運動量を推測するフユーエル(活動量)を示してくれる。
4)健康管理情報は年に1回の健康診断、メタボ検診で十分
冷静に考えると、自分の健康管理は本人がよく知っている。
サラリーマンは年に1回の健康管理で身長、体重、腹囲、血圧、視力、聴力、レントゲン撮影、心電図、採血、問診の健康診断が義務つけられている。
主婦や定年後の夫婦なども1年に1回特定健康診断(メタボ検診)の身長、体重、腹囲、血圧、採血程度を受診(メタボ診断の受検率は2012年で45%)しており、政府、医療機関はその程度の健康診断でも健康管理ができると考えている。
しかし、該当者の半数以上が受診していない実情から、費用、手間対効果を考えるとメタボ検診は受診するだけの価値がないともいえる。
メタボ診断の未受診者が病気にかかる確率が高い、早死にする、メタボ診断が病気予防に役立ったとの疫学的なデータが示されれば受診率が上がるだろう。
これらから、年度変化を知るだけでも十分なのに、毎日、変動している血圧、脈拍などのデータをスマートウオッチにより日々刻々測定、保存して何の意味があるのだろう。かえってデータの数値を見る度に一喜一憂し、不安を増し、病気の予兆ではないかと無用な心配を引き起こしてしまう。
健康管理用スマートウオッチが一番役立つのは、これらのデータを集めてデータベースを構築しビックデータとして将来の新たなビジネス分野を手掛けようとするIT、医療分野の業界だけである。
5)アップルのiWatchは血糖値機能付きか?
スマートウオッチに脈拍、血圧などを計測、表示するのは当たり前すぎて話題にもならないが、アップルが10月に発売予定のiWatchにはこれに血糖値が追加される予定となっており、これにはちょっとびっくり。さすがアップル!
糖尿病予防のため血糖値を知りたいと思う人が増えており、iWatchが話題となるのは間違いない。
★iPhone Mania、iWatch、2014年6月21日、AppleはiWatchの開発を完了し、量産に向け米FDAの認可待ち!?
http://iphone-mania.jp/news-34394/
6)糖尿病予防なら食生活と運動で十分
糖尿病予防ならiWatchをつけるまでもなく、日々の食生活の改善と運動を続けていけば、年に1回の健康診断を受けるだけで十分である。
糖尿病予防は、血糖値を日々知るまでもなく、当たり前のことを継続するだけ!
① 1日3食を規則正しく食べる
② 糖質が多く含まれる白米の量を減らす
③ 最初に野菜などを食べ、その後、肉類、最後にご飯を食べる
④ ゆっくり食べる(早食いしない)
⑤ 適度な運動(ちょっと汗ばむ程度の散歩)を継続する
★糖尿病サイト、1日3食規則正しく、糖質は控えめに、野菜から先に、よくかんで
http://www.club-dm.jp/prevention/hyperglycemia_006.php
★メディマグ.糖尿病、糖尿病予防、「運動のススメ」
http://dm.medimag.jp/exercise/1_1.html
健康診断報告書あるいは医者から糖尿病予備軍だと指摘された、または肥満、血糖値が高い人にとって、iWatchは血糖値を知らせてくれる道具として使えるだろう。
しかし、健康な人がiWatchを使用し刻々と変動する血糖値を知ったところであまり意味がない。
7)日常生活に不要な物をありがたがるのは趣味、道楽と同じ
人間、意味のないことは行わないし、続けない。かつ、無駄なもの、手間がかかるものはやらない。
腕時計型をつけると数日に1回のバッテリーの充電が必要となる。表示される健康情報の結果をみても、日々の食事、運動、体調により変動が大きく、結局長期間での変化でないと使えない。かつ変動していているデータを誰が判断し、適切なアドバイスをするのだろう?
医者がスマートウオッチのデータを見て、医療判断、医療行為をすることはありえないだろう。
結局、腕時計型の健康情報データは自己責任による自己判断しかできず、趣味の領域、珍しいものを他人にひけらかすグッズでしかない。
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
3.腕時計型ウェアラブル端末
★日経トレンディ、2014年1月号、ウェアラブル健康計 機能進化で実用的になった健康ガジェット より楽しく使えるのはナイキ「フユーエル」
★ヤフーニュース(SankeiBiz) 、2014年1月21日、ウエアラブル端末、スポーツ分野で加速 ソニーやアディダスなど
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140120-00000028-fsi-bus_all
★ヤフーニュース(web R25)、2014年1月22日、スマホ版「大人のおもちゃ」が続々
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140122-00000013-rnijugo-sci
★ヤフーニュース(@DIME)、2013年10月13日、話題の指輪型デバイス「Ring」で何ができる?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131013-00000308-dime-prod
★日経ビジネス、2014年2月10日、時事深謀、NTTと東レが開発スマー卜服の威力
★ウィキペディア、健康診断
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A8%BA%E6%96%AD
★ウィキペディア、特定健診・特定保健指導
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%AE%9A%E5%81%A5%E8%A8%BA%E3%83%BB%E7%89%B9%E5%AE%9A%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%8C%87%E5%B0%8E
★SWI,swissinfo.ch、2013年12月3日、 スマートウォッチ、スイス時計産業界の脅威?
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=37452866
★iPhone のこととかいろいろ、2014年4月30日、Apple「iWatch」高級時計ブランドやスイスの時計職人から総スカン! 大丈夫か?デザインや機能はどうなる?
http://bambamboo333.hateblo.jp/entry/2014/03/30/141701
★BLOGOS、2013年9月6日、腕時計型の端末は本当にヒットするのだろうか?
http://blogos.com/article/69515/
2014年6月17日
PC情報 (31)
ウェアラブル端末の現状&グーグルグラスの屋外、公共施設での使用には厳しい規制が必要
要旨
1.ウェアラブル(身につけられる)端末 * ITメーカはウェアラブル端末をスマホ、タブレットの後継にしようともくろむ。 * ウェアラブル端末の眼鏡(メガネ)型、腕時計型は実用化、販売の段階。 2,ウェアラブル端末が利用者に受け入れられる条件 * 人は不要な物を身につけることを嫌う。 * メガネをかけている人は、メガネから解放されればどれほど便利だろうかと考えており、目が良い人に眼鏡型のウェアラブル端末を使わせるのは大変。 * 日本ではどこにいても時刻がわかるため、ファッション性がある、ブランド物の腕時計以外はつける必要性がない。 * ウェアラブル端末は身体に長時間接触/密着させて使われることから安全であることが大前提。 * ウェアラブル端末からは、無線LANの使用に伴い常時電磁波が発生しており、科学者の総論として、電磁波の人体に対する影響は無視できるほど小さい。 * ウェアラブル端末は、スマホ以上にバッテリーの安全性が求められる。 * ウェアラブル端末を普及させるには、メガネ、腕時計並みのサイズと軽さであることに加え、使ってみたくなる魅力的な機能をもっていることが必要。 3.ウェアラブル端末は社会的に受け入れられるか? * 携帯電話、スマホは使用時のマナー、ルールが定着。 * グーグルグラス自体は画期的な製品であるが、その反面、盗撮、盗聴機能を持った動く監視カメラともみなせる。 * ウェアラブル端末を屋外や公共施設内で使用するためのルールあるいは規制つくりが必要。 4.ウェアラブル端末、特にグーグルグラスの普及にそびえたつ大きな壁 * 主力の眼鏡型、腕時計型とも、身につけられる必要性から、小さい形状と軽量であることが必須の条件となり、スマホと比較すると機能は大幅に限定される。 * グーグルグラスで見えてきた使用規制は、①車の運転中の装着禁止、②映画館での装着禁止、③ レストランなどでの装着禁止 * グーグルグラス本体の現状程度の盗撮、盗聴対策ではまったく不十分。 * 公衆の前でのグーグルグラスを操作する際の不自然な動作、発声は他人を不安がらせ、恐怖を感じさせる。 * グーグルグラスは移動式の監視カメラとしての機能を持っている。 * 屋外や公共施設内でのグーグルグラスの使用には厳しい規制が必要。 * グーグルグラスはマナー及び他人のプライバシー侵害を払しょくできないため、一般人には普及しない/できない。 |
1.ウェアラブル(身につけられる)端末
1)ITメーカはスマホ、タブレット後の後継機種にしようともくろむ
IT企業は、先進国においてスマホ、タブレットとも市場が飽和し、今後は更新需要がメインとなると考えている。開発途上国ではまだスマホ、タブレットの普及は始まったばかりであり、今後数年間、通信インフラとして爆発的に市場が拡大し続けるだろう。しかし、所得水準が先進国と比較すると低いため、100ドルスマホなど低価格品が主流となる。
これらの予測から、ITメーカにとって今後スマホ、タブレット共に生産量は拡大するが、販売価格が安くなり利益が上げにくくなることから、次なるIT機器としてウェアラブル端末の拡大をもくろんでいる。
2)ウェアラブル端末の現状
ウェアラブル端末の眼鏡(メガネ)型、腕時計型は実用化、販売の段階まできており、帽子、衣服、かつらなど使用したウェアラブル端末も開発、実用化が進んでいる。
これらは身につけたまま、手を使わずフリーハンドにより情報の入手や発信、動画撮影ができるなどの機能をもっている。
2,ウェアラブル端末が利用者に受け入れられる条件
利用者にウェアラブル端末が受け入れられる条件は、常に身体に装着して使われるため、違和感がなく、かつ人体にとって安全であることが前提となる。
1)不要なものを身につけない
人は不要な物を身につけることを嫌う。
身につけるものは身体を隠す、体温を保つ、汗を逃がす、冬の寒さ、夏の暑さに適した衣類、他人を不快にしない外見を基本に、個性をアピールするためファッション性のあるものを身につける。
① 眼鏡型
視力低下などによりメガネを使わざるを得ない人は、メガネがなくなればどれだけよいだろうかと思っている。
メガネはつけているだけで不便、かつわずらわしいためコンタクトレンズに替える、高齢者の場合はレイシック手術などによりメガネをつけないでも過ごせるようにしている。
メガネに類似したサングラスは、まぶしさや紫外線を防ぐため夏季の海辺、晴れたスキー場、あるいは白人は瞳を日光から守るために使う。
一方、サングラスの悪い使用例として、世間を騒がせたペテン師、佐村河内守(さむらごうちまもる)は耳が多少悪いだけなのに、長年にわたり全ろうと嘘をつき「現代のベートーベン」と誤評価された。彼は「目は口ほどに物を言う」のたとえから嘘が発覚するのを避けるため、人前ではサングラスをかけ続けた。
一般にサングラスを常用しているのは、やくざか後ろめたいことをやろうとする/やってきた輩(やから)がほとんどである。サングラスをかけた人にあまり良い印象をもたず、かつ色が黒に近いほど悪い印象を持つ。
一部の芸人はパフォーマンス?のためサングラスをかけているが、本当は本音がわかるのを隠すためだろう・・・・・・。誰でも、視力障害者がサングラスをかけているのは行動や仕種でわかる(佐村河内のような、はなから世間を騙そうと考え行動していると、誰もが騙されてしまう)。
これらから、目が悪くメガネをかけている人は、メガネから解放されればどれほど便利だろうかと考えているのに、目が良い人に眼鏡型のウェアラブル端末を使わせるには格段のメリットがないと難しい。
② 腕時計型
電車、バスの到着時間、飛行機の離発着時間など、日本は世界に類を見ないほど正確である。日本人の時間を守る、約束を守る律儀な国民性のなせる業の一つであり、そのためには時間を知るための時計が必要となる。
一昔前まで駅、広場、店舗などには時刻表示が少なく、予定の時間に合わせて日々の業務をしているサラリーマンにとって腕時計は必需品であった。
いまや家庭では各部屋に1個、事務所の各部屋にも時計があり、ちょっと目を向けるとそこには時計が見える。外へ出ても、駅、広告塔などに時計やデジタル表示の時刻を見ることができるのみならず、携帯電話、スマホの普及によりいつでも現在時刻を知ることができる。
この結果、個性を発揮するためにファッション性のある腕時計をつける、あるいは見栄を張るためブランド物の腕時計をつける以外、わざわざ腕時計をつける必要性はなくなった。
やむなく腕時計をつける場合も、時刻を知るだけなら1,000円を払い電池交換さえすれば10年以上も使い続けられるものがあふれており、薄型、軽量の腕時計も選択できる。
腕時計はつけると重いし、汗ばむし、年に1回は電池交換が必要となる。常に持ち歩いているスマホあるいは携帯電話の時刻表示は時計代わりとなり、特に予定時のアラーム設定は優れものである。
これらから、腕時計型ウェアラブル端末も眼鏡型と同様、使うメリットが大きくないと普及しない。
2)身体に安全である
ウェアラブル端末は身体に長時間接触/密着させて使われることから安全であることが前提となる。
① 電磁波の影響
ウェアラブル端末からは常時、無線LANのWi-FiあるいはBluetoothを利用し情報の送受信を行っているため電磁波が発生している。
電磁波は高圧電線の直下では常時、昔のブラウン管式テレビ、電子レンジ、携帯電話・スマホは使用時に発生している。物理、医学、生物などの科学者の総論として、これらから発生する電磁波の人体に対する影響は無視できるほど小さいとされている。
一方、電磁波は人体に悪い影響を与えているのではとの疑念は根強くあり、ネット上に様々な見解が載っている。子どもは電磁波の影響を受けやすいため、携帯電話を控えたほうがよいとの記事も見うけられる。
ウェアラブル端末を製造、販売するメーカ、販売を許可した政府は、人体に害を与えるほど電磁波は発生してなく安全とのことで製造、販売、認可しており、ユーザはその見解を信じるほかない。
便利さ、快適さを享受するには、安全面に対するリスクがあることを知ったうえで使わざるを得ないのが現実であろう。誰も便利な通信・通話機器なしには生活できない。
② バッテリーの発火、爆発
時折、ノートパソコン、携帯電話のバッテリーが加熱、発火し使用している製品がリコールになったとのニュースを見る。ボーイング社が製造した最新鋭の飛行機B787に搭載されているリチウムイオン電池から火災が発火し、飛行機の運航が数か月停止となったのは記憶に新しい。
真偽のほどは不明であるが、携帯電話に正規品でないバッテリーを用い、爆発したとか、やけどをしたとかのニュースもある。
バッテリーの安全性は特に重要である。
スマホや携帯電話を充電中、長時間の通話中に本体が温かくなったりするのを経験している。
バッテリーの発火、爆発はなくとも、ウェアラブル端末を使用中にバッテリーの温度が上昇し、腕時計型ではいつのまにか腕に低温やけどをする可能性が大いにありうる。
就寝中に子供や高齢者が湯たんぽや電気足温器を使用し低温やけどになった例がある。
あまり熱くないため、反射的に熱い物から避ける行動が鈍くなり、長時間接触することで低温やけどとなる。
携帯電話やスマホをフルに使用する、連続使用すると本体が触れられなくなるほど熱くなる現象を経験すると、腕時計型端末による低温やけどの発生がおこりうる。
ウェアラブル端末のバッテリーはスマホと同様、充電容量を増やすためエネルギー密度の高いリチウムイオン充電池を採用している。
特にウェアラブル端末は、常に身につけて使用することからスマホ以上にバッテリーの安全性が求められる。
3)小型軽量である
ウェアラブル端末は、ユーザに不要なものを身につけさせる、安全であることの他に小型軽量でなければ使いものにならない。
少なくとも現状のメガネ、腕時計と同等の大きさ、重量、つけ心地でないと違和感があり長時間の装着は無理である。
これらから、ウェアラブル端末を普及させるには、メガネ、腕時計並みのサイズと軽さであることに加え、使ってみたくなる魅力的な機能をもっていることが必要となり、ハードルが高い。
3.ウェアラブル端末は社会的に受け入れられるか?
ウェアラブル端末は利用者側の条件のみをクリアすれば、携帯電話、スマホのようにどこでも使えるのであろうか?
1)携帯電話、スマホは使用時のマナー、ルールが定着
携帯電話やスマホは普及するにつれ、電車内、公共の場所などにおいて、通話は控える、ゲームなどの音はださないなど周囲の人に不快感を与えないようなマナー、ルール作りが行われ、暗黙の了解として定着した。
その他、携帯、スマホにはスカート内の盗撮防止などのため撮影時に音を出す機能を持たせ犯罪の誘発を防ぐように考慮されてきた。
2)ウェアラブル端末を使用する際のルール作りが必要
新規に登場したウェアラブル端末のグーグルグラス、使用者が目で見ている状況を撮影、録画する、見ている状況を判断し必要な情報をクラウド経由グラス面に表示できる機能をもっている。
腕時計型のウェアラブル端末もグーグルグラスほどではいが、同等に機能をもたせられそうである。
まさに、グーグルグラス自体は画期的な製品であるが、その反面、盗撮、盗聴機能を持った動く監視カメラともみなせる。
今後、ウェアラブル端末を屋外や公共施設内で使用するためのルールあるいは規制つくりが必要となる。単なる「マナーを守りましょう」程度ではプライバシーを守れない。
4.ウェアラブル端末、特にグーグルグラスの普及にそびえたつ大きな壁
1)グーグルグラスの使い方
最新のグーグルグラスの使い方は以下のサイトを参照。
ワンタッチ、音声入力によりクラウドを介してネットへ接続する、静止、動画の撮影ができるようになっている。
★マイナビニュース、2014年1月20日、Google Glass体験録
http://news.mynavi.jp/column/gglass/001/
2)ウェアラブル端末の機能的な制約
主力の眼鏡型、腕時計型とも、身につけられる必要性から、小さい形状と軽量であることが必須の条件となり、いきおい、スマホと比較すると機能は大幅に限定される。
当然、バッテリーの容量も小さく、長時間連続して使えない。
限られた機能しか使えない、連続使用時間が短いことから、ウェアラブル端末は制限が多く、当面限定した使い方しかできない。
3)グーグルグラスで見えてきた問題点
グーグルグラスが試験的に使用され、一部販売されてきた過程でいろいろなトラブル、問題点がわかってきた。
① 車の運転中の装着禁止
米ウエストバージニア州ではグーグルグラスを装着しての運転を禁止する法案が提出された。
日本を始め世界各国において、携帯電話、スマホはハンズフリーの状態あるいは車を止めた状態でしか通話や操作ができない。注意力が散漫になることから自分及び他人を交通事故から防止する上で厳守すべき内容である。
グーグルグラスにも同等の規制がかかるのは当然である。
② 映画館での装着禁止
映画館での上映中にグーグルグラスをかけることを禁止するのは当然である。
著作権の塊である映画を館内で勝手に録画、録音し、海賊版のDVDとして販売、ネット上のユーチューブ、P to Pなどに動画をアップロードすることは犯罪である。著作権違反行為は厳しく取り締まらないと映画産業は成り立たない。
③ レストランなどでの装着禁止
レストランや喫茶店内でグーグルグラスをかけることを禁止している店もある。
店内のレイアウトや陳列状況などの店舗情報を盗撮する、他の客の様子を盗撮、盗聴している可能があるのでこれも当たり前である。
何より、他の客がグーグルグラスをかけた人を見た途端、自分が盗撮、盗聴されているのではと不安になること自体、マナー違反である。
④ 盗撮、盗聴対策は不十分
携帯電話、スマホいずれも、出荷時の設定は撮影時に音がする。しかし、スマホは、アプリをインストールすると撮影時に音を消して撮影できるため、人知れず盗撮ができるようになった。そのため、相変わらずスマホを使ったエスカレータ、階段でのスカート内の盗撮のニュースが報道されている。
グーグルグラスの動画、静止画撮影機能は当事者にとっては便利であるが、他人にとっては動く盗撮、盗聴装置になりかねない。
移動するたびに、自分の目と同様に見たもの、聞こえるものを撮影しリアルタイムで内臓のメモリーに保存あるいは無線LAN経由クラウドへ送られる。
グーグルグラスの改良版は連続動画時間が10秒に制限され、撮影時には赤いランプが点灯するが、これらはアプリの開発、ソフトの改造、バッテリーの強化、ランプを壊す、覆うなど素人が思いつくだけでも簡単に長時間盗聴、盗撮が可能となるだろう。
⑤ 不自然な動作、発声は他人を不安がらせ、恐怖を感じさせる
公衆の前でのグーグルグラスを操作すると、他人にとっては不自然な目線、仕種に見え、突然の独り言が聞こえ奇異に感じる。
人が集まる場所において、通常の人に対する視線、会話などの自然なしぐさとは違ったものを感じられると、人は本能的に危険を察知し、それから避けようと行動を起こす。
あたかも、存在してはいけないエイリアンの気配を感じ、一斉にその場から遠ざかる行為は大混乱を招く可能性がある。
4)グーグルグラスは移動式の監視カメラとしての機能を持っている
① 犯罪捜査の3点セットは固定式監視カメラ、DNA、携帯電話
現在、日本国中に固定の監視カメラが多数設置され、それをもとに犯罪者が検挙されたとのニュースを耳にする。
また、犯罪捜査時、犯人特定のために長年使われてきた指紋に加え遺留品などのDNA鑑定が広く採用されている。
更に、1人1台携帯電話かスマホを保有し、常に身につけていることから、犯罪捜査時は、被害者の携帯/スマホの送受信記録、電源が入って入れば概略の位置情報、最近のGPS機能付きなら現在地までわかるようになった。
これらの全国津々浦々の高速道路、一般道路、店舗に設置されている固定の監視カメラの映像情報、犯罪現場に残された加害者のDNA情報、及び被害者・加害者の保有している携帯、スマホの情報の3点セットは、加害者の検挙、犯罪の立証のため大いに役立っている。
特に、固定の監視カメラは、事件発生後の犯人逮捕、裁判時の証拠には欠かせない手段となっているのみならず、犯罪の抑制にも効果をあげている。
今後ますます監視カメラが犯罪の予防に役立ちそうである。
② 固定式監視カメラの公開はプライバシーの侵害
民間の監視カメラの映像がユーチューブにアップロードされていることがある。
事故時、犯罪時の状況、面白おかしい場面、奇異な状況などの動画がほとんどであるが、映っている人物のプライバシーを侵害しているのではと思われるものもある。
被害者のプライバシーは厳しく守られなければならないが、加害者のプライバシーも多少は考慮すべきであろう。だからと言って、加害者の人権ばかりを尊重する人権派、社会派を売りにしている売名弁護士などの行動にはいつもあきれてしまう。
監視カメラの映像を他人に見せる、公開する場合は、プライバシーや肖像権を考慮し慎重に行うべきである。
③ 屋外でのグーグルグラスの使用には厳しい制限が必要
グーグルグラスを多くの人が利用すると、固定式監視カメラに移動式監視カメラが加わることとなる。
グーグルグラスを使用すると本人の日記代わりの行動記録となる他、写された画像は後日、監視カメラの映像として使われる可能性がある。
他人が写っていない画像なら問題ないだろうが、大半は自分の見たものを録画しているつもりでも、場所、人物なども同時に写りこんでいる。
人はいつのまにか盗撮、盗聴され、他人にどう使用されるかわからない行動やしゃべっている音声を気にしてしまう。
自由な行動、自由な発言をだれかに盗撮、盗聴されているのではと思いめぐらす、プライバシーを侵害されているかもしれないと思い、周囲をきょろきょろと見渡してからしか次の行動を起こせない社会になってほしくない。
常にグーグルグラスにより撮影されている、録画されているかもしれないなど社会的不安を引き起こしかねない動く監視カメラを世間が認めるとは思われない。
最終的に、周囲の人々に不快感を与え、社会的ルール、マナーを逸脱しかねないグーグルグラスは、屋外の道路、電車、店舗、公共施設、公園などでは全面使用禁止となるだろう。
4)グーグルグラスは一般には普及しない/できない
グーグルグラスはマナーすなわち他人に対する社会的礼儀及び他人のプライバシー侵害を払しょくできないため、一般人には普及しない/できない。
しかし、グーグルグラスはプラント、工場の設備点検、補修業務、配送時のピッキングなどの現場作業には業務効率をはかる上で絶大な威力を発揮しそうなことからこの分野では急拡大するだろう。
IT業界は、スマホ、タブレットの次の大型の新製品としてウェアラブル端末を普及させたいが、上記を考慮するとウェアラブル端末の市場はスマホ、タブレットの1/100程度にしかならないだろう。
グーグルグラスを含めたウェアラブル端末は、技術で勝利しても、商売としては失敗に落ち着きそう。
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
1.ウェアラブル(身につけられる)端末
★日経ビジネス、2013年3月4日、「スマホの次」、早くも覇権争い
★日本経済新聞、2013年8月31日、「着ける端末」開発競争、「メガネ」「時計」でネット接続
★朝日新聞、2013年9月6日、 身につける携帯続々、時計で通話や撮影、メガネにメール表示
★日経ビジネス、2013年11月18日、ウェアラブルの熱狂、「目」「腕」「体」の争奪戦
★日経ビジネス、2013年3月11日、眼鏡端末でネットも映画も
★日経ビジネス、2013年10月28日、サムソン、腕時計の勝算
★日経トレンディ、2013年10月号、グーグルの電脳メガネとアップルの「iWatch」がやさしくわかる講座
★日経ビジネス、2013年12月18日、「ポストスマホ」の勝ち方
★日経ビジネス、2014年2月3日、「ネコも杓子もウェアラブル」
2,ウェアラブル端末が利用者に受け入れられる条件
★無線モジュール.com、【エンジニアブログ】ウェアラブル端末と無線技術
http://www.musen-module.com/news/2013/nov2013/news03.html
★総務省、電波の人体に対する影響、
http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/jintai/
★子供と携帯電話、携帯電話の電磁波が及ぼす子供への影響
http://childphone.wishplot.net/denjiha/sar.html
★ネイチャーインターフェイス、NI Report 「ウエアラブル機器の電磁波は危険なのか?」
http://www.natureinterface.com/j/ni11/P84_87/
★ウイキペディア、リチウムイオン二次電池の異常発熱問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%81%AE%E7%95%B0%E5%B8%B8%E7%99%BA%E7%86%B1%E5%95%8F%E9%A1%8C
★ウイキペディア、ボーイング787のバッテリー問題
4.ウェアラブル端末、特にグーグルグラスの普及にそびえたつ大きな壁
★日経ビジネス、2013年11月11日、グーグルグラス、また一進前進
★JBPRESS、2013年5月9日、グーグルのめがね型端末に非難集中、発売前から着用禁止の事例が続々
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37743?page=2
★ヤフー、2013年12月14日、ウェアラブルに慣れるのは、まだこれから
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakamura-ichiya/20131214-00030619/
★ヤフー、2014年1月10日、ウェアラブルデバイスが普及するために必要なことを、UI目線で考える
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yukiigarashi/20140110-00031448/
★ヤフー、2014年1月23日、Google Glassを付けたまま映画館で映画を観てたら逮捕されたでござるという話
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20140123-00031907/
★ヤフー、2014年1月27日、Google Glassに模造刀なみの法規制を
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sonodahisashi/20140127-00031992/
★ヤフー、2014年3月4日、なぜグーグルは顔認識アプリを禁止するのか? ウェアラブル元年、プライバシー保護のルール整備が急務
http://enterprisezine.jp/iti/detail/5612
2014年6月4日
パソコン情報 (25-3)
クラウドのOneDrive(旧SkyDrive)は使いやすい
要旨
1.クラウドの変遷 * クラウドの勢力は大きく変動し、ドロップボックス、ワンドライブ、グーグルプラス(グーグルドライブ)及びエバーノートの4つが市場を支配。 2.クラウドが身近なものとなった * クラウドは情報端末の垣根を取り去り、PC、タブレット、スマホ相互の同期、共有化のツールとして利用されるようになった。 * 無線LANの拡大により、従来の有線の通信、通話網の呪縛から解きはなたれ、どこにいてもネットへアクセスできる。 * クラウドの出現はハードの性能を大幅に簡素化させた。 * PCでなくともタブレット、スマホでほとんどの機能が代替できるようになり、PCはPC、タブレット、スマホから選択する端末の一つに転げ落ちた。 3.クラウドを利用する際の注意事項 * 個人情報が勝手に公開されないよう設定を確認する。 * クラウド上の「削除」の操作ミスにより、PCからファイルを消失しないように注意する。 4.2年間クラウドを使用した感想 * ドロップボックスはクラウドの中では最も使い方が簡単なため、だれでも容易に使いこなせる。 * シュガーシンクは2013年12月、既存の会員は無料で使えるが、新規シュガーシンクへの加入者は有料のみになるとの通告があり、使えなくなった。 * スカイドライブは当初使えない代物であったが、改良が加えられ、また、名称がスカイドライブからワンドライブへ変わった。 5.お勧めのクラウド * お勧めのクラウドは、無料の容量が大きなワンドライブ(初期容量15GB)かグーグルプラス(グーグルドライブ、初期容量15GB)。 * ワンドライブは、使い方が一新されたいへん使い易くなった。 * その反面、ワンドライブのパレット表示はPCにはまったくそぐわない。 |
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1.クラウドの変遷
1)2年前のクラウドの勢力
2年前のクラウドの概要と比較は以下を参照。
★パソコン情報 (25)、2012年7月1日、クラウドによりデータの保管、共有、同期化をはかる
http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-200.html
クラウドが普及しはじめた2年前、この分野の先駆けのドロップボックス、シュガーシンク、エバーノートが使われ、マイクロソフトのスカイドライブは立ち上がったばかりであった。
2)クラウドのシェアが大きく変動
クラウド市場に出遅れていたマイクロソフト、グーグルが本格的に注力、参入し、一挙に市場が拡大した。
マイクロソフトはクラウド市場にスカイドライブから名前を変えたワンドライブを投入した。ワンドライブはオフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)擬似ソフトがそのまま使え、かつ使い勝手が格段によくなった。グーグルが開始したグーグルプラスはメール、写真、動画などを簡単にクラウド化できるのが特徴となっている。
一方、一般人は無料のクラウドなら使うが、お金を払ってまでクラウドは利用しないことから、2013年12月、無料から有料に踏み切ったシュガーシンクはユーザ離れをひき起こした。
2014年6月現在、クラウドの勢力は大きく変動し、老舗のドロップボックス、ワンドライブ、グーグルプラス(グーグルドライブ)及びエバーノートの4つが市場を支配しつつある。
2.クラウドが身近なものとなった
1)クラウドは情報端末の垣根を取り去った
数年前に出現したクラウドは、当初PC間のデータの同期、共有化のために使われていたが、タブレット、スマホの普及によりPCを含む情報端末(以降、情報端末は端末と呼ぶ)相互の同期、共有化のツールとして利用されるようになった。
2)端末に係わらず情報を入手できる
クラウドを利用することにより、家庭ではPCとタブレットを使い、屋外ではスマホあるいはタブレットを持ち歩くなど、状況に応じて、どこにいても、いつでも、どの端末を使っても、作成したファイルや入手した情報を閲覧、編集できる。
3)無線LANの拡大競争
無線LANを使える場所の拡大により、従来のNTTや電力会社による有線の通信、通話網の呪縛から解きはなたれ、どこにいてもネットへアクセスできるようになった。今後は通信速度、通信容量、品質向上及びストレージのデータ保存容量の拡大競争へ突入する。
4)クラウドはPCを脅かす存在
クラウドの出現は、PCの存在を脅かすほどの激震を与えた。
従来、PCは1台ごとにOSやアプリケーションソフトをインストールし、それを基に文書、作表、画像処理などの作業、メールの送受信、ネットへアクセスし情報、画像、動画の閲覧、通話などを行わせてきた。そのため、PCにはこれらのソフトやデータを動かすための高性能のCPU、データを保存、管理するための大容量のメモリー及びHDDを必要とした。
クラウドの出現はハードの性能を大幅に簡素化させた。
OS、アプリケーションソフトはクラウド上のソフトを用い、作成あるいは入手したファイルなどはクラウド上へ保存することによりCPU、メモリー、HDDは軽装備で済むようになった。
PCでなくともタブレット、スマホでほとんどの機能が代替できるようになり、もはや、PCは一般ユーザにとってPC、タブレット、スマホから選択する端末の一つに転げ落ちた。
5)クラウドはますます身近なものとなる
TPO(Time,Place & Occasion、時間、場所、場合の略称)に応じて使えるPC、タブレット、スマホの選択、端末を裏方から支えるWi-Fiなどの無線LANの拡大からクラウドが身近に使えるツール(道具)となった。
3.クラウドを利用する際の注意事項
1)個人情報が勝手に公開されないよう設定を確認する
クラウドはネット空間へ自分の情報をアップロードして預けるため、自分のPC内に保存していた情報が設定ミスなどにより公開される、あるいは消失することもありうる。
このため、クラウドを使い始める前に、クラウド上にアップロードしたファイルが誤って公開されないよう設定を十分に確認することが最重要。うっかり公開しないよう、当初の設定から「公開」設定を削除しておくと安心である。
2)クラウド上の削除に注意
クラウド上の「削除」の操作ミスにより、PCからファイルを消失しないように注意しよう。
「削除」しても、クラウドから消失しただけなら問題ないが、PCから消失したら大変である。
クラウドでの「削除」を行う場合、何回かテストをして「削除」の操作方法を習得、確認してから実行しよう。
4.2年間クラウドを使用した感想
2年前(2012年)からクラウドのドロップボックスとシュガーシンクを使った感想をまとめる。
1)ドロップボックス
ドロップボックスはクラウドの中では最も使い方が簡単なため、だれでも容易に使いこなせる。ドラッグ&ドロップにより自分自身、友人などとの端末間で、情報の受け渡しができるので重宝している。ただし、無料の容量が2GBと小さく、PC内のデータのバックアップなどには向かないため、専ら友人との間でのファイルの転送に使用している。
2)シュガーシンク
シュガーシンクは自分の作成途上のファイルの一時保存と友人との間でのファイル転送に使ってきた。2013年12月、突然、日本国内の既存の会員は従来とおり無料で5GBまで使えるが、新規シュガーシンクへの加入者は有料のみになるとの通告があった。
この結果、シュガーシンクを使い新規に友人へファイルなどを転送することができなくなったため、2014年からシュガーシンクの利用を休止した。
既存の会員はまだ無料で使えるが、いつ既存会員も有料に変更されるかもしれないことから、もはや使い続けることはできない。
このように、無料で使えるネット上の各種サービスは、運営会社の意向によりサービスの中止、別のサービスへの強制的な乗り換え、無料から有料への変更などが日常茶飯事に発生している。もはや、驚くべきことではない。
IT関連のハード、ソフトの変化は大きく、突然ハードの販売停止、サービスの終了などが発生するため、ユーザはそれに追従し古い物を新しいシステムへ乗り換えていくことが必須となる。
マイクロソフトはウィンドウズXPを切り捨てウィンドウズ7、8、8.1へ、アップルはiOS8対応端末からiPhone4を切り捨てた。
3)スカイドライブ
当初のマイクロソフトのクラウドはスカイドライブだった。初期のスカイドライブの会員は無料で25GBの容量をゲットできたが、その当時のスカイドライブは複雑怪奇なため使い方が難しく、まったく使えなかった。
その後、スカイドライブに改良が加えられ、また、商標権の裁判で敗訴したことを受け名称がスカイドライブからワンドライブへ変わった。
5.お勧めのクラウド
1)ワンドライブかグーグルプラスがお勧め
いくつもの無料のクラウドに登録しても、常用するのは一つのクラウドになり、残りは登録しただけで、使わないまま放置される。
これから、メインとして使うクラウドは一つに絞った方がよい。
お勧めのクラウドは、無料の容量が大きなワンドライブ(初期容量15GB)かグーグルプラス(初期容量15GB)である。(2014年7月から無料容量が7GBから15GBへ変更:2014年7月19日追記)
無料の容量が小さいと、画像など大容量のファイルをアップロードすると、規定の容量を超えることもあり、常に容量制限を気にしながら使い続けなければならず、使いづらい。
ワンドライブ、グーグルプラスいずれも、ITのガリバー企業が運営し、競合先のソフトを念頭に改良を加えられているため使い勝手が簡単である。
個人的にワンドライブをメインのクラウドとして使用しているため、その使い心地や注意事項を載せる。
★マイナビニュース、2014年4月19日、「OneDrive」はDropbox、Google Driveとどう違う? - OneDriveでできること編
http://news.mynavi.jp/articles/2014/04/19/onedrive_howto/002.html
2)ワンドライブのインストール&使い方
ワンドライブのインストールから各種設定の方法は、以下のサイトの方がマイクロソフトのサイトよりわかりやすい。
このサイトには、公開設定を削除する方法も載っているのでインストールしたらすぐに公開設定を削除しよう。
★Free Soft、Sky Drive
http://senryaku.sengoku-jidai.com/Freesoft/SkyDrive.html
★マイクロソフト、One Drive、あなたの生活のあらゆるものをまとめて保存
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
3)容量の追加方法
せっかくクラウドを使うのなら、極力無料の容量を増やしたい。
追加容量の設定方法は以下のサイトを参考にすると、登録時の15GBからすぐに3GB増やすことができる。更に追加したい場合はOne Driveに友人を紹介すると、自分及び友人ともに0.5GBそれぞれ増加し、最大5GBまで増やせる。
★マックんのブログ、2014年2月22日、SkyDriveからOneDrive(ワンドライブ)へ -容量追加キャンペーン- #OneDrive
http://mtokusryx.seesaa.net/article/389447244.html
4)アカウントの認証にはスマホ(携帯電話)のメールアドレスが必要
ワンドライブを使いアカウントの認証、共有化を行う場合、不正防止のためスマホ(携帯電話)によるメールアドレスの認証が求められる。
私の場合、携帯電話(ガラケー)は通話のみの契約(7年前に使い始めたソフトバンクの契約は通話のみで900円/月、他のオプションは無料期間が過ぎたらすべて解約済み)だったため、携帯電話のメールアドレスがなく、いろいろ他の認証方法を試してみたが、結局だめで、最終的に携帯電話のメール利用契約(300円/月)を追加せざるを得ない羽目となった。
そのため、携帯電話料金は1,200円/月(通話、メール利用のみ)となった。
このように、ワンドライブを使うためにはスマホあるいは携帯電話(ガラケー)のメール利用契約が必要となる。
利用の前提として、PCのユーザは誰もがスマホあるいはガラケーを持ち、かつ携帯メールも使えることとしており、納得がいかない。なぜ、PCだけでアカウント認証ができるシステムにしないのであろうか・・・・・・。
★Windows、Outlook.com アカウントのヘルプ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/outlook/account-temporarily-blocked
5)ワンドライブのパレット表示はPCには合わない
ワンドライブの表示はタブレット、スマホなどの利用を優先したため、パレット表示がメインとなっている。
PCユーザにとっては、少しでも多くのタイトルや詳細情報が欲しいのに、ばかでかいパレット表示はディスプレイにはまったくそぐわない。しゃしゃり出てくる青いパレットは俗悪そのもの。
一応、詳細表示への切り替えも可能であるが、詳細表示の機能内容が少なくPCユーザの意向をまったく無視している。
PC向けとタブレット、スマホ向け両方に対応できるようにしたため、中途半端な設計思想となっており、最悪の対応。
ウィンドウズ8.8.1で失敗したことを、クラウドでも繰り返しており、いつ改善されるのだろうか・・・・・・。
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
1.クラウドの変遷
★マイナビニュース、2013年12月12日、「SugarSync」の5GB無料プランが2014年2月に終了、国内版は継続
http://news.mynavi.jp/news/2013/12/12/301/
★日経PC21、21014年5月号、無料クラウド新常識、P.14~61
総論、仕事に趣味に丸ごとクラウドを活用しよう
ドロップボックスで作業効率がグンとアップ
文書の保存・共有はワンドライブで決まり
身の回りの生活情報をエバーノートで一括管理
グーグルプラスで写真を簡単に保存
★日経PC21、2014年1月号、ハードディスク、SSD+クラウド、P.60~67、
クラウドに保存してファイルを共有
ほかのパソコンでファイルを閲覧・編集
メールで送れない大きなファイルも共有
オフィス文書を共有して同時に編集
★瀧/TAKI’s Blog、2014年1月11日、大容量のクラウドストレージ比較(オンラインストレージ):写真、動画、バックアップ用
http://kohju.justplayer.com/diary_20140111.html
★The Goal、誰でも超簡単に無料で使える!無料クラウドサービスの比較・活用法(2014年最新版)
http://thegoalnext.blog.fc2.com/blog-entry-473.html
★OCTOBA、2014年2月1日、【特集】無料?有料?容量は?各クラウドサービスを比較してみた!
http://octoba.net/archives/20140202-android-feature-cloud.html
★freesoft100、2014年3月21日、無期限にデータを保存するならドコ?オンラインストレージ比較
http://freesoft-100.com/topic/online-storage.html
★マイナビニュース、2014年6月24日、マイクロソフト、OneDriveの無料利用の容量を7GB から15GBに増加 (2014年7月19日追記)
http://news.mynavi.jp/news/2014/06/24/212/
★ヤフーニュース、2014年6月3日、さらば、iPhone 4:アップルは何百万台も売れた端末をサポート対象から外してしまった
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140603-00010002-biz_rwj-nb
★CNET JAPAN、2013年8月1日、マイクロソフト、「SkyDrive」の名称を変更へ--商標裁判敗訴を受け
http://japan.cnet.com/sp/allaboutms/35035381/
5.お勧めのクラウド
★INTERNET*、2014年3月13日、SkyDrive(OneDrive)の一番簡単な使い方
クラウドをどう使うか * クラウドは情報を共有化できることから、業務の効率化を図る場合にはメリットが多いが、クラウドを使わなくともパソコンライフに支障がないのも事実。 * クラウドは仕事をバリバリと行い、個人的にも友人や趣味の仲間との情報交換を常に行っている若い世代には、英語と同様、欠かすことができないツールである。 * 引退した年長者などは自己完結的な生活をしているため、クラウドを使う必要性は薄い。しかし、クラウドを使うとパソコンライフの幅が広がり、利便性が増す。 |
1. クラウドとは * クラウド化すると、画像や趣味のデータを家族、友人と共有する、メールでは送ることができない大容量のデータも簡単に受け渡しすることができる。 * クラウド化の保存容量は大変小さいため、クラウドは個人、業務用ともに一時的なデータの保存、共有化のツールとして使われている。 2.ク ラウドの特徴 * 自分の使っているパソコンのデータをスマートフォンなどと共有できる。 * パソコン内のデータが消失しても、クラウドにデータを保存してあればそのデータを復元できる。 * 自分の大事な家族、思い出の写真、自分が作成したファイルは、一旦消失すると二度と見ることが不可能なため、異なった種類のバックアップ方法により二重、三重のバックアップを取っておく。クラウドもバックアップの一つ。 * クラウドに保存しているデータは、いろいろな要因によりデータが消失することがある。 * クラウドへデータを保存すると、そのデータは運営会社により常時閲覧、保存されている。また、ハッカーなども盗み見している可能性があることを知ったうえで、クラウドを使おう。 * クラウドによりデータの共有化、大容量のデータの受け渡しが簡単にできる。 * 共有化するとメンバ全員にメールアドレスが公開されてしまう。 * 共有化するファイルは互いに知っている仲間だけに限定しないと、共有メンバ全員のメールアドレスが知られてしまうため十分注意して共有者を選ぶこと。 3. ファイル保存用ソフト * エバーノートのアップロード容量(保存容量は無制限)は60MB/月と格段に小さいためまったく使い物にならない。 * スカイドライブは無料の保存容量が25GB(2013年6月13日追記、スカイドライブの無料容量は2012年4月24日から7GBに下がった)と大きいため、魅力的であるが、使い方が複雑怪奇のため、使いこなせない。 * ドロップボックスは使い方が簡単なため、誰でもすぐに使える。 共有時のファイル操作のミスによるデータの消失、修正を防ぐため、共有時にはコピーを使いファイルを移動させることが必要。 * シュガーシンクはドロップボックスと同様の機能を持ち、かつ使い勝手が良いため、クラウドとして一番勧められる。 |
項目 | ドロップボックス | シュガーシンク | エバーノート | スカイドライブ |
無料保存容量 | 2GB | 5GB | 限度なし ただし、無料のアップロード容量は 60MB/月 | 25GB |
使い方 | ファイルを一時的に保存 | 複数のユーザがファイルを共有 | いろいろなデータを保存 | 大量のデータを保存 |
特徴 | 使い方が簡単 ファイルの同期、共有化ができる | 同期、共有化の設定が自由にできる。 | データをスクラップにしてまとめられる。 | 大量のデータを保存 |
短所 | 使い方などが完全に日本語化されてない。 使い方がわからない時に英語の説明では途方にくれる。 | 使い慣れるのにちょっと時間がかかる。 | 一度に大量のデータをアップロードできない。 | 操作方法が複雑で、慣れるのは大変 |
用途 | 自分の複数台のパソコンの共有、同期。 | 自分の複数台のパソコンの同期、共有。 他のユーザとのデータの共有、同期。 | 様々な情報の整理。 | 大容量のファイルの保存。 |
他のユーザのパソコンと共有化すると、誰かがファイルを消去する、修正するとオリジナルのパソコンを含むすべてのパソコンへ反映される。 | フォルダー別に共有化の選定、読み込みだけの指定ができる。 | うまく使いこなすには、別のソフトをインストールする必要があり、ソフトとしてまだ完成度は低い。 | ||
注意事項 | 共有化すると、そのファイルのメンバ全員がメールアドレスを知ることとなる。 | 共有化すると、そのファイルのメンバ全員がメールアドレスを知ることとなる。 | ||
総合評価 | 使い方が簡単なので誰でもすぐに使える。 自分だけのパソコン、スマートフォン、会社のパソコン間のデータの共有、同期に最適。 他のユーザとデータの共有化を行うとメンバ側でデータの削除、修正が勝手に行われることがある。 また、メールアドレスはメンバには筒抜けとなる。 | ドロップボックスの機能を更に拡充したソフト。 使い方を覚えるとドロップボックスより使い勝手が良い。 共有時、メンバに対しファイルの削除、修正防止ができる(メンバが勝手にファイルをいじくれない)。 他のユーザとデータを共有化するとメールアドレスはメンバには筒抜けとなる。 | 無料ではほとんど使えない。 | 使い方が難しく、使えない。 |
○ | ◎ | × | × |
1. 家庭内LANによるファイル共有 * パソコンが2台以上あればどの家庭でも家庭内LANを使える。 * 家庭用LANを設定する際、マイクロソフトのサイトへアクセスし、手持ちのウインドウズXP、ウインドウズ7などのOSごとに指示とおり行うと、素人でも簡単に対応できる。 2. 家庭内LANの設定時のトラブル * 家庭内LANは必要性が薄い?ため、必死に家庭内LANの設定を行っていない。 * 家庭内LANがうまく設定できない原因はセキュリティソフト。 * 共有化したいパソコンの信頼性レベルの設定を完全な信頼へと変更するとよい。 3. モザイク処理 * ネット上にブログやホームページの画像を公開する、友人などへ画像をメールに添付する場合、著作権の抵触、他人のプライバシーの侵害、自分のプライバシーを守るため画像や文章にモザイクをかける必要がある。 * モザイク処理(画像加工)のフリーソフトの中で、「JTrim(ジェイトリム)」が、操作方法が簡単かつ初心者でもインストールしてすぐに使えるため勧める。 * JTrimを使う場合、モザイク処理を解除(はずす)されないよう初期設定を変更することが必要。 4.デジカメの画像情報 * 撮影したデジカメの画像情報を知ることができる、フリーソフト「Exif(エグジフ) Reader」をパソコンにインストールしていると役にたつ。 |