今後の人生と日常生活に役立つトレンディな情報、知っておくとためになることを具体的にわかりやすく説明。

人生と生活に役立つトレンディな情報マガジン(愛称:人生トレマガ)

目次 安全な生活(詐欺 個人情報) 

番号

タイトル

情報番号

サブタイトル

発行年月日

223

新しい電話機、迷惑電話、オレオレ詐欺、撃退法

雑情報 (47-4)

古い電話機を迷惑電話、 オレオレ詐欺防止に効果がある新しい電話機に買い替えよう2017年9月29日

222

迷惑FAX、撃退、電話機、ナンバー・ディスプレイ

雑情報 (47-3)

電話機とナンバー・ディスプレイを使った迷惑FAX撃退法2017年8月31日

149

生活

迷惑電話

雑情報 (47-2)

迷惑電話の撃退法 その2

20121029

142

生活

迷惑電話

雑情報 (47)

迷惑電話の撃退法

2012831

53

生活

貴重品

雑情報 (19)

貴重品(印鑑、通帳、カード)の管理はどうしている?

20091110

51

生活

落し物

雑情報 (18)

落し物をした、拾った場合の対処は?

20091016

47

生活

詐欺

雑情報 (17)

日常生活の中でだまされないようにしよう

2009919

9

法律

保証人

雑情報 (1)

連帯保証人にはなるな!人生破滅へまっしぐら

2007713

141

生活

情報

雑情報 (46)

これだけは読んでほしい情報メルマガのリスト

2012821

132

法律

詐欺 ネット

雑情報 (43)

ネットのゲーム詐欺、個人情報流出を防ぐ

2012528

257新型コロナ、巣ごもり、NHK、偏向した民放、情報入手雑情報  (83)コロナの信頼できる報道をしているのはNHKのみ2020年4月27日

67

情報

信頼性

雑情報 (28)

情報の入手と信頼性&情報を見極める能力

2010131

64

個人情報

ネット

雑情報 (27)

ネット接続時の個人情報の流出防止とパスワードの管理

2010114

63

個人情報

管理

雑情報 (26)

自分の個人情報はきちんと守られていますか?

2010113


関連情報

番号

タイトル

情報番号

サブタイトル

発行年月日

227

個人賠償責任保険、自転車事故、マンション管理組合

雑情報 (69-4)

日常生活時や自転車の事故に備え個人賠償責任保険に必ず入る2017年11月24日

226

火災保険、地震保険、保険の見直し

雑情報 (69-3)

日本は災害が多いため火災、地震保険に加入しよう。保険のルールが変わったので火災保険を見直そう。2017年11月2日

225

アフラック、がん保険、トラブル、解約

雑情報 (69-2)

アフラックの古いがん保険は不払いが多発、解約し返戻金を受け取るのが得2017年10月19日

224

県民共済、国民共済、見直し、解約

雑情報 (69)

60歳を越えたら、県民共済、国民共済を見直し解約する2017年10月11日





  1. 2018年02月16日 14:01 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

古い電話機を迷惑電話、 オレオレ詐欺防止に効果がある新しい電話機に買い替えよう

2017928

雑情報 (47-4)

古い電話機を迷惑電話、 オレオレ詐欺防止に効果がある新しい電話機に買い替えよう

 

要旨

1.迷惑電話、オレオレ詐欺の横行

* 若い世代、男性の高齢者は騙されにくいが、高齢の女性は詐欺師のいいカモになりやすい。

* 詐欺グループのターゲットは一人暮らしの70歳以上の女性。資産家がある、判断能力が劣る認知症ぎみの女性も当てはまる。

 

2.迷惑電話、オレオレ詐欺対策(ソフト面)

* 迷惑電話、オレオレ詐欺対策は、家族から高齢者への連絡及びサポート。

* 高齢女性の子供、親族、可能であれば隣人、友人、介護従事者がサポートしてあげないと、悪徳詐欺は防げない。

 

3.迷惑電話、オレオレ詐欺対策(ハード面)

* 高齢者は今でも古い電話機を使っている。

* 高齢者は、テレビなどからオレオレ詐欺の手口、対応策を知っているにも係わらず、詐欺グループの巧妙な手口に騙されてしまう。

* 迷惑電話、オレオレ詐欺からの電話を受けないことが簡単かつ確実な詐欺対策。

* 古い電話機は、詐欺師からの電話を着信拒否できないことから、対策として無力。

* パナソニックとシャープ及びパイオニア3社から迷惑電話、オレオレ詐欺対策機能付きの電話機を販売中。現在、パナソニック製が売れ筋。

* 迷惑電話、オレオレ詐欺対策に関し、標準機、高級機共通の機能

かけてきた相手に録音するとのメッセージを流す。

通話を自動録音する。

非通知電話、公衆電話、海外からの電話を着信拒否できる。

迷惑電話などの着信拒否の登録件数は300件。

0120及び0800からかかってくる電話番号を着信拒否できる。

* 高級機のみにある機能

警視庁、自治体のオレオレ詐欺に使われた電話番号のデータベースを基に事前に着信拒否できる。

* 用途に応じた仕様

子機の台数は標準機は1台であるが子機2台タイプもある。

電話機にかかってきた電話をスマホなどへ自動転送する機能。

電話機の親機は標準機ではケーブル接続であるが、ワイヤレスタイプもある。

* 自宅、高齢者家庭で使っている電話機が10年以上前のものなら、

 パナソニックの標準機VE-GD25DL 6,000円程度 を勧める。

* 65歳以上の高齢者夫婦、1人住いなら上記の機種でも十分。しかし、相談相手も少なく、今後認知機能が衰えていくことを考慮すると、高級機も捨てがたい。

パナソニック製の高級機:VE-GD66DL13,000円程度 を勧める


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1.迷惑電話、オレオレ詐欺の横行

悪徳業者からかかってきた電話に騙され高額な物品を売り付けられた、オレオレ詐欺グループからの電話を信じてしまいお金を搾取されたなどの犯罪が多発している。

 

1)騙されやすい人の性別、年齢、性格

迷惑電話、オレオレ詐欺電話がかかってきた場合の応対は性別、年齢、性格により異なる。

 

若い世代、男性の高齢者

若い世代、男性の高齢者は、会社の社員として働く、自営業を営む間に知らない相手との電話対応を身につけている。

 

自宅に知らない人から電話があると、まず詐欺かもしれないと思って受話器を取り、会話の途中でおかしいとわかれば毅然と断る、電話を切るので詐欺師から騙されることは少ない。

 

高齢の女性

団塊の世代及び年配の女性は、長年男性のサポート役として過ごしてきたため、内向的な行動をとりがちである。特に専業主婦は、外部との接触が少ないためその傾向が強い。

 

高齢の女性の中で思い込みが激しく、声がまったく違うのにすぐに息子だと勘違いし信じてしまう、おとなしくキッパリ断り切れない、相手の言葉をすぐに信じてしまう、やさしく/強く言われるとずるずる従う女性は、詐欺師のいいカモになりやすい。

 

2)詐欺グループのターゲットは一人暮らしの70歳以上の女性

テレビ、ネットの情報から、騙されやすい人の性別、年齢、性格がわかってきた。

 

詐欺師が狙うのは、以下のを最低条件にに該当する女性である。

女性、70歳以上、一人暮らし(夫と死別/離婚し子供は独立)、多額の貯金がある。更にの他に認知症の症状があり判断能力が劣る女性も該当する。

 

詐欺師グループはこれに的を絞り、大金をせしめようと画策している。

名簿業者から(最近、個人の電話番号は電話帳に載せなくなった)氏名、電話番号、家族構成、離別/死別した夫の勤務先、資産状況、高額商品の購入リスト、悪徳業者に騙された人のリストなどの名簿を購入し、スクリーニングした上で詐欺電話をかけてくる。

 

 

2.迷惑電話、オレオレ詐欺対策(ソフト面)

今すぐにできる迷惑電話、オレオレ詐欺対策は、家族から高齢者への連絡及びサポートである。

 

1)高齢者は子供、親族とまめな連絡を取る

一人暮らしの70歳以上の女性は、自分が詐欺グループのターゲットとなっていることを認識しておこう。

 

かつ、子供達とまめに連絡をとることを心かける。

 

2)子供、親族が一人暮らしの高齢女性をサポートする

子供、兄妹は身内の高齢女性(実、義理の母親、祖母)に対し、会う、電話するなどにより話す機会を増やし、悪徳電話、オレオレ詐欺グループから騙されないように、良く言い聞かせることがたいせつである。

 

高齢者は心身共に衰えがでてきており、日々の過ごすのが精いっぱいで他のことに配慮できなくなる。

 

高齢女性の子供、親族、可能であれば隣人、友人、介護従事者がサポートしてあげないと、悪徳詐欺は防げない。

しかし、最後まで頼りになるのは親族である。

 

 

3.迷惑電話、オレオレ詐欺対策(ハード面)

1)高齢者は古い電話機を使っているため騙されてしまう

高齢者は電話機を買い替えることにより、迷惑電話、オレオレ詐欺から免れるにもかかわらず、今でも古い電話機を使っている。

 

高齢者が、新しい電話機を買わない理由は、以下の3つ。

 迷惑電話、オレオレ詐欺防止機能付きの電話機があることを知らない。

 まだ使える古い電話機を捨てるのはもったいない。

 年金生活なので、できるだけ出費は避けたい。

 

高齢者は、テレビ、自治体の広報などからオレオレ詐欺の手口、対応策は知っている。それにも係わらず、電話を受けた途端、自分の息子だと勘違いする、手口が自分の知っている事例とは違う、あわてて対応させられるなどからまんまと騙されてしまう。

 

古い電話機は、かかってきた電話を取る(詐欺師の会話を聞く)ことが避けられないため、その瞬間から詐欺師と話さざるを得ない。

 

詐欺グループはマニュアルを手に、電話に出た高齢者の言葉を聞きながら判断能力、性格を見抜き、臨機応変に詐欺の手口を打ち出してくる。

外部との接触が少ない高齢者が、口達者の詐欺師に騙されるのは当然だろう。

 

2)古い電話機では、オレオレ詐欺を防げない

迷惑電話、オレオレ詐欺からの電話を受けない(電話を取らない)ことが最も簡単かつ確実な詐欺対策である。

 

しかし、古い電話機は、詐欺師からの電話を着信拒否できないことから、詐欺対策として無力である。

 

オレオレ詐欺グループによるお金の搾取が大きな社会問題となった10年前から、迷惑電話、オレオレ詐欺対策を施した新型電話機が次々と発売されている。

 

3)迷惑電話、オレオレ詐欺対策を撃退できる新しい電話機

パナソニックとシャープ及びパイオニア3社から迷惑電話、オレオレ詐欺対策付きの電話機が発売されている。現在(2,0179月時点)、機能、価格、評判からパナソニック製が売れ筋。

 

代表的な標準機 

 パナソニック:VE-GD25DL6,000円程度

http://panasonic.jp/phone/gd25/

 

シャープ:JD-G32CL

http://www.sharp.co.jp/phone/products/jdg32.html

 

代表的な高級機

パナソニック:VE-GD66DL13,000円程度

http://panasonic.jp/phone/products/gd66.html

 

価格.com、電話機、人気ランキング、(2017928日)

http://kakaku.com/kaden/telephone/

 

(1)迷惑電話、オレオレ詐欺対策に関し、標準機、高級機共通の機能

かけてきた相手に録音するとのメッセージを流す。

通話を自動録音する。

標準機:録音は1件、10分間のみで、次回電話に出るたびに上書きされる。

高級機:電話機内蔵のメモリーに99件分、120分まで自動録音できる。

 

以下は、NTTとナンバー・ディスプレイ契約(400/月、税抜き)することで利用できる。

非通知電話、公衆電話、海外からの電話を着信拒否できる。

迷惑電話などの着信拒否の登録件数は300

旧製品では、迷惑電話受信拒否の登録件数は30件だった。

0120及び0800からかかってくる電話番号を着信拒否できる。

旧製品では、0800(数年前にはこの番号自体なかった)からかかってくる電話は着信拒否できない。

 

(2)高級機のみにある機能

警視庁、自治体のオレオレ詐欺に使われた電話番号のデータベースを基に事前に着信拒否できる。

利用料(ソフト代)は無料であるが、11回のデータベース更新を行うと電話代として10/回がかかり、310円、税抜の電話代となる。

データベースの更新1か月に1回にすると10/月ですむ。

 

トビラシステム(株)が提供している迷惑電話のデータベースについては以下のサイトを参照。

 

家電Watch、パナソニック、迷惑電話を自動で拒否するデジタルコードレス電話機、2016112

http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/738546.html

 

(3)用途に応じた機能

その他、最新の電話機は使用条件に応じて以下の機種がある。

電話機の子機の台数として、標準機は1台であるが子機2台タイプもある。

電話機にかかってきた電話をスマホなどへ自動転送する機能。

電話機の親機は標準機ではケーブル接続であるが、ワイヤレスタイプもある。

子機は標準機でもすべてワイヤレス。

 

以下のサイトに01200800番号について

 

ねんきん!0800から始まる電話番号は誰から? 080なのに携帯じゃない?

通話料は? 201799

https://www.kokumin-nenk.info/servicer/0800.html

 

4)推奨する新型電話機

10年以上前の電話機をつかっている家庭

自宅、高齢者家庭で使っている電話機が10年以上前のものなら、

 

パナソニックの標準機VE-GD25DL 6,000円程度 を勧める。

http://panasonic.jp/phone/gd25/

ただし、NTTのナンバー・ディスプレイ契約(400/月、消費税抜き)が別途必要。

 

 くっきり見やすいホワイトバックライト液晶

 

画像1 パナソニック製 デジタルコードレス電話機

VE-GD25L

http://panasonic.jp/phone/products/gd25.htmlから引用

 

 

この機種を使っているだけで、かなりの迷惑電話、オレオレ詐欺からの電話を電話が鳴るまえに事前阻止できる。

 

この電話機にかけてきた詐欺師グループは、呼び出し音が鳴る前に詐欺師に対し会話内容を録音するとの警告を伝えるので、詐欺師は直ちに電話を切るだろう。

 

電話を受けた人(詐欺の被害者、詐欺の被害にかかりそうになった)が、電話内容から詐欺電話だとわかると、電話番号、会話内容などを警察へ通報する可能性がある。

その結果、詐欺師が使っている電話機の通話履歴が判明、詐欺グループの行動が絞られ、逮捕へつながる。

詐欺グループにとり、騙して大金をせしめる確率より、逮捕され留置場に拘束される確率の方が格段に上がるので、即、電話を切るのは確実である。

 

電話録音の警告が流れる新型電話機を購入している家庭は、迷惑電話、オレオレ詐欺に注意している家庭だとわかるので、わざわざ捕まりかねない、犯罪グループの足がつくようなことはしない。

 

このように、最新の電話機を使っているだけで、詐欺グループからの電話を撃退、抑制する効果がある。

 

65歳以上の高齢者夫婦、1人住いなら

上記のパナソニックの標準機でも十分である。

しかし、相談相手も少なく、今後認知機能が衰えていくことを考慮すると、オレオレ詐欺グループからの着信電話をほとんど阻止できる高級機も捨てがたい。

 

パナソニック製の高級機:VE-GD66DL13,000円程度 を勧める

http://panasonic.jp/phone/products/gd66.html

ただし、NTTのナンバー・ディスプレイ契約(400/月、税抜き)及びオレオレ詐欺電話番号のデータベースへのアクセス用の電話代(310/月、税抜き)が別途必要。

 

 RU・RU・RU VE-GD66DL の製品画像

画像2 パナソニック製 デジタルコードレス電話機

VE-GD66DL

http://kakaku.com/item/K0000958724/images/から引用

 

 

この電話機の迷惑電話、オレオレ詐欺対策機能をうまくすり抜けて詐欺を働くことはかなり難しい。

 

 

参照資料

雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。

 

雑情報 (47)  迷惑電話の撃退法、2012831
         http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-80.html

 

雑情報 (47-2)   迷惑電話の撃退法 その220121029

http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-81.html

 

雑情報 (47-3) 電話機とナンバー・ディスプレイを使った迷惑FAX撃退法、

2017831日  http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-320.html

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  1. 2017年09月29日 11:45 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

電話機とナンバー・ディスプレイを使った迷惑FAX撃退法

2017831

 

雑情報 (47-3)

(電話機とナンバー・ディスプレイを使った

迷惑FAX撃退法)

 

要旨

1.迷惑電話、FAXの撃退法

* 電話番号を変えると迷惑電話、FAXが激減する。

* ネットを使用する限り、個人情報が漏れることは避けられない。

 

2.ナンバー・ディスプレイ

* NTTのサービスの中で一番役立つのはナンバー・ディスプレイ(400/月)。

* ナンバー・ディスプレイと電話機の設定により、ほとんどの迷惑電話をブロックできるため、ナンバー・ディスプレイ契約は、NTTの固定回線を使うなら必須。

* 高齢者は、オレオレ詐欺グループに騙されないよう、ナンバー・ディスプレイ対応の電話機(実売価格7,00012,000円)に交換し、NTTにナンバー・ディスプレイの契約をするなどの自衛策を取ってほしい。

* 高齢者は、小金を大事にして、大金を失うことは避けよう!

 

3.家庭におけるFAXの立ち位置

* FAXの普及率は2006年に56.7%となり、以降はパソコン、スマホの普及により2017年までの10年間、55%と横ばい。

* FAX付き電話機は、FAXとして使わなくとも電話機として使用できるため、廃棄されず家庭内の遺物として残っている。

 

4.家庭でできる迷惑FAX対策

* 迷惑FAXは拒否できないばかりでなく、FAX用紙や紙代は受信側が負担しなくてはならず怒り心頭。

* 迷惑FAX1通あたり10円を払わされている。

* 具体的な迷惑FAX対策

FAX付き電話機のA4普通紙のトレイを取り外す(用紙を入れておかない)。

A4用紙がないと、FAX付き電話機のディスプレイに「FAXが届いています」との表示。

送信元を確認するため、パソコン、スマホのグーグル検索欄にFAXしてきた電話番号を入力し検索。

迷惑電話だと確認できたら、FAX付き電話の取扱説明書に従い、保存されているFAX内容を削除。

引き続き、電話機に保存されているこの電話番号を迷惑電話として受信拒否にすれば、すべて完了。

新しい機種には、ディスプレイに保存されたFAX内容を表示できるのもあるので、その場合、の作業をスキップできる。



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1.迷惑電話、FAXの撃退法

1)電話番号を変えると迷惑電話、FAXが激減した

昨年、関東から九州へ転居したのに伴い電話番号を変えた。

  

40年近く関東に住み、当初からNTTNTT東日本)の同じ電話番号を使用してきたため、迷惑電話が510/月かかっていた。

 

転居後、新たな電話番号(NTT西日本)を伝えたのは親族、友人、手続き上書類に記載した金融機関、電力・ガス会社、官庁、及びネットから物品を購入する際信頼できると考えたサイトに限定したため、迷惑電話は01/月に激減した。

 

新規の電話番号を知っているのは、限られているはずなのに迷惑電話、FAXがたまにかかってくることから、個人情報が漏れたのであろう。

IT技術を使いランダムに電話をかけ電話番号が活きているかどうかを調べ、我が家の電話番号を知ったのかもしれない、はたまたGoogleMicrosoft、アマゾン、楽天などの登録情報を何らかの方法で知ったのかもしれない。

 

いずれにしろ、ネットを使用し世界とつながっている限り、個人情報が漏れることは避けられない。

 

2)迷惑電話の対策

迷惑電話の対策については、

 

雑情報 (47)  迷惑電話の撃退法、2012831

http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-80.html

 

雑情報 (47-2)   迷惑電話の撃退法 その220121029

http://composttec.blog.fc2.com/blog-entry-81.html

 

を参考に、かかってきた相手の会社名、名前などを聞き素性(迷惑電話)がわかったらすぐに「興味がありません」と言ってガチャンと切って撃退している。

 

その後、電話機(ナンバー・ディスプレイに対応している電話機)に記録されている(NTTのナンバー・ディスプレイを契約)相手先の電話番号を受信拒否にすると、それ以降、同じ電話番号から電話がかかってくることはなかった。

 

新規の電話番号の場合、迷惑電話であっても止む無く1回は電話に出なくてはならないが、2回目以降はシャットアウトできる。

 

しかし、悪徳業者が電話機(電話番号)を変えて電話をしてくる場合は、上記を繰り返すしか対策がない。


 

2.ナンバー・ディスプレイ

1)ナンバー・ディスプレイは必須の機能

NTTのサービスの中で一番役立つのはナンバー・ディスプレイである。

 

NTTのオプションとなっているナンバー・ディスプレイサービス(400/月)を契約し、かつナンバー・ディスプレイ対応の電話機の設定を行う。

電話機の非通知

公衆電話

海外

などからの電話を受け付けないようにしておくと、これらから電話がかかってきても、呼び出し音はならず、拒否できる。

 

相手先には、以下の内容を自動応答している。

非通知からの電話なので接続できない、通知にしてかけ直すように。

公衆電話からは接続できない。

表示圏外から接続できない。

 

更に、迷惑電話、コンタクトしたくない相手の電話番号を受信拒否に設定することにより、それ以降、電話がかかってきても呼び出し音が鳴らない。

受信拒否された相手先には、電話をかけても話し中のプー、プー、プーが流れる。

 

ナンバー・ディスプレイと電話機の設定により、ほとんどの迷惑電話をブロックできるため、ナンバー・ディスプレイ契約は、NTTの固定回線を使うなら必須である。

 

1 我が家のNTT西日本固定電話の料金 20178月分

フレッツ光ネクスト、マンションタイプ、Webもっともっと割。

ひかり電話を基本にオプションとしてナンバー・ディスプレイを契約。

料金内訳名

金 額(円)

税区分

ご利用期間等のお知らせ

フレッツ 光ネクスト M利用料

3,200  

合算

 7月 1日~ 7月31日

Web光もっともっと割

-670  

合算

 7月 1日~ 7月31日。57ヶ月経過後、割引額は720円。

ひかり電話(基本料)

500  

合算

 7月 1日~ 7月31日

ひかり電話対応機器使用料

 (Wi-Fi機器)

100  

合算

 7月 1日~ 7月31日

ナンバー・ディスプレイ使用料

400  

合算

 7月 1日~ 7月31日

ひかり電話(通話料)

8  

合算

 7月 1日~ 7月31日

ユニバーサルサービス料

3  

合算

 7月 1日~ 7月31日 1番号分のご請求となります。

消費税相当額

283  

 

 

(合 計)

3,824  

 

 

 

 

Yahoo!知恵袋、固定電話をご利用の方、ナンバー・ディスプレイのオプション付けてますか?201321

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13101277958

 

Yahoo!知恵袋、ナンバー・ディスプレイを解約すると不便でしょうか? 20061031日、

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q129829637

 

2)ナンバー・ディスプレイ及び対応する電話機

ナンバー・ディスプレイの普及率は、12年前の平成16(2002)時点で17%。

これ以降、ナンバー・ディスプレイの普及率(利用率)に関するデータは公表されていない。

オレオレ詐欺の多くの被害者がNTTの固定電話を使って騙されていることから、NTT東/西日本はナンバー・ディスプレイの普及がオレオレ詐欺の撃退に大きな効果があることをもっと宣伝し、かつ情報公開の上からもナンバー・ディスプレイの普及率を公表することが必要であろう。

 

3)高齢者がオレオレ詐欺に合わない対策を取る

高齢者は、自分がオレオレ詐欺グループに騙されないよう、ナンバー・ディスプレイ対応の電話機(実売価格7,00012,000円)に交換し、NTTにナンバー・ディスプレイの契約をするなどの自衛策を取ってほしい。

 

無駄を省き、余計な出費を避けるため1円でも大事にする高齢者の生き方には賛同するが、オレオレ詐欺にひっかかり数百万円もの大金を失うことがないようにしたい。

 

小金を大事にして、大金を失うことは避けよう!

 

身内に高齢者がいるなら、これらをアドバイスし、オレオレ詐欺のみならず、悪徳業者からの健康食品、化粧品、ふとんなどの売り込み被害に合わないよう、年寄りに手取り足取り教え、設定をしてあげてほしい。

 

価格.com、ナンバーディスプレイの電話機 製品一覧、(2017830日)

http://kakaku.com/kaden/telephone/itemlist.aspx?pdf_Spec002=1

 

NTT西日本、「ナンバー・ディスプレイ」がNTT西日本エリアで500万回線を突破、2002422日、

https://www.ntt-west.co.jp/news/0504/050422.html


 

3.家庭におけるFAXの立ち位置

1)FAXの普及率

20年前、NTTの電話がほぼ全家庭に普及し、音声以外に紙で内容を送受信できるFAX機能付きの電話が全盛時代であった。

FAXの普及率は2006年に56.7%となったが、それ以降はパソコン、スマホの普及により2017年までの10年間、55%と横ばいになっている。

 ↑ ファックス普及率(二人以上世帯)(3月末時点)(-2017年)
1  ファックス普及率(二人以上世帯)(3月末時点)(-2017)

 ガベージニュース、テレビやパソコンなどの普及率をグラフ化してみる()…テレビ・パソコン・ファックスなど(2017)(最新)201755日 から引用

http://www.garbagenews.net/archives/2057299.html

 

2)FAXは家庭では遺物となった

現在、FAX付き電話機はFAXを使わなくても、電話機として使用できるため廃棄されず、家庭内の遺物として残っている。

 

今後、FAX付き電話機は電話機能が壊れた、転居などの際にFAX機能無しのナンバー・ディスプレイ対応の電話機に置き換わっていくだろう。


4.家庭でできる迷惑FAX対策

1)迷惑FAXは拒否できない

我が家のFAX付き電話に数年前から果物の販売、ローンの返還請求ができますなどの文面のFAXが届くようになった。

 

電話がかかってきても電話かFAXのいずれかかかってきたのがわからず、まず受話器を取っている。FAXだとわかったとしても、自動で通話からFAXに切り替わりFAX用紙あるいは紙に印刷されてしまう。

 

迷惑電話は応対が面倒であるが費用は一切かからない。しかし、迷惑FAXの場合、FAX用紙や紙代は受信側が負担しなくてはならず怒り心頭である。

 

2)送り付けられたFAXによる無駄な費用

1通のFAXあたり、どの程度受信側が負担しているのだろうか?

 

我が家で使用しているFAX付き電話機、パーソナルファックス KX-PW605DLを例に試算した。

 

 

画像FAX付き電話IMG_6356  

画像1 FAXが使えるFAX付き電話機 Panasonic KX-PW605DL

FAX機能が使えるよう、A4普通紙を補充したFAX用紙トレイを本体に取り付け

 

このFAX付き電話は、FAX用のインクフィルム(30m)KX-FAN200)を使いA4普通紙に印字している。

 

パナソニックのサイトによれば、インクフィルム1本あたり、A4サイズの紙、90枚印字できる。

インクフィルムの定価は1,150円(税抜)、実際の販売価格は900円(税込)。

 

受信したFAX1枚当たりどの位の費用がかかるかを計算する

900/÷90/A4 1枚当たり=10

これらから、1通の迷惑FAXあたり10円を払わされていることになる。

 

悪徳会社が何万、何百万台ものFAX機、電話付きFAXへ、受信側が許可していないのに迷惑FAXを送り付け、費用を払わせている行為はちょろまかし、寸借詐欺に等しい。

 

迷惑電話の書き込みサイトには、たくさんの苦情が書きこまれており、苦情が所轄官庁にも届いているはずなのに、役人は不作為のままである。

通信を管理する総務省、電話事業を行っているNTT及び消費者庁、警察はいつまで黙って見過ごしているつもりだろう。

 

jpnumber 、電話番号、店舗名、企業名、住所、業種名から電話番号情報の検索、(2017829)

https://www.jpnumber.com/

 

電話帳ナビ、日本最大級の電話番号情報サイト.固定電話、携帯電話、フリーダイヤル、IP電話などすべての電話番号を検索、(2017829)

https://www.telnavi.jp/

 
3)具体的な迷惑FAX対策

実践し、効果があった迷惑FAX対策を順を追って紹介する。

 

FAX付き電話機のA4普通紙のトレイを取り外す(用紙を入れておかない)ようしておく。

FAX付き電話機にA4普通紙がセットされていると、FAXが届くと同時に印時してしまうが、A4普通紙がないと、受信したFAXの内容は電話機に保存されたままである。

 

画像 FAX付き電話IMG_6355  

画像2 FAX機能を使わないようFAX用紙トレイを外したFAX付き電話機

Panasonic KX-PW605DL

(迷惑電話対策を行っている時の状況、現在は常にこの状態。

トレイがないため電話機の上部がスッキリしている)

 

A4用紙がないと、その後、FAX付き電話機のディスプレイに「FAXが届いています」との表示が示される。

この表示は、いつまでの表示されたままで、消去できないのでわずらわしい。

 

次に、送信してきた相手が、迷惑電話か自分が知っている友人、同窓?かもしれないので、パソコン、スマホを用い、グーグルの検索欄にFAXしてきた電話番号を入力し検索する。

 

jpnumber 、電話番号、店舗名、企業名、住所、業種名から電話番号情報の検索、(2017829)

https://www.jpnumber.com/

 

検索結果から、迷惑電話との多数の書き込みがある迷惑電話(FAX)あるいは普通の電話(FAX)かがわかる。

 

迷惑電話だと確認できたら、FAX付き電話の取扱説明書に従い、保存されているFAX内容を読むことなく削除すれば、FAX用のカーボン紙、A4用紙を無駄にすることなく、きれいさっぱりと消去できる。

 

 画像FAX付き電話マニュアルIMG_6357

画像3 FAX付き電話機(Panasonic KX-PW605DL)の取扱説明書に保存されているFAX内容の削除方法を抜粋

FAX付き電話機の機種により、削除方法が異なる)

 

引き続き、電話機に保存されているこの電話番号を迷惑電話として受信拒否にすれば、すべて完了。

もう、2度とこの電話番号から迷惑FAXがかかってくることはない。

 

 

なお、我が家のFAX2006年に購入したため、FAX内容を印刷しないと読むことができないので上記の方法をとった。新しい機種には、ディスプレイに保存されたFAX内容を表示できるのもあるので、その場合、の作業をスキップできる。

 

もし、受信したFAXの送信元が、友人など知っている人からだったら、取り外したFAX用紙トレイにA4普通紙を入れFAX付き電話機にセットすれば、直ちに保存したFAX内容を印字できる。

 

 

上記の方法、迷惑FAX対策として効果があるのみならず、FAX付き電話機の上部(用紙収納部)がなくなりスッキリするので勧めたい。


参照資料

雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。

 

稼ぐネット-kasegunet.jp-、ひかり電話のナンバー・ディスプレイを無料で実現する方法は?201676

http://kasegunet.jp/saving-number-display-cost/

 

Yahoo!知恵袋、家の固定電話にナンバー・ディスプレイの申込み(毎月400円NTTに払ってます)をしてますが、20101112

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1250243667

 

Yahoo!知恵袋、家庭用の電話で「ナンバー ・ディスプレイ」を契約している割合は?200745

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011243565

 

Panasonic, 普通紙ファクス用インクフィルム KX-FAN200

http://panasonic.jp/fax/p-db/KX-FAN200_spec.html


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  1. 2017年08月31日 16:37 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

ネットのゲーム詐欺、個人情報流出を防ぐ

2012 528
 
雑情報 (43)
    ネットのゲーム詐欺、個人情報流出を防ぐ
 
2012516日発行の雑情報(15-3) 「飼い主とペットとの係わり方は多様化している」 の中に、参考として、「タダより高い物はない、コンプガチャはその典型」について記載した。
 
たまたま、今日(2012528日)発売の
週刊 ダイヤモンド 201262日号  ネットの罠
 
に、同様なネットゲーム詐欺商法、ネットに係わるトラブルなどの詳細が載っていたので、再度、その内容を添付する。
 
*****************************************************************************
(参考)タダより高い物はない、コンプガチャはその典型
情報を含め物やサービスを受けるにはそれなりの対価が必要であり、タダで得られるものはほとんどない。何事もタダより高い物はなく、タダにはそれなりの理由、落とし穴がある。
 
2012510日の新聞に消費者庁からコンプガチャは景品表示法により一定の規制が必要との情報が流れた。DeNA(ソーシャルゲーム名はモバゲー)、グリーなどはタダ(無料)のゲームで子供をつり、コンプガチャの手法により、いつのまにかお金を払わないと、ゲームを続ける、楽しむことができない(ゴールできない、大きなものを獲得できない、)人より早くゲームを進められないなど、お金を使わざるを得ないような仕組みを構築したものである。無尽講(連鎖商品取引)と同じ不正なビジネスモデルの典型である。
大人は自分の稼ぎをいくらネットゲームにつぎ込んでも、仮想のゲームに時間を費やし、金をつぎ込むのは自己責任のため、後で自分のバカさ加減を知るだけであるが、ばくちの恐ろしさを知らない子供が親のクレジットカードを使わないとゲームを続けることができない仕組みなどは、非常識そのものである。
このビジネスモデルは世間を騒がせ続けたサラ金以上の悪徳商法である。
このような常識を持たない悪徳会社が大手を振って上場し一流企業に成り上がり、いまだにテレビでゲームの宣伝をしまくり、野球球団を持つことができる社会はおかしい。
 
正業を装い、詐欺行為、不法行為とわかっていながら、子供から大人まで、広く、浅く無料でつり、だまして金をせしめ取るネットゲーム会社は早急になくなるべきである。
その点、任天堂やソニーがコンプガチャのような不正なネットゲームへ進出しなかったのは、長い年月、正業により社会とかかわってきたからであろう。
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
★日本経済新聞   2012510       コンプガチャ 「一定の規制」
                                                            交流ゲーム各社に指針
 
★読売新聞          2012514       コンプガチャ問題
                                                            「搾り取り加減大切」
                                                            書き込み見て「当たり」調整
                                                            プログラマー明かす
 
★日本経済新聞   2012515       プロムナード
                                                            景品表示法違反
*****************************************************************************
 
 
1. 週刊 ダイヤモンド 「ネットの罠」
 
★週刊 ダイヤモンド 201262日号  ネットの罠  690            

      ソーシャルゲーム 高額課金の落とし穴

      カネに化けるプライバシー スマホ課金システムの全貌

      被害に合わないための最新スマホ護身術

      アドレスから銀行口座まで売買する闇サイトの恐怖        

を紹介する。
 
この雑誌には、DeNA、グリーなどのソーシャルネットゲーム会社のタダゲームによる詐欺商法の実態が載っている。
ネットゲーム会社はパチンコのような法的規制も、業界団体のルールもなく、単にもうかることなら子供をだましてでも、金をむしゃぶりとるのが、会社の基本的な考えとなっている。
 
IT企業の創設者は、当初は面白い、世の中に役立つ、便利、楽しい、時間つぶしとなるなどと考えて始めたネットツールが、世の中に使われ、認められると、投資会社など介入しはじめ、どのようにして利益を出すかを模索し、創設者と一緒になっていかして儲けるかに注力するようになる。
その結果、何でもよいから創設者、従業員、投資会社がいかに儲かるかばかりを追求するようになり、法律違反でなければ真っ黒でも構わない、自分たちだけが濡れ手で粟の稼ぎを得ればそれでよいとのことで、モラルなき悪徳事業が次から次に生み出されていく。
 
その良い例が、ホリエモンこと堀江貴文である。創設したライブドアがIT企業として成功すると、更に自分の儲けを膨らますために違法すれすれの株式分割を何度も繰り返し、その都度あぶく銭を膨らましたが、結局、最後には、嘘の決算報告が発覚し刑務所暮らしとなった。
しかし、堀江貴文はたった26か月の実刑を受けて服役しただけで、投資家などをだまして儲けた数十~数百億?の金をどこかへ隠しているだろうが、刑務所から出所すれば晴れて贅沢三昧の未来が待っており、結局、騙し得なのが今の日本の法律、司法の実情である。
 
 
2. 雑誌のコンテンツのタイトル
「ネットの罠」のタイトルを紹介する。
今までも、新聞、ネット上にはネット詐欺、コンプガチャ、個人情報流出などのニュースやトピックが掲載されていたが、この雑誌には最新のネットに関する怖い実態がひとつにまとめられている。
 
現代人はネットなしには一日足りとも過ごせないので、この雑誌をコンビニなどで立ち読みし、必要とあれば購入して一読する価値があると思う。
 
a)無料ゲームの落とし穴
            “情報弱者”を食い物に射幸心あおる仕組みの温存
                  はまれば抜け出せない
b)狙われる個人情報
                 情報がどんどん吸い上げられる 要注意アプリ
                 無料のアプリが1000万円以上に化ける!
            広告やプロモーションとは気づかない
                                   (食べログなどのステルスマーケットの実態)
            消費者をしゃぶりつくす「情報商材」ビジネスの深い闇

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  1. 2013年04月17日 11:11 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

迷惑電話の撃退法 その2

20121029
雑情報 (47-2)
    迷惑電話の撃退法 その2
 
要旨
1. 迷惑電話の実用的な撃退法
1) 消費生活相談員がおすすめする「正しい」セールス電話の断り方
相手の話を聞かない・・・商談をさせないことが一番のポイント
「忙しい」「いらない」など理由は不要
二度とかけるなと明白な意思表示をすること
一番よい電話の切り方は「迷惑だから、二度と電話しないでね」と、相手が話し終わらないうちに、これだけ言ってガチャン!と切ってしまう。
 
2)  逆ギレして、再度電話を掛けてくる阿呆としか言いようのないセールスの場合
脅迫罪(もし業務中ならプラス業務妨害罪)にあたるので警察(110番)に相手の電話番号を通報してよい。
「迷惑です。脅迫だから、警察にこのナンバーを通報します」と言ってしまっていい。
 
3)  気の弱い人は電話機の受信拒否の設定をする
物事を断るのができない、お人よし、高齢者、だまされやすいタイプの人は、迷惑電話を断り切れずに、いつのまにか、電話を聞いているうちに悪徳業者の罠にかかってしまう。
悪徳、詐欺業者は、電話をかける相手の性別、年齢などに対応しただましのマニュアルを手元に置き、だます相手の名簿内容を見ながら、電話をかけてくる。
悪徳業者から電話がかかってこないように、自分の個人情報は安易にネットその他に公開しないことが第一。次は電話機を迷惑電話拒否の設定にして、不快な電話は2回目からはかかってこないような対策をとる。
自分で断固として断ることができないと、迷惑電話のみならず、他人からの依頼ごと、相談にかこつけた物品販売、借金、連帯保証などを断り切れず、自分の人生のみならず、家族の生活を破綻に導くことにもなりかねない。
だます方は悪いが、だまされるあなたもバカである。
すぐに、電話機を受信拒否の設定にしよう。
高齢者や女性のために、若い世代や男性は、実家の親や高齢者の自宅へ行った際に、迷惑電話拒否の設定を行い、かつやり方を教えてあげよう。
 
2. 迷惑電話かどうかの確認
グーグルの検索欄にかかってきた電話番号をそのまま入力し検索すると迷惑電話かどうかがすぐにわかる。
0120で始まる電話番号から電話がかかってきても、電話代は発信者の負担
0120から始まる電話は、まず、迷惑電話と考えて間違いない。

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1. 迷惑電話の撃退法
★雑情報 (47) 迷惑電話の撃退法2012831日発行
において、迷惑電話の撃退法を紹介したが、今回はその続である。
 
我が家では、NTTのナンバーディスプレイの利用と電話機の迷惑電話登録により、同じところからの迷惑電話は2度とかかってこなくなったが、初めてかかってくる迷惑電話には、やむなく対応せざるを得ない。
 
 
2. 迷惑電話の実用的な撃退法
1)  迷惑電話の撃退法のまとめ
迷惑電話の撃退法のまとめとなる役立つサイトを見つけたので紹介する。このサイトの内容を頭に入れて対応すると、上手に迷惑電話を撃退できる。
 
スザンヌゥ公式ブログ「ぶろぐザンヌゥ★」、一撃で決めるセールス電話、迷惑電話の撃退法 ~電話の向こうは何が怖い?
http://plaza.rakuten.co.jp/da110011/diary/200909240000/
 
2)  撃退電話のサイトの補足説明
上記のサイトに載っている、気の弱い方は電話機機能と電話会社のサービスを
の補足説明をする。
 
a)  気の弱い人は相手を信じやすい
気の弱い人は、物事を断るのができない、お人よし、だまされやすいタイプの人は、迷惑電話を断り切れずに、いつのまにか、電話を聞いているうちに悪徳業者の罠にかかってしまう。
 
特に、女性と高齢者は、赤の他人であっても相手をすぐに信用しがちであり、おだてられたり、相手が誠実そうに思える、会話が穏やかで親切らしいなどと感じると、つい長電話してしまう。あるいは、同じ相手から数回電話がかかってくると、まったく会ったことがなくても、自分のことに関心があるのだと勝手に思い込み、ころっと信じてしまう。
 
高齢者はそれに加えて、電話で親切に教えてもらえたり、話を聞いてもらえるだけでうれしくなり、いつのまにか相手を信用してしまう。また、官庁や医者、学者などの権威のある肩書を会話の初めに聞くだけで、すぐに安心できる、間違いのない、素晴らしい人、立派な人と思い込み信じてしまう。
また、だれしも、自分が知らないことを良く見知っているかのごとく装い、それらしく説明されると、プライドから自分が理解できないとはいえない、あるいは目新しいことなのでうのみにしてしまい、断りきれなかったり、相手の言葉を信じてしまう。
 
迷惑電話をかけてくる悪徳、詐欺業者は、このような人間心理を逆手にとりだますチャンスを虎視眈々と狙っている。
 
b)  迷惑電話のだましのテクニック
悪徳、詐欺業者は、電話をかける相手の性別、年齢などに対応しただましのマニュアルを手元に置き、だます相手の名簿内容を見ながら、電話をかけてくる。
 
現在は、名簿を自動電話発信機に入力すると、コンピューターにより自動的に名簿に記載された相手へ電話をかけ続け、電話に出た相手にのみ、パートで雇われたオペレーターがマニュアルに従い、話を切り出す例が増えてきている。
オペレーターは、相手が電話にでると同時にディスプレイ上に相手の住所、氏名、生年月日、電話番号、年齢、家族構成など、名簿業者から入手したデータが表示されるため、それに応じた会話を始める。
 
自宅で迷惑電話を受けても、何もしゃべらず、ツーツーと電話にでないのは、オペレーターが他の電話に対応しているため、自らかけた電話に出られないためである。
 
c)  迷惑電話に騙されない対策
悪徳業者はいかに効率よく、電話をかけまくり相手をだまして儲けるかに一生顕命なので、これらにだまされないように、常に悪徳業者のだましのテクニックをウオッチしたい。
 
まずは、悪徳業者から電話がかかってこないように、自分の個人情報は安易にネットその他に公開しないことが第一である。次は電話機を迷惑電話拒否の設定にして、不快な電話は2回目からはかかってこないような対策をとる。
 
これだけで、相当悪徳電話はかなり減るはずである。
 
今後、新たな迷惑電話の方法がでてくるであろうが、個人情報を極力外部へ公開しない、常にだましの情報をネット、新聞などでウオッチ、電話機などで対策を取り続けている限り、だまされることはない。
 
だます側は、100件電話をして1件でもお人よしがいて、ひっかかるとぼろもうけができる商売なので、ひっかからないよう、知らないところからの電話は、即、断れるようになろう。
自分で断固として断ることができないと、迷惑電話のみならず、他人からの依頼ごと、相談にかこつけた物品販売、借金、連帯保証などを断り切れず、自分の人生のみならず、家族の生活を破綻に導くことにもなりかねない。
 
何度も書いているように、だます方は悪いが、だまされるあなたもバカである。
だまされない方法はいろいろあるので対策をとろう。
 
d)  親や女性向けに電話機の迷惑電話拒否の設定をしてあげよう
電話機の迷惑電話拒否の設定は、団塊の世代より若い世代や男性なら、電話機のマニュアルを見て、その通りに設定すると簡単に迷惑電話拒否の設定ができるが、高齢者や女性は電化製品の取り扱いがおっくうなので、自動で設定してある基本の機能以外は使えなのが実情である。
 
せっかく良い機能があっても使えなくては、宝の持ち腐れとなる。
 
この機会に、高齢者や女性のために、電化製品を使いこなせる、マニュアルを読んで対応できる若い世代や男性は、実家の親や高齢者の自宅へ行った際、迷惑電話拒否の設定を行い、かつやり方を教えてあげよう。
 
{要点}
①  電話機が迷惑電話拒否の機能を持つタイプ(2000年以降の電話機はほとんど機能付き)
②  ナンバーディスプレイの契約をする(400/月かかる)
③  まず、非通知の電話を受けない設定とする。
④  着信メモリーを見て、迷惑電話と想定される番号(0120で始まる受信した電話)を迷惑電話拒否に設定する。
⑤  実家の親が自分で迷惑電話の設定ができるように、やり方をノートなどに書き、かつ方法を実際にいっしょにやってみる。
⑥  もし、何度教えても、親が自分で迷惑電話の設定ができないのならあきらめて、親に迷惑電話がかかってきた際、その電話番号のみをノートに残してもらう。
後日、実家へ行った際、ノートに記載された電話番号を迷惑電話の設定にする。
⑦  電話機の機能を使い、留守番電話に設定する方法もあるが、親が高齢で一人住まいの場合は親が元気かどうか(生死)の確認をすることができなくなるため、留守番電話への設定は勧められない。
 
しかし、半年の1回程度しか実家に帰らないのなら、電話機の受信メモリーがいっぱいとなるので、対応できないが・・・、介護を必要とする親なら1週間に1回程度は子供や親族が出向くだろうから、その時に迷惑電話拒否の設定をすればよい。
 
 
3. 迷惑電話かどうかの確認
かかってきた迷惑電話は、前項 2.迷惑電話の実用的な撃退法により対応すればよい。もし、時間的に余裕があるのなら、かかってきた電話番号をネットで検索すると迷惑電話かどうかが明確となる。
ネットの普及により、多くの人がかかってきた電話について、迷惑電話かもしれないと調べている実態がわかる。
 
調べ方は簡単で、グーグルの検索欄にかかってきた電話番号をそのまま入力し検索をクリックするとすぐにでてくる
例として、かかってきた電話番号が0120123456なら、「0120123456」と入力すれば、迷惑電話関係の検索サイトがいくつか表示される。
 
あるいは迷惑電話番号かどうかを調べるサイトを見てもよい。グーグルで上位に検索される迷惑電話番号検索サイトを紹介する。
 
みんなで作る迷惑電話の電話帳、迷惑電話・ワン切り撃退
http://uinfous.com/pc/index.php
 
jpnumber.com電話番号検索
http://www.jpnumber.com/
もし、これらの迷惑電話番号のサイトにかかってきた電話番号が載っていたら、迷惑電話と考えられるので、電話機の設定を受信拒否にすればよい。
 
迷惑電話番号検索サイトを見ると、悪徳、詐欺業者が全国規模で電話帳などを元に電話をかけまくっている実態がわかる。
 
我が家にも物品販売、リサイクル、保険の売り込み、投資話などの迷惑電話がかかってくるが、ネットで迷惑電話検索した結果、いずれも、数百件から1万件にも及ぶ迷惑電話かもしれないとの検索結果が表示された。
 
 
4. なぜ迷惑電話なのに0120でかかってくる?
通常0120で始まる電話番号は、電話を受けた側が電話代を負担する仕組みとなっている。となると、0120-〇〇〇-○○○の番号表示でかかってきた迷惑電話は、電話に出た自分が電話代を負担しているのではと思ってしまう。
 
しかし、その心配はまったくなく、電話をかけた方が電話代を負担するようになっている。
 
迷惑電話の発信者は、NTTと間で相手方に表示される電話番号として自分固有の電話番号ではなく、0120-○○○-○○○と変更できるオプション契約(このオプション契約は合法的な契約)をしている。もちろん、電話代は通常とおり発信者が負担することとなっている。
だます側として、0120の電話番号だと電話を受けた側が無料なので電話をかけやすい、なんとなく信用できるとの錯覚を起こさせるために使っている。
嘘を本当のようにごまかすため、受けた側が勝手に錯覚、思い込ませるようにする騙しのテクニックのよい例である。
 
これらから、0120で始まる電話番号から電話がかかってきたら、まず、迷惑電話と考えて間違いない。
対策は、電話に出ない、電話に出てもすぐに断ることを徹底し騙されないようにしよう。

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  1. 2013年01月24日 21:01 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

迷惑電話の撃退法

2012831
雑情報 (47)
    迷惑電話の撃退法
 
要旨
1. 携帯電話&電話の使われ方
携帯電話は1人に1台普及
家族間の通話は無料の通話サービスを利用
家族間で使っている携帯電話会社を1社に統一し、携帯電話料金を節約しよう。
携帯電話が普及するにつれ、電話を使う頻度が激減した。
個人(家庭)の電話番号は個人情報保護の観点から電話帳に載っていない。
パソコンや携帯電話の普及により文字情報はメールにとって代わられ、FAXは、無用の長物となった。
家族それぞれが携帯電話を持っていれば、電話機は不要。
 
2. 個人情報保護
NTTの電話帳に自宅の電話番号が載らなくなったこと、個人情報保護が広く認識されてきたことから、自宅の電話番号が第三者へ知られることはなくなった。
ネットを経由して電話番号などの個人情報の流出が続いている。
 
3. 迷惑電話
携帯電話の普及や個人情報保護が徹底されるようになったにもかかわらず、家庭の電話機に迷惑電話がかかってくる。
1) 現在使っている物品やサービスの会社
 (NTTから光電話の案内、保険、銀行、証券会社からの新たな貯蓄、証券の勧誘)
(対応)「今までの加入(使用、契約)内容で十分満足しており、断ります(不要です)」と電話を切る。
2) まったく知らない業者からの電話
(中小証券会社から債券などの勧誘、悪徳業者からのだましの電話、冠婚葬祭互助会からの勧誘、地方の物産品の販売、不用品回収業者や着物、貴金属の押し買い、同窓と名乗り物品、サービスの勧誘)
(対応)「興味がない(関心がない)ので断ります」で即、電話を切れば済む。相手先と長話しないこと。余計なことは一切話さないことが肝心
(対応)注意すべきこととして、断る際の「結構です」は、日本語としてあいまいな言葉である。本人は“いりません”と返答したつもりでも、悪徳業者は“了解した”と勝手に解釈することがあるので、絶対に使ってはいけない言葉である。
3) アンケートと称して、実際は物品やサービスの勧誘
(対応)自動応答電話のアンケートの内容に少しでもおかしいと感じたら、即、電話を切る。
*     (対応)オペレーターからのアンケートへの回答中に、おかしいと感じられたら、すぐ  
       に「忙しいので、回答を断ります」と電話を切る。
4) 独立して住んでいる子供への電話
独立した子供は自分の携帯電話を持ち、携帯電話番号を知っているのは家族、本当に見知った友人、必要があり電話をかけた相手のみ。
子供の携帯電話番号を知らないのは、子供がコンタクトを取る必要がない、あるいはコンタクトを取りたくない相手(業者、友人)。
ア) 学生時代の同窓からの同窓会、友人の関係者の死亡などの連絡
(対応)電話の内容から、子供の同窓に間違いないと確信すれば、「あとで子供から電話を入れさせるので、連絡先を教えてほしい」と伝言の内容を聞く。
*  (対応)その後、子供の携帯電話へ〇〇から同窓会の案内があったことを伝えれば、本当の同窓生からの電話かどうかが確認できる。
イ) 子供と話したいとの電話
実家へ子供あての電話をしてくるケースは、十中八九、子供への何らかの勧誘、あるいは悪徳業者からの電話と考えて間違いない。
(対応)重要なことは、
余計なことは言わない。タイミングを見計らって、なるべく早く電話を切る。
子供が実家に住んでいるのか、独立して住んでいるのかをわからせない。
子供の携帯電話番号は絶対に教えない。
ウ) 子供が事故を起こしたなどの緊急連絡
*  気持ちが動転しパニック状態となるが、気持ちを落ち着け、冷静に対応する。
エ) 子供が事故を起こし相手にけがをさせた、(会社の金を落とした、会社の金を使い込んだ、女を妊娠させたなどの“オレオレ詐欺”)とのウソの緊急連絡
警察、弁護士、医者、友人など本人以外から、子供が事故を起こし、今は本人電話にでられないので代わりに電話してきたなら、“オレオレ詐欺”可能性が高い。
「直接、本人と話すので電話に出るように」伝えると、理由をつけて本人がでずに、別の弁護士、友人などが出ると、“オレオレ詐欺”の確証が高まる。
本人らしき者が電話にでて、泣きじゃくり、風邪をひいているなどと言って、言葉が不明瞭など、普通話している本人とは違う、なんとなくおかしいなど本人との確証が取れない場合も、“オレオレ詐欺”の確率が非常に大きい。
 
4. もっとも効果がある迷惑電話対策
ナンバーディスプレイを使う(400/月の費用がかかる)
ナンバーディスプレイの設定、非通知の電話を受け付けない
究極の撃退法は、特定の電話番号を着信拒否に設定する。効果はてきめん!
留守電に設定する方法もある。

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1.  携帯電話&電話の使われ方
自宅にいると、いろいろな電話(従来から使っているNTT回線の普通電話)がかかってくる。
通話元は、携帯電話を持たない高齢の家族、親族から以外は、ほとんど迷惑電話ばかりである。
 
対応したくない、迷惑電話の撃退法を紹介する前に、携帯電話と普通電話(以降は電話と呼ぶ)の使われ方をおさらいする。
 
1.1 携帯電話の使われ方
1)  携帯電話は1人に1台普及
どの家庭でも携帯電話が普及し、1人に1台ずつ携帯電話を持つのが当たり前となっている。
普及が拡大しているスマートフォン(高機能携帯電話)は従来の携帯電話の通話やメールの機能のみならず、ネットへ接続し情報入手、物品の購入、ゲーム、SNSなど様々に使うことができるため、起きている時間はスマートフォンを自分の分身のように、いつも身につけ、身近な机の上などにおいている。
 
携帯電話(通話のみ)の主な使われ方は概略
小学生                   :居場所の確認、親との連絡
中高大学生            :友人とのコミュニケーション、親との連絡
自活している子供   :友人や親との連絡
サラリーマン           :会社の業務、友人、自宅との連絡(会社支給の携帯も多い)
高齢者                   :子供や親族と健康や安否確認
 
2)  家族間の通話は無料通話サービスを利用
携帯電話は、ほとんどの家庭において家族間(祖父母、両親、子供)は同じ携帯電話会社の無料通話サービスに加入しているため、通話はもっぱら無料で話すことができる携帯電話のみを使用し、電話を使う事はめったにない。
家族から自宅へ電話がかかってくるのは、携帯電話の電池切れや、携帯電話を置き忘れて外へ出た場合に、急用で連絡する時だけである。
 
もし、家族間で使っている携帯電話会社がバラバラなら、この機会にソフトバンク、KDDIあるいはNTTドコモのいずれか1社の携帯電話へ統一し、携帯電話料金を節約しよう。
 
 
1.2 電話の使われ方
1)  家庭では携帯電話が電話を駆逐
家族間において無料で使える携帯電話が一般化するにつれ、電話を使う頻度が激減した。
 
2)  個人の電話番号は電話帳に載っていない
2000年初め、電話を使ったワン切りが横行したことから、NTT2001年以降、個人情報保護の観点から、原則的に電話帳*1) ハローページの個人名一覧)に自宅の電話番号と住所を載せないようにした(個人の申し出があれば掲載することができる)。
その後、オレオレ詐欺が横行したが、彼らは電話帳に個人の電話番号が載っていないため、名簿業者から入手した電話番号へ通話し、高齢者、特に高齢の女性をターゲットに悪徳行為を繰り返している。
 
*1)  電話帳
 ハローページとタウンページの2種類ある。それらの違いを表1に示す
 
1 電話帳の概要
名  称
表紙
内 容
記載順
電話帳
ハローページ
青色
企業名一覧
五十音順
緑色
個人名一覧
五十音順
タウンページ
黄色
職業別一覧
職業別(業種別)
 
3)  電話を使うのは高齢者などに限定
今やパソコンやスマートフォンが普及し、ネットを経由して物を買い、サービスを利用する時代へ突入した。そのため高齢者以外は、外出し物品を購入すると同様に、ネット上の物やサービスの値段を比較し、購入している。
歩いていける近場の店へ行く、あるいは電話帳(タウンページ)の職業別一覧をめくって店舗やサービス業者を探して電話するのは、ネットを使えない高齢者及びパソコンやスマートフォンを購入できないものだけとなった。
 
4)  FAX付き電話機は無用の長物
家庭では電話機単体よりもFAX付き電話機が広く使われているが、パソコンや携帯電話の普及により文字情報はメールにとって代わられ、FAXはほとんどの家庭において1年に1回も使われることがない、無用の長物となっている。
 
技術の進歩に伴い新しい製品が出てくると、その役割を終えた古い製品が使われなくなるのは世の道理である。FAX付き電話機はまさに、その存在を終えようとしており、使われていない家電製品のトップにファックス(FAX付き電話機)が位置しているのも納得できる(表2)。
 
2 使われていない家電製品の順位(2008年調査)
順位
品 名
1
ファックス
2
万歩計
3
コーヒーメーカー
4
ダイエット機器
5
プリンター
6
家庭用ゲーム機器
7
電子辞書
8
空気清浄機
9
ポット
10
シュレッダー
Gooランキング > ジャンル別ランキング > 商品トレンドランキング > ランキング一覧 > 買ってもあまり使っていない家電ランキング から引用
http://ranking.goo.ne.jp/ranking/028/idle_electrichousehold/
 
5)  携帯電話を持っていれば、電話機は不要
若い世代は、夫と妻それぞれが携帯電話を保有し、子供が成長すれば子供に携帯電話を買い与えるため、電話機を家庭に設置する必要性はなくなっている。
電話機は設置するだけで設置負担金(36,000円、負担金なしも可能、その代わり毎月の固定使用料が高い)及び1月に1回も電話を使わなくとも、1,6001,800/月の固定使用料がかかる。
もはや、家族それぞれが携帯電話をもっていれば、ダブって電話機を保有する必要はなくなった。
 
 
2. 個人情報保護
1)  個人情報保護が周知されつつある
NTTの電話帳に自宅の電話番号が載らなくなったこと、個人情報保護が広く認識されてきたことから、電話帳や学校、企業、友人その他の関係者から、自宅の電話番号が第三者へ知られることはなくなった。
 
2)  ネット経由、個人情報が流出
ネットを経由して電話番号などの個人情報の流出が続いている。
ネットを利用する限り、ソフトの登録、物品の購入、サービスの利用などの際、個人情報として、メールアドレス、郵便番号、住所、氏名、ID番号、パスワードと一緒に電話番号、携帯電話番号の入力を求められることが良くある。
信頼がおけるネットサービス会社や企業への登録なら、登録情報が他へ漏れることはほとんどないだろうが、中小企業や怪しげな会社のサイトへ登録すると、会社の倒産、整理、身売り、会社内のセキュリティの不備などにより登録情報が悪徳名簿業者へ流れる可能性がありうる。
 
そうでなくとも、安易に登録したサイトの運営会社から、読みたくもないメールが毎日のようにメールボックス(迷惑メールやごみ箱へ振り分けていても)へ届くのにはうんざりする。
登録情報の解除やメールの受信解除などのため、不用意にメールをクリックして返事をすること自体、メールアドレスが使われていることを示すので、絶対にやってはいけない行為である。
 
3)  ネット使用時、個人情報は安易に登録しない
自衛策として、ネット上のサイトから住所、氏名、電話番号の入力を求められた場合、前もって、絶対に信用できる会社かどうかをグーグルのネットで検索、検索名「〇〇会社、トラブル」と入力し、20項目程度(最初の10項目だけではやらせがあるので危ない)検索し、ユーザからの危ないとか、トラブルがあったなどの書き込みがないこと、トラブルがある場合にはどのような内容かを調べたうえで登録しよう。
 
あせって登録し、その後、「しまった」「失敗した」「登録するのではなかった」などがないように気をつけよう。 
更に、物品やサービスを受けたいと考え、サイトの入力欄へ自分のカード情報を入力する際は、十分すぎる程注意することが必要である。現金と同様の価値がある自分のクレジットカード情報を安易に入力しないようにしよう。
 
 
3.  迷惑電話
携帯電話の普及や個人情報保護が徹底されるようになったにもかかわらず、家庭の電話機に迷惑電話がかかってくる。
 
迷惑電話がどのようなところからかかってくるのかを区分けすると
        現在使っている物品やサービスの提供会社
まったく知らない業者
アンケートと称して、実際は物品やサービスの勧誘
子供たちへの勧誘
となる。詳細及び実践している対応方法を以下に示す。
 
1)  現在使っている物品やサービスの会社
現在、物品やサービスを利用している会社のため、電話をシャットアウトするわけにもいかず、やむなく対応せざるを得ない電話である。
それらの会社は、新規サービスへの加入、既存契約の転換、変更などにより月々支払う金額のアップなどにより、儲かる契約への変更(保険会社の既存契約を転換させ、逆ザヤの解消や利益拡大を図る。証券会社は投資信託の乗り換えにより変更手数料を得る)などにより、受注金額や利益の拡大をもくろんでいる。
 
ア)  NTTの光電話サービスの案内
NTTフレッツ光に加入していると、光テレビなど新規の勧誘がしばしばかかってくる。
 
イ)  既存の保険、銀行、証券会社からの新たな加入、貯蓄、証券購入の勧誘
既存の保険会社から保険の転換、がん保険会社から新規がん保険や新規医療保険の加入へ勧誘がある。
証券会社から株式投資、投資信託、リートの勧誘、新規株式公開があるので応募しませんかとの勧誘。
 
(対応方法)
「今まで加入(使用、契約)している内容で十分満足しており、断ります(不要です)」と言い、ガチャンときれば済む。
 
2)  まったく知らない業者からの電話
会社の名簿、学生時代の同窓会名簿、ネットの登録内容、物品購入時の店舗の会員証、ポイントカードなどの情報がいつのまにか名簿販売会社へ流出している。
名簿(電話番号は会社名、学校名、業種、趣味などの分野にさまざまに分類され、1件当たり15円で販売されている)を購入した業者が、自宅へ電話をかけてくる。
 
ア) 中小証券会社から債券、投信、リートの勧誘。
上場している証券会社から、新たに公募する株式を買いませんか?新興国向けの投信はどうですか?などの電話
 
イ)  悪徳業者からのだましの電話
うさんくさい悪徳業者から、金をだまし取るつもりで、うそっぱちの未公開株の売りつける電話もかかってくる。 
新聞、テレビ、ネットなどから、悪徳業者の手の内を知っていると、騙されることはまずないが・・・ それでも、騙されるのは、騙される方にも世間知らず、欲が深い、常識がない、お人よしなど落ち度がある。騙す方は悪いが、騙される方にもそれなりの理由がある。ほとんどの高齢者は騙されずに過ごしているのだから・・・
 
ウ)  冠婚葬祭の互助会からの勧誘
「お子さんの結婚資金を積み立てる互助会へ参加しませんか」「葬儀は多額の費用がかかりますが、互助会へ入ると安く済みます」など、子供の結婚関係の案内、葬式の互助組合の案内、墓地の紹介などの電話がある。 
子どもの名前や家族構成、家族の年齢などの情報を名簿業者から入手しかけてきている。悪徳業者もそれなりに名簿購入費をかけていると思われるため、たびたび電話がかかってくる。
 
エ) 地方の物産品の販売
「鹿児島から電話をかけています。自然食品のはちみつはいかがですか?」「卵黄たまごは健康によいですよ。試してみませんか?」と電話がかかる。 
ナンバーディスプレイを見ると、都内から通話していると表示され、嘘だとすぐにわかる電話もある。現在、電話代はタダに近いほど安く、何回かけても、長時間話しても電話代はたいした出費にならない。業者は100軒に電話をして1軒から1万円程度のものを売りつければ、コールセンターのバイト代、1,000/時間+契約報酬を支払ってもぼろもうけである。
 
オ) 不用品回収業者や着物、貴金属の押し買い
最近は、不用品回収業者や押し買い業者から「なんでも、不用品買い取りをします」「着ていない着物や使わない貴金属を高値で買い取ります」「近くに来ていますので気軽に声をかけてください」「いつでも自宅へ伺います」などの口上で電話がかかる。
言葉巧みに、なんとか自宅を訪問し、部屋の中にある価値あるものを聞きだし、タダ同然の価格で持ち去る業者が徘徊している。
 
押し売りは、クーリングオフの改正により、悪徳業者の仕事がしづらくなってきているが、自宅に押しかけ、安値で物品を買い取る、押し買いは法律が未整備のため、訪問販売業者が業務転換をしてこの分野に進出し始めた。
 
2013124日新規に追加)
押し買いを防止するための改正特定商取引法が20132月に施行されるため、悪徳業者は最後の一稼ぎに一生顕命。施行後も、法の抜け穴を狙った押し買いまがいは続くだろうが・・・
読売オンライン 2013111日、貴金属など「押し買い」、規制前駆け込み被害
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130110-OYT1T00361.htm
 
押し買いはいったん電話などで、自宅を訪問するように約束すると大変である。
 
譲りたい着物や貴金属が安物だったり、量が少ないと、押し買い業者は出向いた手間賃にもならないと言いがかりをつけ、出張費をとられたり、もっと他のいらないものはないかと言い寄られ、止む無く、価値のあるものをタダ同然で渡す羽目となる。
始めは、穏やかな対応が、一挙に豹変しやくざに変わるので、このような業者からの電話には即、断ること!(やくざや悪徳業者の常套手段)
 
カ) 同窓と名乗り、物品、サービスの勧誘
学生時代の名簿を入手した業者から「〇〇高校の皆さんだけにお得な商品〇〇を提供しています」「〇〇大学、〇〇学部の後輩です。新商品を開発したので使ってみませんか」「〇〇高校の同窓の〇〇です。同窓会名簿を作っています。名簿作りにご協力お願いします」などの電話がある。
 
昔から良くある手口の勧誘の電話である。
(対応方法)
上記、すべての事例について、「興味がない(関心がない)ので断ります(不要です)」で即、電話を切れば済む。
また、相手先と長話しないこと。長く会話してくると、悪徳業者とわかっていても電話を切りにくくなるので、即、切ることが一番重要。
余計なことは一切話さないことが肝心。
長話をすることは、すなわち、あなたは相手の術中にはまり、騙され始めている。
 
注意すべきこととして、断る際の「結構です」は日本語としてあいまいな言葉である。本人は“いりません”と返答したつもりでも、悪徳業者は“了解した”と勝手に解釈して物品を送りつけてくる、出向いてくる(不用品回収、着物、貴金属の押し買いの場合)こともあるので、絶対に使ってはいけない言葉である。
 
3)  アンケートと称して、実際は物品やサービスの勧誘
時折、アンケートですがとのことで、電話がかかってくる。 
自動的に合成音声を使い通話しているようで、内閣府、NHKなどらしきところから、抽出した電話アンケートに選ばれたので、お答えくださいとのことで、アンケートが始まる。
最初は、本当のアンケートかなと思って23回答していると、どうも質問の内容が物品の販売に誘導している気配が感じられたら、途中で電話を切ること。
 
アンケートと称して、実際は物品の販売あるいは、個人や家庭の個人情報をそれとなく集めている情報屋からの電話の可能性が高い。情報屋は集めた個人情報を名簿販売会社へ売り、利益を出している会社である。
 
(対応方法)
自動応答電話のアンケートの内容に少しでもおかしいと感じたら、即、電話を切ること。
もし、オペレーターが直接アンケートをしてきて、言葉の内容から商品やサービスの勧誘や個人情報の収集をたくらんでおり、おかしいと感じられたら、すぐに「忙しいので、回答を断ります」で電話を切ること。
 
4)  独立して住んでいる子供への電話
子供が自活し親元を離れて住んでいるにも係わらず、自宅(実家)へ子供あての電話がかかってくることがある。
現在、独立した子供は自分の携帯電話を持ち、携帯電話番号を知っているのは家族、本当に見知った友人、必要があり電話をかけた相手のみである。
子供の携帯電話番号を知らないのは、子供がコンタクトを取る必要がない、あるいはコンタクトを取りたくない相手(業者、友人)である。
 
これらの前提条件を知っていると、実家へかかってくる子供あての電話は以下の4つしかない。
 
ア) 学生時代の同窓からの同窓会、友人の関係者の死亡などの連絡
学生時代の同窓は、卒業すると疎遠になるため、同窓会を開く際、緊急の連絡がある場合、本人の携帯電話番号を知らないため、行き着くところ実家の電話へ連絡が入る。
 
(対応方法)
電話の内容から、子供の同窓に間違いないと確信すれば、「あとで子供から電話を入れさせるので、連絡先を教えてほしい」と聞くと、「自分は〇〇高校の名前〇〇、〇月〇日の〇〇時に同窓会を場所〇〇で開催する予定なので、都合を確認したい。自分の電話番号は〇〇」と伝えてくる。
 
あとで、子供の携帯電話へ〇〇から同窓会の案内があったことを伝えれば、本当の同窓生からの電話かどうかが確認できる。
 
イ) 子供と話したいとの電話
家族が電話にでると、「会社名〇〇の名前〇〇です。〇〇(子供の名前)をお願いします」との電話が入る。
 
子供が見知っている関係者なら、直接子供の携帯電話へ電話をするはずなのに、実家の電話へ電話をしてくるものは、前記を除き、十中八九、子供への何らかの勧誘、あるいは悪徳業者からの電話と考えて間違いない。
 
(対応方法)
以下のように応答すると良い。 
i)  もう一度、「どちらさまですか」と相手方の会社名と名前を再確認する。
相手先から再度「〇〇会社の〇〇と申します」と返答。
ii)  誰に電話ですか?」と聞く。
相手先が「〇〇 〇〇(子供の氏名)をお願いします。」と聞いてきたら、
iii) 「今不在ですが、(子供と)どのような関係ですか」と聞く。
相手先が「〇〇大学の同窓です」「高校時代の友人です」と回答すると
〇〇大学や高校名が子供の通っていた高校や大学と同じなら、名簿販売会社から入手した学生名簿を見て電話をかけてきているとわかる。
この後、vi) へ飛ぶが、慣れた勧誘オペレーターなら、逆にiv) v) を聞いてくる。
iv)  この時、相手先が、「いつごろ戻りますか」と聞いてきたら、「わからない。どのような関係ですか?」と再度聞く。
ここで、「独立して住んでいる」「実家にはいない」などは言わない。
v)  相手先が「連絡を取りたいので携帯電話の番号を教えてほしい」と聞いてきたら
「携帯電話は、知らない人には教えられない」と答え、再度「どのような関係ですか」と聞く。
相手先が、子供との関係を言わない限り、会話を続けず、「子供との関係がわからないので、切ります」と言って電話を切ること。
vi)  「どのようなご用件ですか」と聞く。
相手先は、この段階となると、多少は本音をいわないと会話が続かないので、
「同窓のみなさんへ〇〇を紹介しています」「〇〇の案内です」と、本性を表してくる。
この段階となったら、
「子供はそのようなものに興味がないので、断ります」で電話を切れば終わり。
vii)  相手先が「本人にしか内容を言えない」と答えたら、
「では、子供に言ってください」と言って、電話を切れば済む。
当然、子供の携帯電話番号などは絶対に教えない。
 
重要なことは
余計なことは言わない。タイミングを見計らって、なるべく早く電話を切る。
子供が実家に住んでいるのか、独立して住んでいるのかをわからせない。
子供の携帯電話番号は絶対に教えない。
 
ウ) 子供が事故を起こしたなどの緊急連絡
子供が事故を起こしたなどの緊急事態の連絡が警察や消防署から入ることがあるかもしれない。このようなことは、一生に1回あるかどうかの電話。
気持ちが動転し、何をしたらよいのかわからないパニック状態となるが、気持ちを落ち着け、冷静に対応することがたいせつ。
 
エ) 子供が事故を起こし相手にけがをさせた、(会社の金を落とした、会社の金を使い込んだ、女を妊娠させたなどの“オレオレ詐欺”)とのウソの緊急連絡
普段使っている携帯電話からから本人が直接電話をしてきたら、本当の事故なので、本人と話して対応する必要がある。声や話の内容から、本人であることを確証することが必要。
 
ただし、警察、弁護士、医者、友人など本人以外から、子供が事故を起こし、今は本人電話にでられないので代わりに自宅へ電話してきたとのことなら、“オレオレ詐欺”可能性が高い。 
「直接、本人と話すので電話に出るように」伝えると。
いろいろな理由をつけて本人がでずに、別の弁護士、友人などが出ると、“オレオレ詐欺”の確証が更に高まる。 
本人らしき者が電話にでて、泣きじゃくり、風邪をひいているなどと言って、言葉が不明瞭など、普通会話している本人とは違う、なんとなくおかしいなど本人との確証が取れない場合も、“オレオレ詐欺”の確率が非常に大きい。
 
(対応方法)
本人が使っている携帯電話へ電話を入れるなどして、直接本人と会話し、声、会話の内容から本人と確認し、実際に会うまで、不用意に警察、弁護士、友人などかと対応しないこと。
 
日常生活において、子供が親に対しすぐにお金を振り込むむようにとか、すぐに支払わなければならない事態はありえない。
オレオレ詐欺に騙された親のあなたもバカの一員!
あなたのお人よし、常識のなさを直さないと、また騙される!
騙されても良い余剰のお金があるのなら、自分で散財して老後を楽しみ、日本経済の復活に貢献するほうが、よほど価値がある。
 
 
4.  もっとも効果がある迷惑電話対策
前記②~④の受けたくない電話(本当は①も受けたくない)は、電話機の設定により受信を拒否することができる。
 
1)  ナンバーディスプレイを使う
10年ほど前以降の電話機あるいはFAX付き電話機は、NTTのナンバーディスプレイの設定申請(毎月400円のナンバーディスプレイ料金がかかる)をすると、電話機の親機、子機ともディスプレイに電話をかけた相手の電話番号が表示される。
同時に、家族や友人の名前の表示や音による区分なども設定可能である。
 
初めてかかる相手からの電話には、電話番号だけしか表示されないので、電話にでないとどのような相手か用件がわからないのが欠点であるが・・・。
 
2)  ナンバーディスプレイの設定、非通知の電話を受け付けない
迷惑電話やオレオレ詐欺の電話は発信元を知られないように電話をかけてくるケースが多い。
 
対策として、ナンバーディスプレイを使っているなら、非通知の電話、FAXを受け付けない設定にしよう。設定を行うと、呼び出し音が鳴らず、単に非通知の表示だけがでる。もちろん、表示を見ても、電話に出る必要はない。
非通知として電話をかけてきた相手先には、「非通知なので、通知となるようにして電話をかけなおしてください」のメッセージが流れる。
 
追加機能として、
i)  公衆電話からの電話を受け付けない
ii) 海外からの電話など表示圏外からの電話を受け付けない
の設定も可能なので、各家庭の状況に応じて設定を行えばよい。
 
3)  特定の電話番号を着信拒否に設定する
上記の設定により、非通知の迷惑電話はなくなるが、相変わらず迷惑電話はかかってくる。
 
良くある例として、結婚式や葬式の互助会、墓の案内、地方の物産販売、不用品買い取り会社は電話番号の名簿をもっているせいか、頻繁に電話がかかってくる。
究極の撃退法は、ナンバーディスプレイを使っているのなら、特定の電話番号を着信拒否に設定するだけである。
 
方法は簡単で、迷惑電話がかかってきたら、1回目は電話にでなくてはならないが、「関心がないので断ります」と言って電話を切ったあと、すぐに着信メモリーを使い、着信拒否の設定を行えば良い。
 
こうすると、発信先が再度電話をしてきても、相手先には話し中の(プー、プー、プー)と鳴るだけである。業者も、これが次回電話した時も話し中だと、着信拒否の設定をしたのと考え、今後電話をかけてくるのをあきらめるか、違う発信番号の電話機を使いかけ直すかである。
 
業者との根競べ競争となるか・・・
業者側は、受信拒否をした家庭は業者の物品購入やサービスを使いたくない意思が強そうなので、そのような家庭を追い続け時間を無駄に浪費するより、新規の騙しやすそうな家庭を攻めるのがより効果的と考えるのが普通である。
たぶん、電話番号を変えてまでかけてくるとは思えない。
 
電話番号を変えてまで、同じ業者から電話がかかってくるようなら、その変更された発信電話番号を追加で受信拒否するだけで対応できる。
 
4)  留守電に設定する
見知らぬ相手からの電話に出るのが嫌なら、電話機の設定を留守電に設定し、録音された内容を聞くことにより、自分や家族にとって必要な電話かどうかがある程度わかる。
会社名と名前、及び再度かけ直すと吹き込んであれば、そのまま放置し、次回も同じように用件も録音していなかったら無視すればよい。
 
しかし、在宅中に留守電にするのはどうであろうか?見知った家族や友人からの電話を留守電に設置すると、パソコンや携帯電話のメール機能と同じように使うこととなり、電話の利便性が損なわれると思うが・・・
 
 
5. 迷惑電話に関連した記事
迷惑電話に関連して、参考となる雑誌の記事を見つけたので紹介する。
 
PRESIDENT  2012716日号  
                       有能な秘書が見抜く「信用してはいけない人」の特徴
http://president.jp/articles/-/6937
 
この記事では、自分のボスは品行方正で社員の先頭にたち激務をこなしている前提となっているが、実際のボスは、昨日(2012830日)の新聞各紙に掲載されたように、華やかな経歴の表の顔とは正反対の裏の顔をもっているのもかなりいるようである。
 
トップの不祥事がいろいろ報道されると、社長や会長の素晴らしい演説や雑誌などに載っている言語録は、結局、自分の地位や名誉を長く維持する保身のための美辞麗句であることがわかる。トップとは名ばかりの、心の中ではまったく思っていない、実践していないことを平然と社員や広く国民へ声高に述べている例も多い。
 
運よく社長、会長になっても、結局、人間の考えること、行う事はだれしもそれほど変わらないのが実情である。品行方正、正義、人格と地位、名誉とはリンクしない。
 
日本経済新聞ネット 2012830 
                       日本IBM元社長を盗撮容疑で書類送検へ 警視庁
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3001X_Q2A830C1CC0000/

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  1. 2013年01月24日 18:02 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

情報の入手と信頼性&情報を見極める能力

2011131
雑情報 (28)
    情報の入手と信頼性&情報を見極める能力
 
要旨
1.日本は格差社会へ突き進んでいる
1)情報格差が階級社会を助長
金持ちと貧乏人の資産格差、高齢者と若者の世代間格差、生まれや親の資産の差がそのまま教育格差となっている。
日本はいつのまにか、一億総中流社会から一握りの富裕層と多くの中下層による階級社会になりつつある。
階級格差の是正と階級の固定化を早く防がないと、国力は衰退し多くの子供達の未来は無くなってしまう。
2)格差社会の是正
今後の日本の国力、経済力強化のための長期的方法は子供を増やすことと国民の教育水準を世界トップレベルに上げること。
 
2.情報の入手方法と信頼性
1)新聞
一般的な情報に関しては情報の鮮度、正確性、公正、公平性、閲覧性、保存可能性から新聞に勝るメディアはない。
新聞広告と新聞記事とはまったく別物であり、広告の信頼性は読者が自ら判断しなくてはならない。
2)ネット
ネットから入手できる情報の鮮度は抜群だし、新聞社の記事をそのまま載せているため正確ではあるが公正、公平性には疑問符が付く。
ネット記事には、ネットへ何を載せるかの時点からマスコミ会社のフィルターがかかっており、載っている記事には偏向した記述が含まれている。
中国発の記事、ネット情報には中国共産党による情報操作が行われていることを十分認識した上でニュースを読もう。
ネット情報のマイナスの面を差し引いても、ヤフーのニュースサイトなどへアクセスすると、最新ニュースが即座にわかるので大いに利用すべきである。
 
3.ネット情報の信頼性
1)業者のホームページの信頼性は?
業者のホームページに書かれた内容にはうそが含まれている可能性があるため、疑いを持って読まないといけない。
2)ブログなどの個人情報は玉石混交
個人のブログ、プロフ、2チャンネル、ツイッターの内容は、自分に起こったこと、日記、趣味の公開が大半。
ブログの中には素晴らしい内容を公開していて、すごいと感心するサイトもたくさんある。

4.情報の真偽の判断
1)真偽の判断
経験と実績に基づき情報の真偽を判定して各種の決定をしている。
2)基本は現場確認
情報の真偽を判断する場合、現場へ行き、実際に自分の目と耳で物や状況を確認するのが第一。
3)信頼できる相手を持つ
情報源として信頼できる相手や仲間を持っていることが重要。
4)情報源の源から入手する
情報の真偽で一番重要視されるのは情報源である。入手した情報の発生元に近ければ近いほど情報は正確で間違いがない。
5)情報の裏付けを取る
情報が不確かな場合には、裏付けを取ることが必要。
 
5.情報の評価は変わる
情報の価値や評価は時代やおかれた環境により変わる。
 
6.情報を見極めるために知識を得、知恵を磨き、疑うことを学ぶ
1)情報の判断は自分自身で決める
入手した情報の信頼性の判断は自分自身が下さなくては先に進まない。
2)知識を増やす
自分で得た情報の真偽を見極めるためには、自分の知識を増すことが大事。
3)知識が増えると知恵がつく
たくさんの情報を入手しつつ、本などを読むことにより知識が増えと、おのずと知恵がついてくる。
情報と知識から知恵を高めていけば、各種判断はベストとはいわないがベター以上の結論を引き出せる。
4)情報、知識、知恵のサイクル
情報、知識、知恵の3つの好循環のサイクルができあがると、ますますそのサイクルの輪が大きくなり、知恵がついてくる。
 
7.情報を選別できるメディア・リテラシーを身につける
ネット上から有用な情報を得ようとするには、情報の品質を選別できるそれ相当の知識や知恵、すなわちメディア・リテラシー(情報を識別する能力)が必要である。
どのサイトに書かれている内容は本当で、どのサイトの中味はうそが含まれているとかの判断は、結局自分の知識と知恵により選別していくより方法がない。

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1.日本は格差社会へ突き進んでいる
1)情報格差が階級社会を助長
最近、なにかと格差が話題となっている。
 
金持ちと貧乏人の資産格差、高齢者と若者の世代間格差、生まれや親の資産の差、いわゆる経済格差、がそのまま教育格差となり、下層世帯の子供は良い大学、良い会社へ就職できないなど一生涯格差を受けながら生き続けざるを得なくなってきているようである。
日本はいつのまにか、一億総中流社会から一握りの富裕層と多くの中下層による階級社会になりつつある。
 
生まれによる経済格差は子供の塾、通う学校、習い事などの教育格差ばかりでなく、パソコンなどのIT機器の購入の有無に起因した情報格差を招いている。
IT機器を保有しネット接続ができれば、あらゆる情報がいつでも入手できるが、それらを買い、維持できるお金がないと、情報化社会から完全に取り残されてしまう。経済格差がますます貧富の差を生みだし、富めるものはITを利用してますます富み、貧乏人は貧困から脱却するための情報をパソコンがないために入手するチャンスすら与えられず、いつまでも底辺にへばりついたままとなる。
階級格差の是正と階級の固定化を早く防がないと、国力は衰退し多くの子供達の未来は無くなってしまう。
 
2)格差社会の是正
今後の日本の国力、経済力強化のための長期的方法は子供を増やすことと国民の教育水準を世界トップレベルに上げることである。
 
若い世代への仕事を増やし、賃金を増やす
団塊の世代は、労働生産年齢中は高度成長期に当たり、結構めぐまれた生活をしてきたし、年金を満足にもらえる最後の優遇世代のため、いつまでも仕事をし続けて若者から職場と賃金を奪うことを止めたら良いと考える。
結婚し子供を生みやすいような環境とする。出産、児童手当をフランス並みとは言わないが、子供一人いる家庭には18歳になるまでは月に10万円支給するなどの出産、子育て支援すべきである。
元麻生首相のような、誰もが読むことができる漢字もろくに読めない、生まれと資産があるだけで日本のトップに座り、幅を利かすような格差社会が是正されるよう、金持ち優遇の贈与税の廃止(現在毎年110万円まで無税)や高額の相続税をかけたりして、生まれたときからの格差を減らし、すこしでも出生による格差をなくすべきである。
最後は教育費の低減である。現在国立大学の学費は私立の半分程度のかなり高く、能力があっても大学へ進学できない家庭が増えてきており、東大などへ入るためには親の所得が高くないと合格できないなど教育格差が拡大している。
 
生まれたときの不公平、成人になるまでの家庭環境による不公平がますます増大しているこの現状を打破し、能力あるもの、努力したものが競争により切磋琢磨して人の上に付くシステムを再構築しないと、日本は職業が固定された江戸時代に戻りそうである。
 
金とほぼ一体となった名誉を同時に得ることができる医者、資産家、政治家、芸能人の子供や孫がその職業を継ぐ世襲化がますます固定化しているのを憂うばかりである。日本において子供をたくさん生み、良い教育を施すことができるのはこれらの階級に生まれ育った階級しかないようでは、日本の未来は真っ暗である。
日本人は北朝鮮の金日成、金正日による権力の世襲制を批判することができる資格があるのか?
 
{参考となる本}
★河野稠果       人口学への招待(少子・高齢化はどこまで解明されたか)          
                                                                                               中公新書            860
 
★大泉啓一朗   老いてゆくアジア(繁栄の構造が変わるとき)   中公新書             760
 
★三浦展          下流社会(新たな階層集団の出現)                 光文社新書         780
 
★門倉貴史       ワーキングプア(いくら働いても報われない時代が来る)
                                                                                               宝島社新書         780
 
★岩田正美       現代の貧困(ワーキングプア/ホームレス/生活保護)
                                                                                               ちくま新書           700
 
★堤未果        ルポ貧困大国アメリカ                                      岩波新書             700
 
★三浦展          団塊格差                                                       文芸新書            760
 
★真壁昭夫       下流にならない生き方(格差社会の絶対幸福論)  講談社新書    800
 
これらの新書を読むと人口、貧困、格差などの現実を垣間見ることができる。 

 
 
2.情報の入手方法と信頼性
誰もが毎日のニュース、仕事や生活に関する情報を入手するため新聞、雑誌、本を読み、ネット検索を行っている。
それぞれの情報源の特徴と信頼性を以下に示す。
 
1)新聞
a)新聞記事
一般的な情報に関しては情報の鮮度、正確性、公正、公平性*1)、閲覧性、保存可能性から新聞に勝る物はない。
新聞記事には担当記者あるいは新聞社の恣意的な見解もある程度含まれるため100%信じるわけにはいかないが、新聞社では新聞に記事として載せるために、その道の専属記者が、いくつかのニュースソースから裏付けをとり、専門家の意見を聞き、かつ何段階かのチェックを受けて初めて記事となるため書かれた内容は信頼できる。
それでもニュース記事は時々、速報性が優先されるため誤報が発生するが、許されるレベルであろう。
新聞に載っているニュース以外の生活に関する記事は、国民の関心がある事柄に関してトレンディな情報を盛り込み、良くまとめられおり、大変重宝である。
 
*1)  公平、公正?
公平とは2つ以上の対象(物)に対して、対応や取り扱いが同じであることを指す。このため、対応や取り扱いの良否や優劣を比較するものではない。
公正とは、取り決めによる正しさを示す。取り決めなので国、環境などにより公正の基準が異なる上に主観が入るため、人により公正の基準が異なる。このため、何が公正であるかを決めることは困難なため、役所やマスコミではジェスチャ-の意味も含めキャッチフレーズとして使われている。
 
b)新聞広告
当然のことながら、新聞の広告に良識的な広告も数多くあるが、読者をだますうそ情報を含んだ広告が含まれているのも事実である。
読者は朝日、日経などの新聞を読む場合、記事自体は新聞社の良識に基づく信頼性のある記事であるが、新聞に載っている広告は、あまりにひどいうそでない限り、そのまま広告主(業者)の広告を載せている(日本の新聞社の収入の3割は新聞広告。広告主は新聞社にとっては良いお得意さんのため、むげに広告主に強いことはいわない、すなわち、広告の内容について文句をつけない)ため、広告の信頼性は読者が自ら判断しなくてはならない。
 
「朝日新聞に載っている広告だから信頼性が高い」とか、「安心して新聞広告に載っている物品を買うことができる」とかは、読者が勝手に判断しているだけであって、広告主による詐欺や被害に関して、新聞社はまったく責任はとる必要はなく(当たり前のことである)、誤解した読者の責任である。
悪徳会社は新聞の読者を「有名新聞に載っているから安心な物品やサービス」だと誤認させることで、暴利を得ている。
新聞広告と新聞記事とはまったく別物であることを明確に認識しよう。
 
2)雑誌
雑誌は新聞と同様に読者に関心がある最新情報に対しコメントを加えて発行しており、新聞より詳しい情報入手方法として魅力的である。
雑誌の信頼性は、発行出版社名、今まで発行してきた雑誌の状況などからおおよそ判別できる。
なお、雑誌の広告は、新聞以上に規定がゆるやかなようで、悪徳業者によるうその広告が多数含まれており、知らないメーカや業者の広告は疑ってみる必要がある。
 
3)本
書店やネットブックには、あらゆるジャンルの本が読まれるのを待っている。本は出版するのに手間と費用がかかるため、あまりいい加減な内容のものは少ない。
良い本は長年読み続けられており、増版を重ねた本はいつ読んでも素晴らしい内容に圧倒、感動される。
 
しかし、本は新聞と異なり、発行するまでに良い意味でのフィルターがかけられてなく、著者の考えをそのまま本としているため、本によっては間違いや偏向した事柄やうそが混じったのもある。特に最新の事件、経済、投資、儲かる、健康、病気予防、やせる、美しくなる等に関した本は、大半が大衆受けする派手なタイトルがつけられ、内容を誇張して紹介しており、期待して読むと、がっかりするケースがある。
特に、急にもてはやされテレビでタレント並みに売れっ子となっているトレンディな学者や評論家などは、多忙さの限度を超えているはずなのに、なぜ毎月のように数百ページもの本を出せるのであろうか?やはりと言うか、読んでみると本の内容は当たり前のことに少し専門的なことをスパイス的に加えたもので、読んだあと損をした気分となる。
 
4)テレビ・ラジオ
テレビ・ラジオ放送のニュース、報道も新聞と同等の信頼性はあるが、手軽に保存できない、簡単に再度見たり、聴いたりする再現性が難しいことから新聞には劣る。
 
5)ネット
今、だれもが重宝しているのはネット情報である。
大半のユーザはパソコンの立ち上げ後の初期画面をヤフーのホームページとし、まず、ヤフーのニュース欄をクリックして最新のニュースを読んでいる。
そのほか、天気予報、路線、ショッピング、映画、音楽などもワンクリックでヤフーのホームページから見ることができる。
 
このように、ネットから手軽に入手できる情報の鮮度は抜群だし、新聞社の記事をそのまま載せているため正確ではあるが、公正、公平性には疑問符が付く。
ヤフーのニュースの発信元は全国紙として毎日新聞、読売新聞の2社で朝日新聞、日本経済新聞の記事は載っていないし、速報記事、芸能、スポーツ関係は取材した記者の記事をそのまま載せているため、意味不明の文章、誤字、脱字は日常茶飯事である。
 
また、引用しているスポーツ記事の出所はサンケイスポーツ、日本スポーツ、夕刊フジなどの新聞社からである。これらの新聞社自体がうそと誇張を売り物としているため、ニュース記事というより娯楽に徹したフィクション記事であろう。エンターテインメント関係では、日本の報道会社、レコードチャイナが韓国や中国の記事を日本語訳して掲載しているが、日本人にそれほど関心がない韓国、中国のニュース記事がたくさん掲載されており、なぜこんなに多いのかと疑問を感じる。特に中国に関するニュース記事の発信元は検閲後の中国共産党の意向に沿った通信社、新聞社のものなので、そのまま日本語訳してネットへ報道することは、偏った報道といわざるを得ない。
ヤフーおよびその親会社のソフトバンク(孫正義)の意向が色濃く反映されている。
このように、ネット記事には、ネットへ何を載せるかの時点から、報道会社の意向が反映され、フィルターがかかっていること、載っている記事は偏向した記述が含まれていること、中華系記事は国家の検閲済みであることを十分認識した上で、ネットのニュースを活用しよう。
 
それらのマイナスの面を差し引いても、ヤフーのニュースサイトにアクセスすると、最新ニュースが即座にわかるので大いに利用すべきである。
 
ヤフーのニュースに掲載されていない、朝日新聞や日本経済新聞の記事についてはそれぞれの新聞社のサイト又はグーグルのニュースサイトからワンクリックで呼び出すことができる。 
 
 
3.ネット情報の信頼性
1)業者のホームページの信頼性は?
この10年ほど急速に普及したネット情報は、無料でどこでもいつでも情報を入手できることから急速に普及し新聞離れの原因となっている。しかし、ネット情報は玉石混交なため内容が本当か?と疑問を持つケースも多い。
 
特に業者のホームページに表示された内容は、自社製品やサービスへ誘導するための広告やコンテンツがメインのため、自社に不利なこと、悪いことは載せていないのは当然としても、うそや科学的に実証されていないものもそれとなく画面のあちこちにちりばめられており、正しい内容とは言いがたい。また、業者のホームページには、どこまでが本当で、どこからうそが混じっているのかが素人には分かりにくいことがホームページ全体の信頼を損ねている。逆にそこが業者の目の付け所で、うまくごまかして自社製品やサービスを素人に売りつけ、もうけを狙っている。
 
このように業者のホームページに書かれた内容は疑いを持って読まないと、結局、そのつけはネットをクリックしたあなたに返ってくる。
 
2)ブログなどの個人情報は玉石混交
個人のブログ、プロフ、2チャンネル、ツイッターの内容は、自分に起こったこと、日記、趣味の公開が大半である。ユーザにとって、これらの情報源はネットのニュースや他のサイトの情報記事の丸写し、単なる聞きかじり、うわさ、自分の固定観念や考え方を載せたコメントが多く、内容の信頼性に疑問があるため、何かの情報を得るために見るというより、暇つぶしにアクセスしているようである。
 
しかし、これらの中には趣味、仕事、業界に関しプロも顔負けするような資料も含まれており、情報を入手するソースとして貴重かつありがたい存在である。特にブログには無料でこのような素晴らしい内容を公開しているとは!すごい!!と感心するサイトもたくさんあり業者の売らんかな、騙しても売りたいとの意向が見え見えのホームページより役立つこともある。
ブログを見ていると、信頼できるサイトであるかどうかや、ほとんど他人の記事の寄せ集めばかりの単なる自己満足のサイトかどうかの判別は付く。
 
 
4.情報の真偽の判断
1)真偽の判断
入手した書類、ネット画面、電話の会話、耳打ちされたココだけの話しなどの情報が正しいのか、あるいは間違っているのかの判断に迷うことが多々ある。
営業部門では物件、入札、予算、競合先、新製品、価格、規制などの営業情報、設計部門では下請け業者、発注価格、生産、納期、予算、技術レベル、トラブル、特許などの技術情報について、情報源はどこで、いつ入手したか、現在の状況はどうなっているかを常に把握し、経験と実績に基づき情報の真偽を判定して各種の決定をしている。
 
2)基本は現場確認
本来なら、業務に関し各種の判断を下す場合、まず、現場へ行き、実際に自分の目と耳で物や状況を確認するのが第一である。誰もが実際に物や状況を見ないで判断し、後で失敗した経験は何度もあるだろう。
 
しかし、身は一つのため、常に忙しく、現場へ頻繁に出向くことは不可能であるが、基本は現場へ自ら出向いて物や状況を見る大原則を常に念頭におこう。
 
3)信頼できる相手を持つ
何かあったときに現場で出向くことはできない代わりに、営業部門なら客先や設計部門との密接なコンタクト、設計なら下請け業者、施工業者、生産工場内、施工現場、受注元、施設管理先と接触することにより、最新の生きた情報を得られるだけでなく、受注へつながったりトラブル防止となる。
情報源として信頼できる相手や仲間を持っていることが重要である。
 
4)情報源の源から入手する
自分が実際に現物を見たり、現場を確認できない場合、情報の真偽で一番重要視されるのは情報源である。入手した情報の発生元に近ければ近いほど情報は正確で間違いがない。また長年つきあいがあり、常に正しい情報交換をしてきた業者や人物から得た情報は信頼性が高い。
これは、書類でも同様で、オリジナルの文献や本から一部を引用した二次文献などよりオリジナルの文献の方が一般に価値が高いのと似ている。
 
5)情報の裏付けを取る
複数の異なった業者などから同じ情報を得ると、その情報が正しいとの確率が高まる。
情報が不確かな場合には、裏付けを取ることが必要となる。裏付けを取ることができない情報は、信頼して利用することはできない。
どの会社でも、上記のことは当たり前の業務として明文化、あるいは習慣として実施されてきているはずであるが?
 
 
5.情報の評価は変わる
現時点で誰もが正しいと考えている情報でさえも、将来は誤っていたとされることはありえ、情報の価値や評価は時代やおかれた環境により変わる。各種情報は物理化学の法則ではないため絶対的な正解、だれもが納得できる判断はだれにもできないが、少なくとも、現在及び近い将来は公正、公平と考えられる情報を参考に行動していくのがよさそうである。 

 
 
6.情報を見極めるために知識を得、知恵を磨き、疑うことを学ぶ
1)情報の判断は自分自身で決める
入手した情報の正しいのか?この情報には中途からうそが交じっているかも?この情報には後半から議論のすり替えや別の方向へ誘導している、あの情報には偏った情報ばかりで構築されているなどの判断は、その道に詳しい社員、友人あるいは家族に聞けば真偽の程はわかるであろうが、いつも聞ける相手がいるとは限らないし、誰も知らない分野の事柄も多いし、すぐに結論を出さなければならないケースもある。
結局、入手した情報の信頼性の判断は自分自身が下さなくては先に進まない。
 
2)知識を増やす
自分で得た情報の真偽を見極めるためには、まず、自分の知識を増すことが大事である。
知識を得るためには、当たり前のことであるが、学生時代にやってきた勉強と同様の正しいと見なされている本、専門書、教科書などを読むことに尽きる。次に信頼性が高い新聞を読むことであろう。
 
3)知識が増えると知恵がつく
たくさんの情報を入手しつつ、本などを読むことにより知識が増えと、おのずと知恵がついてくる。情報と知識から知恵を高めていけば、日々行っている業務や生活の中での各種判断は、ベスト*2)とはいわないがベター以上の結論を引き出せるであろう。間違ってもバッド(悪い)の判断をすることはない。
知恵が増えるほど、本物と偽者の区分けが分かるようになるし、いろいろな出来事に対して、関心や疑問が次々に浮かびあがり、それらの疑問を解決するたびに新たな知恵が一つ増す。
 
4)情報、知識、知恵のサイクル
情報、知識、知恵の3つの好循環のサイクルができあがると、ますますそのサイクルの輪が大きくなり、知恵がついてくる。
 
昨年の後半からベストセラー入りしている、筑紫哲也の知の三角形とまったく同じ考えである。
今、書店に行くと平積みで並べられており、ネットでも購入できるので読んでみては・・・
 
★筑紫哲也       若き友人たちへ-ラスト・メッセージ-    集英社新書               720
P.195~ 第9章 「知の三角形」という考え方
の中に、情報があふれる情報化社会において、情報(Information)、知識(Knowledge)及び知恵(Wisdom)の3つのIKWの知の三角形を安定させようと説明している。情報過多の中、Iから正しいものとうそとを見抜く知識のKを増やし、さらに最終判断をするためのWを増やしていくことが必要と書いている。
 
また、P.206~ 第10章 この国がおかれている現実を見つめるには、
疑うことを学ぶ に物事をまず疑ってかかることが必要とも説いている。
 
 
*2) 良い、悪いについて英語、日本語の対照表を表1に示す。
 
表1 良い、悪いの英語、日本語の対照表
番号
英文法
良い表現の程度
悪い表現の程度
1
原級
良い
Good
グッド
悪い
Bad
バッド
2
比較級
より良い
Better
ベター
より悪い
Worse
ワース
3
最上級
最も良い
Best
ベスト
最も悪い
Worst
ワースト
 
良い悪いの表記方法として3種類あり、日本では良い表現として英語表現のグッド、ベター、ベストは商品やサービスなどの表現として広く使われているが、悪い表現の英語訳バッドとワーストは認知され多少使われているが、ワースはほとんど使われていない。
言語は国民の関心度の高さがあるほど、多様な表現、いいまわしが出てきて広く使われる。日本人は良いに関し誰もが関心があるため3種類もの英文表記がそのまま広く使われているが、悪いことに関しては、事例が少ないため英文表記はあまり使われていない。
今後、日本の良い製品、サービスの崩壊、安全、治安の悪化が進むと、バッド、ワース、ワーストなどが頻繁に使われるようになるだろう。
 
 
7.情報を選別できるメディア・リテラシーを身につける
ネット上から有用な情報を得ようとするには、情報の品質を選別できるそれ相当の知識や知恵、すなわちメディア・リテラシー(情報を識別する能力)を持たないとダメだとわかる。
どのサイトに書かれている内容は本当で、どのサイトの中味はうそが含まれているとかの判断は、結局自分の知識と知恵により選別していくより方法がない。
 
ファイナンシャル・リテラシー(お金に関する基本的な知識)と同様、メディア・リテラシーを身につけ、ネットなどを通じて入手できるおびただしい情報から、正しい情報を選別し、その中の有益な情報を仕事や生活に生かそう!
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考になる/参考とした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
1.日本は格差社会へ突き進んでいる
★日本経済新聞     19981218   ニュース複眼
                                                             150年後のマルクス」出番?
                                                            情報化の不平等どう解く
 
★日本経済新聞     2007929     けいざいノート 広がる賃金格差
                                                            情報化の進展が影響か
                                                            新技術に沿う教育改革を
 
★朝日新聞            2010130     磯田道史のこの人、その言葉 秋山好古
ローマの滅びたるは中堅なくして貧富の懸隔(けんかく、意味は二つの物事の間に大きな隔たりがあること)甚(はなはだ)しかりが故なり。露帝国も然り。
 
★読売新聞             2009216     インタビュー  寺脇研氏
                                                             「団塊」はたにまちになれ
                                                            若い世代を応援しよう
 
★日本経済新聞     2009112    核心 時代担う若者に仕事を                                                                  無行では鍛錬の機会なし
 
★読売新聞            20081129   世代間格差
                                                             祖父母と孫で「1億円」にも
                                                             世代ごとの損得計算し政策を
 
★日本経済新聞      2009420     核心 人材立国脅かす教育費高騰
                                                             安くて中身濃い学校ぜひ
 
3.ネット情報の信頼性
★日本経済新聞      2009810     クイックサーベイ
                                                             「自分のブログ持っている」37
                                                             利用頻度高い若い女性
 
★日本経済新聞      2005611     暮らしのヒント
                                                             ブログ 個人情報の扱い注意
                                                             著作権への配慮も必要
                            
★日経パソコン        2008922     ネットユーザ1,000人に聞きました
                                                             ブログを書かない理由は?
                            
★朝日新聞             2010120     ニュースがわからん!
                                                             ツイッター、あちこちで使ってるね
                                                             簡単ですぐ反応があるから災害時にも便利だ
 
4.情報の真偽の判断
★日本経済新聞     1998226     明日への話題 いい耳
 
★日本経済新聞     1996922     中外時評 メディアにとって中立とは
                                                            多様な主張で真の競争へ
 
★日経ビジネス       200172     仕事の達人 マーケの達人
                                                            本当に必要な情報を手に入れる
                                                            求める内容特定し、能動的に収集・提供
 
6.情報を見極めるために知識を得、知恵を磨き、疑うことを学ぶ
★日本経済新聞     2009120    丸の内キャリア塾
                                                             膨大な「情報」を深い「知見」につなげる方法
 
7.情報を選別できるメディア・リテラシーを身につける
★日本経済新聞     20091020   丸の内キャリア塾
                                                             情報感度を高める 知識編
                                                             身の回りの情報からノイズを排除して情報の
                                                              「SN比」を高める
 
★日本経済新聞     1999126      論壇 ニューメディアの呪文と若者
 
★朝日新聞             200122       ねっとアゴラ
                                                             情報を読み解くIT教育を
                                                                  
★朝日新聞            199545        戦後50年読書 広告特集
                                                             世界情報との接し方

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  1. 2013年01月22日 13:51 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

自分の個人情報はきちんと守られていますか?

2010113
雑情報 (26)
    自分の個人情報はきちんと守られていますか?
 
要旨
1. 個人情報の保護と行き過ぎた個人主義
個人情報保護法の施行により、ある程度個人情報の開示を制限するのは止むを得ないにしても、やや行き過ぎの感がある。
自分の義務を果たさずに自分の権利ばかり主張するモンスター人間が増えた。
 
2. 守りたい個人情報
情報のデジタル化、パソコンとネットの普及により、他人の情報を入手することが容易になった。
個人情報の収集とそれらの整理統合により、将来、個人情報は国家や企業が人間を管理するために使われる可能性が高い。
外部へ流出した情報はどうしよもないが、自分の対応の仕方によっては情報を外部へ出さないこともできる。
 
3. 個人情報の流出防止対策
個人情報が外部へ流出すると犯罪に巻き込まれたり、周囲から敬遠されたりする可能性があるためプライバシーを外へ漏らすことを避けよう。
1)表札や郵便受け
表札は掲げない、掲げる場合は姓だけとする
郵便受けは投入物が収まる大きさとし鍵をかける
2)ごみ出し
郵便物、写真などを廃棄する場合、氏名、利用明細は判読不能とする
ごみ袋はごみ収集車が来る直前に出す
3)電話や携帯電話
電話番号は電話帳へ載せない
携帯電話番号、携帯メールアドレスはやみくもに教えない
電話がかかってもすぐに名乗らない
携帯電話の場合、知らないところからの電話には出ない
4) 商店の会員登録
商店の会員登録には、店舗を見極めてから
遊興、風俗関連施設の会員登録にはちょっと要注意
 
(注意事項)情報流出防止のためシュレッダーを使っている家庭
乳幼児が誤ってシュレッダーの投入口へ指を入れ、指を切断したとの事故を聞く。シュレッダーは隠す、電源を落とすなどして、事故を未然に防ごう。乳幼児、子供の事故は、親が危険なものは置かない、使えないようにするなどの配慮が必要。 

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1. 個人情報の保護と行き過ぎた個人主義
1)  個人情報の流出防止
既出(きしゅつ)の
 
雑情報(18) 落し物をした、拾った場合の対処は?         20091016日発行
雑情報(19) 貴重品(印鑑、通帳、カード)の管理はどうしている?
20091110日発行
 
に関連し個人情報の流出をどのようにして防止すればよいのかについて対策を紹介する。
 
2)  個人情報の保護
2005年に施行された個人情報保護法により、個人の生年月日、性別、住所、電話番号、出身、学歴、職業、資産などの情報は個人情報として取り扱われ公的機関や民間団体において他人に勝手に開示されることはなくなった。
 
その弊害として、子供達が通っている幼稚園や学校あるいは自分が趣味で参加している団体などでは、個人の氏名、生年月日、住所、電話番号のような所属しているメンバが知っていると緊急時の連絡や年賀状作成時などに役立つ情報すら開示されなくなっている。
そのうち卒業写真に載せるべき個人の写真、名前及び住所などが記載されなくなるなど、笑えないことが現実化するかもしれない。
個人情報を保護する観点から、ある程度個人情報の開示を制限するのは止むを得ないにしても、やや行き過ぎの感がある。
 
3)  行き過ぎた個人主義と結末
日本において情報開示の制限や禁止が広まったのは、明文化されなくとも長年守り続けられてきた性善説に基づいた常識やルールが、行き過ぎた個人主義の広がりと日本人の風俗や習慣を知らない外国人の増加や犯罪の多発などにより失われたからである。
 
今、学校で暴れまわっているモンスターペアレントに代表される、自分の権利だけを声高に主張し、当然の義務(他人を思いやる心、学費や給食費をきちんと払うなど)は無視した行動が世間一般に徐々に拡大している。
日常生活の中では個人的な振る舞いに恥らいの精神がなくなり、自分の責任において対処すべきことであっても、ためらうことなく救急車やお巡りさんを呼んだりしている。働く意欲もなく、努力もせずに生活保護費を当然のごとく受けている(自営業者がまじめに国民年金を40年間支払ってやっと受給できる国民年金より、まったく国民年金などを支払わすに過ごした人の生活保護費のほうが多い)こともマスコミなどで報道されている。
 
日本にはいつのまにか自分の義務を果たさずに自分の権利ばかり主張するモンスター人間がはびこってきている。どの世界でも何事にも通用する当たり前のルール「ギブ アンド テイク」が失われ、「ギブ アンド ギブ」の世の中になってきたようである。まさに独立後、何十年たっても独り立ちできず、今でも当然のごとく国際援助を受け続けている多数のアフリカの最貧国のようである。自助努力を放棄し「援助が少ない」「先進国はケチだ」「もっと援助を」と叫び続けているのとまったく同様な駄々っ子である。
日本の没落の要因は誰もが述べている人口減やGDPの縮小によるものではなく、モラルや常識の喪失による不公平の拡大、犯罪の増加、財政破綻により内部崩壊する可能性のほうが大きいかもしれない。
 
 
2. 守りたい個人情報
1)  個人情報の入手が容易になった
昔なら各種個人情報を入手するには、関係者の持っている名簿や書類をコピーして得るしか方法がなく、手間と時間がかかっていた。
しかし、情報のデジタル化、パソコンとネットの普及により、誰もが簡単に他人の情報を入手することが可能になった。
 
一例として、ネットへアクセスしグーグルの検索機能を使い、自分の名前や会社名を入力すると自分に関する情報を簡単に入手することができる。会社員なら特許出願、本や雑誌の著作、学会での発表、業界などの会員、大学の名簿など公的機関と係わりあいが多いほど自分に係わる情報を容易に入手できる。
試しに、“自分の氏名”と“会社名”をグーグルへ入力し検索してみては?
 
2)  個人情報の収集と集積の行き着く先
情報が飛び交うネット社会の中で、密かに着実にあらゆる情報の収集が行われている。大々的にグーグルが推進している全世界の書籍のデジタル化は人類が現在までに成しえた知識の集大成として最も評価、称賛すべきことである。
しかし、表舞台に隠れた裏世界では、大企業を筆頭に個人の情報を収集、分類し金儲けのビジネスに使おうと躍起となっている。
現在集められた個人情報は、まだ収集した会社などにばらばらに管理され、個別のビジネスのみに使われているが、そのうち会社や国境を越えて個人情報の売買が行われ、しだいに個人情報が整理、統合される。ある個人の出生、学校、趣味、病歴、職歴、商品などの購入履歴、所得、税金、保険料、年毎の資産の推移や配分などのデータが一箇所に集められ、そのデータベースを見れば個人の履歴がすべてわかり、自叙伝を作成するまでもなく、事細かな出来事を読み解くことができる。
 
一旦集められ整理されたこれらの情報は、いつまでたっても劣化することなくデジタル情報として蓄積され、更に世代を超え親、子、孫の情報が蓄積・整理されビジネスに使われるようになろう。将来は国家や企業が人間を管理するために使われる可能性が高い。
情報をデジタルとして記録・整理・保存できるコンピューター・ネット社会は長所と短所いずれも持ち合わせている。遠い将来、個人情報を管理するのは人間ではなく、コンピューターが自動的に人間の寿命や行動を予測することができる時代となるかもしれない。
人間の英知により素晴らしい未来が開けるために個人情報が生かせる社会となることを望むが?
 
3)  個人情報の流出防止
一旦、外部へ出た個人情報はデジタル化されているため、いつまでも入力された情報はそのまま保存され、自分で消去することも間違っていても訂正することも難しい。
自分に係わり合いのある履歴書、病院の通院、入院記録、健康診断書、納税関係の記録、給与明細、銀行取引記録、カード支払い記録などの情報は毎日の生活をする上で必要なことなので止めることは難しい。
 
しかし、外部へ流出した情報はどうしよもないが、自分の対応の仕方によっては情報を外部へ出さないこともできる。
 
例として、後日、夫婦間でトラブルとなりそうな高額の飲食代やサービスの出費、他人に知られたくない支払いはカード払いを止め現金払いとすることで対応できる。
親から子供へ多額のお小遣いを渡す場合、税務署に知られないように銀行口座振込みではなく現金での受け渡しにより贈与税を免れることは良く行われている。
会社員では、会社に知られたくない病気に罹った場合、治療記録の痕跡を残さないよう組合健康保険証を使わずに現金払いとすることもある。
類似例として、政治家と業者との間で贈収賄罪が発覚しないように、業者が現金を紙袋に入れて直接政治家本人に手渡すことは今でも行われている。
このように、お金の支払いや授受を現金で行うことにより証拠を残らないようにすることが可能である。
 
以降にどのようにすれば、個人情報の流出を少なくすることができるかについての具体策を示す。
 
 
3. 個人情報の流出防止対策
3.1 むやみに個人情報を教えない
個人情報が外部へ流出した結果、犯罪に巻き込まれたり、周囲から敬遠されたりする可能性があるため、できるだけ自分や家族のプライバシーに係わることを外へ漏らすことを避けたい。
 
個人情報は外部との接触により漏れるため、外部との接触を適切に行い、自ら不必要な個人情報を外部へ出さないようにすることが大切である。
外部との接点を示す。
a) 表札や郵便受け
b) ごみ出し
c) 電話、携帯電話
d) 商店の会員登録
e) ネット接続
これらについて順に対応策を説明する。
 
1)表札や郵便受け
表札は掲げない、掲げる場合は姓だけとする
一軒家では門柱に表札を掲げているケースが大半であるが、マンションの郵便受け兼表札には名前を出さない家庭が多い。
表札は自分や家族に用がある知人や関係者に対し、自宅であることを示す目印となるため、原則として表札を掲げたい。ただし、表札には姓だけを掲げ、自分や家族の名は男女の区別、家族構成が他人に容易にわかるため記載しない。
 
郵便受けは投入物が収まる大きさとし鍵をかける
郵便受けの大きさは最低でもA4サイズ、厚さ4cm程度の封筒がすっぽり納まる程度とし、配達された郵便物や小物の宅配品が郵便受けに入りきらずに投入口からはみ出ることがないこと。
また、郵便受けには必ず鍵をかけること。
投入口からはみ出た郵便物や鍵がかかっていない郵便受けからは、簡単に郵便物が盗まれる恐れがある。
 
2)ごみ出し
郵便物、写真などを廃棄する場合、氏名、利用明細は判読不能とする
住所、氏名が記されている封筒やはがき、カードの利用明細などが記載された書類、電気、ガスなどの公共料金の検針票・使用明細、写真、プライバシーに関することが書かれた書類やノートなどをごみとして廃棄する場合は、これらに記載された内容を判読不明としてから捨てること。
 
家庭から廃棄される郵便物、公共料金の検針票、写真などには重要な個人情報が含まれているため、他人に悪用されないよう判読不明とすることは自分や家族を守るための必須条件である。
判読不明とする方法としてシュレッダーで細かく裁断するのが一番安全で望ましいが電動式シュレッダーは5,000円程度と高価である。廃棄する郵便物や書類の量が少ない場合には1,000円程度の安価な手動式シュレッダーが手ごろである。
家庭においてシュレッダーの使用頻度はそれほど多くないため、設置場所は部屋の隅が多いが、廃棄する郵便物などが出るたびにシュレッダーの場所へ持っていくのはわずらわしいため、シュレッダー専用のA4の空封筒を廃棄書類などが発生する近くへ取り付け、通常はそこへ処分する郵便物を貯め、増えたら、一括してシュレッダーのところへ持っていき処分すると便利である。
シュレッダーで裁断された紙を貯めるポリ袋は2重とし、裁断された紙がシュレッダーに一杯となったら内側のポリ袋だけを取り出して捨てると、ほこりや裁断された紙が周囲へ飛散しないので使い勝手が良い。
 
(注意事項)
シュレッダーに関しては、乳幼児が誤ってシュレッダーの投入口へ指を入れ、切断したとの事故のニュースを見ることがある。乳幼児や小さな子供がいる家庭、これらが実家などを訪問した場合には、シュレッダーは隠す、電源を落とすなどして、事故を未然に防ごう。乳幼児、子供の事故は、親が危険なものは置かない、使えないようにするなどの配慮が必要。
 
雑情報(8)  ヒット商品 ケシポンは使える         20081117日発行
 
において紹介したケシポンを使うと、簡単に郵便物の住所、氏名などを分からなくすることができる。
ケシポンは使うと便利であるが、特許製品のため価格が700円とべらぼうに高い。特許がなければ100均ショップでバカ売れしたであろうが・・・
 
ごみ袋はごみ収集車が来る直前に出す
家庭から排出されるごみの所有権はごみ袋がごみ置場へ置かれた時点で、排出者の所有権がなくなるため、その後、部外者が勝手にごみ袋の中を開けて調べても法律上問題とならない。
このため、自分が出したごみ袋の中味を他人に覗き見されないためには、ごみ収集車が来る直前にごみ袋を出すのが良い。
芸能人の私生活を知りたいスクープ記者や熱狂的なファンは虎視眈々とごみ袋を狙っている。
 
3)電話や携帯電話
① 電話番号は電話帳へ載せない
10年程前から、NTTの電話帳に自分の電話番号を載せないのは当たり前になっている。最近はネットを利用すると職業電話帳と同様に必要な会社や店舗の電話番号を検索できるようになったため、電話帳の配布を断る家庭も多くなった。
まだNTTの電話帳に個人の電話番号を載せていたらすぐに中止しよう。
 
携帯電話番号、携帯メールアドレスはやみくもに教えない
携帯電話は家庭の電話とは異なり、一人ひとりの専用の連絡手段となっている。プライバシーを守り、不快な迷惑電話を受けないよう、携帯電話番号、メールアドレスは信頼できる友人、素性がはっきりしている相手だけに教え、むやみに教えないことが大原則。
 
電話がかかってもすぐに名乗らない
知らないことろから電話がかかってきた場合、電話の相手が信用できる人かどうかの確認を取るのがむずかしいため絶対にかかってきても、すぐに自分の名前を名乗らないこと。
電話を受けて、相手が自分の名前も知らなかったら、即、電話を切ること。
 
電話を使ったオレオレ詐欺は、事前に騙して現金をせしめようとする相手(あなた)の住所、氏名、年齢、電話番号などを事前に調査し知った上で、詐欺マニュアルを見ながら電話をかけてきているため、上記の応対ではまったく効果がない。
 
オレオレ詐欺の撃退方法は普段から家族と良くコミュニュケーションを取る、オレオレ詐欺の手法を知っておく、すぐにお金が欲しいなどの電話があったら100%オレオレ詐欺だと思う、必ず本人が使っている電話番号へ自分から電話をかけて状況を確認することを怠らなければひっかかることはない。
世間でこれだけオレオレ詐欺で騒がれているのに、いまだに騙される人は自業自得であろう。いくら他人がオレオレ詐欺だと教えても、お金を振り込んではダメだといっても自分の固定観念から抜け出せないバカはいるので、救いようがない。
 
なお、NTTの電話契約に付加料金がかかるが電話番号通知、迷惑電話おことわりサービスがあり、電話機には通話拒否などの機能を持っているため、必要に応じてこれらを利用すると良い。
 
雑情報(17) 日常生活の中でだまされないようにしよう    2009919日発行
の  2.3 学生や若い勤労者向け電話アタック
2.7 高齢者向けのオレオレ詐欺の電話
を参照のこと。
 
携帯電話の場合、知らないところからの電話には出ない
携帯電話の場合、原則として知らないところからの電話、非通知からの電話には出ないのがリスク回避となる。
 
ただし、独身者や共稼ぎの家庭のようなNTTの固定電話を設置していない場合、通常の連絡先として携帯電話を登録している、知らないところから携帯電話へかかってきた場合であっても出る必要がある。
悩ましいケースであるが、固定電話を設置していない場合の短所である。
 
4)商店の会員登録
商店の会員登録には、店舗を見極めてから
住居の近くの良く利用するスーパー、ドラッグストア及び理容室、昼食や会社の帰りに立ち寄るレストラン、なじみのケーキ屋、パン屋などは、個人客を囲い込むため会員証を発行しポイントを付与することで次回の来店を待っている。
商店の会員証を登録するにあたり、あまり詳細な個人情報を要求することはなく、個人情報も住所、氏名、年齢、電話番号程度で即発行される。
昔からの続いている店舗、有名店なら会員登録してもほとんどトラブルの発生はない。
 
遊興、風俗関係施設の会員登録にはちょっと要注意
パチンコ店、ゲームセンター、キャバクラ、ラブホテルなどでの会員登録には運転免許証の提示による住所氏名の確認と暗証番号の登録が必要である。注意事項として、この時に登録する暗証番号は銀行口座の番号と同一にしないこと。
景気の低迷に伴いパチンコ、パチスロ店(韓国、北朝鮮系の経営者が多い)の倒産、廃業が増えており、風俗関係の業種には暴力団、経済やくざなどが実質的に経営しており、登録情報がどこへどう流れるか不明である。
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
3. 個人情報の流出防止対策
★日本経済新聞   2009214     あなたはどっち ネット調査の結果は
                                                              自分の情報、どう守る?
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  1. 2013年01月21日 13:56 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

貴重品(印鑑、通帳、カード)の管理はどうしている?

20091110
 
雑情報 (19)
    貴重品(印鑑、通帳、カード)の管理はどうしている?
 
要旨
1.  貴重品の管理はどうしている?
実印は命やお金と同様大切なものである。自分で紛失しないように管理する。
土地などの権利証は紛失しないよう大事に保管する。
貴重品は盗難、火事、水害などから無くならないように保管する。
空き巣の被害にあうことがありうると考え保管場所を決める。
自宅内に貴重品を保管する場合、それらを一箇所に保管せずに、それぞれを分けて、異なった部屋や場所へ隠して保管する。
家庭用金庫は保険の契約書、土地などの権利証のような重要書類を保管する。
銀行印あるいは預金通帳のいずれか一方だけを持ち歩くことで、それらを一緒に紛失するリスクを軽減できるが、持ち歩くリスクがある。
 
2.  空き巣について
*  8世帯に1世帯が一生に1回は空き巣の被害にあう。
空き巣は侵入前に入る建物の周辺を下調べをしている。
空き巣が玄関の鍵をピッキングしたり、ガラスを破って侵入する場合、5分以内に行い、侵入後は15分程度で建屋から退散している。
空き巣に対する防犯の基本は音と光である。
空き巣対策は人が居るように装うこと、扉の鍵は2つ以上、鍵は必ずかけること、一戸建てのガラス戸には侵入防止用のシートを張ったり、上部に予備鍵をつける、近所へ声をかけたり、付き合いがあること。
 
3.  自宅内の貴重品保管方法
空き巣から貴重品を守る秘訣は、空き巣に入られてもすべての貴重品を取られてしまわないよう、保管場所を分散し、かつ分からない場所へ隠すこと。
家庭内に置いている現金、宝飾品も通帳や印鑑と同様に分けて隠しておく。
通帳、カードと印鑑は絶対に一緒の場所に保管しないのが鉄則。
空き巣は、まず居間や書斎のタンス、机の引き出しを捜すので、通帳や印鑑は居間 や書斎から離れた場所へ隠して保管する。
貴重品の隠し場所は冷蔵庫の中、本の間、額縁の裏などが多い。空き巣もこの事を知って侵入してくるので、隠し場所はそれぞれ工夫することが大事。
隠し場所を忘れない方法は、自分だけが必ず見るメモや紙、手帳に、印鑑や通帳などの名称は書かず、自分だけ分かるように隠し場所をメモしておく。
 
4.  印鑑について
実印及び銀行印を契約書、預金通帳などへ押印する場合、自分や財産に係わるため安易に押さない、印鑑を無くさないことが重要。
   自分の人生を他人にゆだねる連帯保証人には絶対にならない、印を押さないこと!
実印は楓の木、水牛を使った3,000/本程度のもので十分。ネットや新聞広告の悪徳業者に騙されてバカ高い印鑑を買わないこと。
銀行印は実印と異なり印鑑登録する必要は無いが、お金に関する取引には必須でかつ重要である。

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1. 貴重品の管理はどうしている
1)  貴重品の管理の実情
貴重品の内訳として印鑑、現金、預金通帳、カード、保険の契約書、土地などの権利証などがあり、それぞれ管理状況が異なる。
貴重品には、これ以外の指輪、ネックレスなどの宝飾品、パスポート、身分証明書代わりとなる健康保険証なども含まれる。
 
2)  貴重品の保有状況
貴重品の保有状況を表1に示す。
 
1 貴重品の保有状況
番号
品 目
保 有 状 況 (%)
有り
無し
合計
1
実印
86
14
100
2
まとまった現金
60
40
100
3
預金通帳
98
2
100
4
保険の契約書
86
14
100
5
土地などの権利証
59
41
100
日本経済新聞 2009年5月16日 「貴重品の管理どうしてる?」から引用、編集
 
a)  実印
実印を使うケースは大変まれで、自営業者が銀行などから借金をするための借用、連帯保証人の契約、不動産の売買契約、自動車の売買契約、借家の賃貸契約、遺産相続などお金が絡む限定された場合のみなので、普通のサラリーマンは一生涯で数えるほどしか実印を使わない。実印は命やお金と同様大切なものである。
そのため、必要が無い世帯では実印を持っていない。
実印は居住している市町村町へ印鑑登録をして初めて効力が発生するため、契約書などへ押印時、登録した印鑑証明証を一緒に提出するのが通例である。
 
実印など印鑑に関する常識、その他の情報は、後述する3.印鑑についてにに示す。
 
b)  まとまった現金
まとまった現金は、どの程度の金額を示しているかが不明確なため、回答者によっては10万円と考えたり、あるいは100万円、1,000万円かもしれないが・・・
現在、現金が無くともキャッシュカードを保有したり、銀行口座に預金があれば、カードを使い自由に物品を購入したりサービスを受けることができるため、常に10万円以上の現金を家庭に保有する必要性が薄れていることからまとまった現金の保有比率は低くなっている。
 
c)  預金通帳
表1から、貴重品として考えられる品目のうち、預金通帳はほとんどの世帯(家族や独身者)が所持している。
 
d)  保険の契約書
保険は若い世代では病気で死亡したり、事故で怪我をしたり亡くなる確率が高齢世代と比較すると格段に低く、また独身者なら万一死亡しても財産を残す必要がある家族もいないため、各種保険に加入しないことは合理的保険は互助的なものであり、確率的に保険に加入した全員がトータルで見ると確実に損をし保険会社が着実に利益を得るしくみで、唯一、保険に加入して若くして運悪く死亡した場合にのみ加入者が得をする)である。
また、保険に入るだけの余裕が無い世帯は加入していない。
 
e)  土地などの権利証
土地などの権利証は不動産を保有していない世帯は必要としないため当然持っていない。日本の持ち家世帯の割合65%とのデータともほぼ合致している。
 
権利証は紛失すると再発行されることはないが不動産の所有権は無くならない。ただし、不動産を売買するためには保証書の発行など、面倒な手間がかかるため権利証は紛失せず大事に保管すること。
 
権利証の紛失についての詳細は、
★“損をしない法律講座、「権利証を紛失したら?」について
http://www.home-knowledge.com/kouza/ko15.html
を参考にすると良い。
 
3)  貴重品の保管の実情
貴重品の保管状況について、表2 貴重品の管理・保管場所に示す。
いずれの貴重品も、自宅のタンスや引き出しへ保管しているケースが多いが、実印、まとまった現金、預金通帳は持ち歩いている場合も1割程度ある。
 
2 貴重品の管理・保管状況
番号
品 目
管理・保管場所の割合 (%)
自宅のタンスや机の引き出し
自宅の
金庫
貸金庫など
持ち歩く
その他
合計
1
実印
65
9
2
8
16
100
2
まとまった現金
41
6
10
15
28
100
3
預金通帳
63
4
1
16
16
100
4
保険の契約書
75
7
2
0
16
100
5
土地などの権利証
66
13
4
0
17
100
日本経済新聞 2009年5月16日 「貴重品の管理どうしてる?」から引用、編集
 
自宅のタンスや机の引き出し
空き巣や火事、水害などの災害にあわなければ、自宅のタンスや机の引き出しへ貴重品を保管するのが、便利である。統計上、空き巣の被害にあうことが大いにありうるので、万一を考慮して保管場所を決める必要がある。
自宅内へ実印、現金、預金通帳などの貴重品を保管する場合は、それらを一箇所へ保管せずに、それぞれを分けて、異なった部屋や場所へ隠して保管することが原則である。
 
b)  自宅の金庫
自宅に金庫を持っている家庭は全世帯の2割程である。そのうち半数の金庫は重さ20kg以下の盗難用というより火災から貴重品を守る耐火金庫である。
よって、空き巣が入り、金庫を見つけられるとバールでいとも簡単にこじ開けられてしまうので、空き巣対策としては不十分である。
これらから、家庭用金庫は保険の契約書、土地などの権利証のような重要書類を保管するために使うと考えたほうが良い。
 
c)  貸金庫
銀行の貸金庫は、貸金庫ボックスの容量にもよるが何でも保管でき、銀行営業中ならいつでも貸金庫を利用できるが、普通のサラリーマンには貸金庫とは無縁であろう。
貸金庫は通常、会社が有価証券や各種契約書などの保管に使う。一部裕福な個人が借りる場合には、貴金属類、土地の権利証や遺言書を入れる場合が多い。
貸金庫を借りるには銀行に口座を持ち、100万円程度の預金を預けているなどの条件が必要でかつ空きがあること。費用はB4サイズ、高さ5cm程度のボックスで15,000/年の管理費が必要である。
 
d)  持ち歩く
2を見て、銀行印(実印)、預金通帳を持ち歩く割合が816%もある。
持ち歩く理由は、自宅に銀行印を置いていれば預金通帳を持ち歩き、預金通帳を自宅に置いていれば銀行印を持ち歩き、銀行印と預金通帳は一緒に保管しないことで盗難や火災から両方とも一緒になくすリスクを防止している。
手続きなどの必要性から、やむなく銀行印と預金通帳を一緒に持ち歩く場合、男性は、銀行印と預金通帳を必ず異なったポケットへ分けて持ち歩き、女性は、それらを同じハンドバッグへ入れず分けて持つなどの防犯、安全対策を取ることが必要である。
 
 
2. 空き巣について
1)  空き巣とは
“空き巣”とは、一般に自宅に家族がいない時に侵入して物品を盗むことを示すが、これ以外に、昼間、自宅に人が居る(洗濯、昼寝、園芸中)にも係わらず侵入して盗む“居あき”と夜間の就寝中に侵入する“忍び込み”があり、これらを総称し専門用語では侵入窃盗と呼ぶ。

130121新入手口maru 

130121空き巣図maru
 
セキュリティハウス、防犯ホーム、最新の犯罪情報から引用
      http://www.securityhouse.net/hanzai/shinnyu/index.htm
 
2)  空き巣にあう確率は高い
空き巣の発生件数は10万件/年(最近10年の平均、空き巣:8万件/年、忍び込み2万件/年の合計)発生しており、日本の世帯数合計、5,000万世帯(内単身世帯1,500万世帯、平均世帯人数は2.7人)から、
一生涯のうちに空き巣にあう確率は
 
条件
 空き巣の発生件数 :10万件/
        日本の世帯数合計 :5,000万世帯
 平均寿命               :80
 
推定
 1年間に空き巣にあう確率  :10万件/÷5,000万世帯×1000.5
 一生涯に空き巣にあう確率 :0.5×80年=16
 
だいたい、8世帯に1世帯が一生に1回は空き巣の被害にあうこととなる。
空き巣の被害は、届け出があった場合の数値なので、小額の被害であったり、空き巣に入られたことすら分からないケースもあると想定されるので、実際はかなりの世帯が空き巣に入られている。
 
3)  空き巣の侵入方法
空き巣は、侵入前に入る建物の周辺を下調べをしている。
空き巣が玄関の鍵をピッキング、ガラスを破って侵入する場合、5分以内に行い、侵入後はだいたい15分程度で建屋から退散している。また、通常空き巣は、換金性の高い現金、宝飾品のみを狙い、通帳、カードや印鑑はすぐに現金化できないため盗まないケースも多い。
 
4)  全体的な空き巣対策
空き巣に対する防犯の基本は音と光である。空き巣は音、夜間は明かりを恐れ、かつ侵入に時間がかかるのを嫌うので、その弱点を知って防犯対策を行うこと。
 
人が居るように装うこと(洗濯物、照明、郵便物、新聞)、扉の鍵は2つ以上(ワンドア、ツーロック)、鍵は必ずかけること、一戸建てのガラス戸には侵入防止用のシートを張ったり、上部に予備鍵をつける、近所へ声をかけたり、付き合いがあることも空き巣対策となる。
 
 
3. 自宅内の貴重品保管方法
1)  空き巣の行動を読む
空き巣が自宅へ押し入っている時間は平均15分、長くとも30分なので、その時間内に探し出せない箇所へ隠すことである。
空き巣は、現金、宝飾品など現金化しやすく、換金時に証拠が残らないものを真っ先に狙うので、印鑑や預金通帳と同様、現金や宝飾品も隠して保管すること。
 
2)  室内の空き巣対策(分散&隠す)
空き巣から貴重品を守る秘訣は、万一、空き巣に入られてもすべての貴重品を取られてしまわないように、保管場所を分散し、かつ分からない場所へ隠すことである。
家庭内に置いている現金は平均10万円程度であるが、女性の指輪やネックレスなどの宝飾品は価格も高く、思い出の品なので、通帳や印鑑と同様に分けて隠しておくことが必要。
 
分散する前に重要なことは、通帳、カードと印鑑は絶対に一緒の場所に保管しないのが鉄則。
これだけ守っていれば、万一空き巣に入られ、通帳、カードを盗まれてもすぐにはお金を引き出すことはできない。できれば、通帳とカードは別々に保管する個が望ましい。また、通帳、カードもたくさん持っている場合には分散することが必要かも・・・
 
3)  具体的な隠し場所
空き巣は、まず居間や書斎のタンス、机の引き出しを捜すので、通帳や印鑑は居間や書斎から離れた場所へ隠して保管するのが良い。
隠し場所は冷蔵庫の中、本の間、額縁の裏などが多い。空き巣もこの辺は知って侵入しているので、隠し場所はそれぞれ工夫しないとすぐに見つかってしまうかも・・・
 
ネット上の“家庭の主婦のへそくりの隠し場所が参考になるかも?”を参照
主婦必見★へそくり小遣いかせぎ
http://heso.mikosi.com/hesokuri/basyo.html
 
4)  隠し場所を忘れないための方法
せっかく空き巣に分かりにくい隠し場所に、宝飾品、印鑑、通帳を分散して隠しても、常時それらを使っていないため、つい分散したそれぞれの隠し場所を忘れ、使いたいと思ったときに,隠し場所を思い出せずにあたふたと探しまわすことが無いようにしよう。
自分だけが必ず見るメモや紙、手帳に、印鑑や通帳などの名称は書かないで、それとなく自分だけ分かるように隠し場所をメモに書いておこう。毎年、年末あるいは夏休みに、隠し場所を書いたメモと実際の印鑑や通帳などがあることを確認すれば空き巣対策は万全である。
 
 
4. 印鑑について
1)  実印、銀行印、認印の違いは?
印鑑の中で実印、銀行印、認印の違いは?
なんとなく知っているが・・・ 表3の印鑑の種類と特徴を参照。
 
3 印鑑の種類と特徴
項目
① 実印
② 銀行印
③ 認印
用途
公的な証明用
 
預金通帳
郵便、荷物の受け取り、サインの代わり
効力
印鑑登録が必要
-
-
重要度
最重要
重要
普通
丸、楕円形
大きさ
15mm
13.516.0mm
12mm
1213.5mm
8mm
812mm
内容
姓,名あるいは姓名
姓,名あるいは姓名
姓だけの場合がほとんど
字体
任意の字体
任意の字体
任意の字体
材質
楓、玄武などの木、水牛など
楓、玄武などの木、水牛など
プラスチック、木
購入
新規に作成することが多い
木、水牛製で3,000円程度のもので十分
既製品を購入するか新規に作成する
既製品なら300円程度
三文判として100円程度の既製品
 
印鑑には通常、実印、銀行印、認印の3種類があり、丸型が一般的。認印は三文判として楕円形のものが普及している。
 
重要性の大きな順に実印→② 銀行印→③ 認印となり、印鑑の大きさもこの順が多い。
 
実印及び銀行印は、契約書、預金通帳などへ押印するため、自分(連帯保証人となると、他人の責任を自分が背負うこととなるので連帯保証人には絶対にならないこと)や財産に係わるため自分自身が管理し無くさないように、また安易に押さないようにすることが重要である。
 
1)  実印
公的な証明用に使われるため、役所で印鑑登録をしておく必要ある。
実印の大きさは直径8mm以上とされているが、通常15mm前後(13.516.0mm)が多い。材料は長年変化しないもの、欠けにくいものであれば良く、楓の木、水牛を使った3,000/本程度のもので十分である。
 
新聞、ちらし、ネット上には象牙、チタン、その他の材料を使い、厄除け鑑定、招福鑑定済みとかの悪徳商法やインチキ占い業者の印鑑広告がたくさん踊っている。これらの宣伝にころりと騙され、原価数千円の印鑑を数万から数十万円も出費し、ありがたいと買っているようでは、福が来るどころか、お金を失うばかりである。
 
もし、広告やネットを見たあと11万円もするような高額な印鑑を作りたいと考え始めたら、雑情報17 「日常生活の中でだまされないようにしよう」 をもう一度読み返し、騙されやすい自分の性格を見直し、騙されないように知識と情報を得ることが大事であろう。
騙されたことすらわからないお人よしは、漫然と時を過ごし、何も対応しないので、悪徳集団や悪人の餌食になるだけで、自業自得の側面もありやむを得ないかも・・・
 
2)  銀行印
数年前まで、預金通帳には必ず銀行印を押し、その印影を預金通帳へ押し、通帳の更新のたびに張り替えていたが、銀行通帳を盗んだ悪党が通帳に押された銀行印の印影を元に、銀行印を偽造して他人の預金を引き出す事件が相次いだことから、銀行通帳に銀行印を押すのを止めてしまった。
それでも、新しい通帳を発行する場合には、銀行印が必要である。
通常、預金通帳へ預金したり引き出したりする場合、銀行カードを用い銀行やコンビニのATMを使うことがほとんどのため、今や銀行印を使うのは、新規に銀行口座を開設したり、クレジットカード、証券口座の開設など各種金融取引を始める場合、給与振込み、公共料金の引き落としなどに必要な入出金時の銀行口座の確認時である。
 
銀行印は実印と異なり印鑑登録する必要は無いが、お金に関する取引には必須でかつ重要である。
実印同様、銀行印は大事に取り扱う必要があるため、実印と銀行印とを共用しているケースもある。
 
3)  認印
宅配便や書留郵便物の受け取り、書類の認め印など広く使われ、誰しも数本の認印を持っている。
最近は認印の代わりにサインだけでも良い場合も多くなったが、まだ認印は広く使われている。
 
 
参照資料
雑情報を作成するにあたり、参考となる/参考にした新聞、雑誌などの出典元、年月日、タイトルを載せる。
 
1. 貴重品の管理はどうしている
★日本経済新聞        2009516  「貴重品の管理どうしてる?」

★日本経済新聞        2005115  独立独歩の安全学
                                           一人暮らしが実践する 貴重品、私の安心管理術
                                           分散でリスク軽減/自分に合う方法を
 
2.  空き巣について
★日本経済新聞    2008726   空き巣対策念には念を
                                                         道具併用、普段から目配りを
                                                         今からできる防犯のポイント
                                                         長期不在とわからないように
                                                         空き巣に「入りづらい」と思わせる
                                                         出発前に最終チェック
 
★日本経済新聞    2006715   折々の知恵 留守中の我が家こう守る
                                                         空き巣犯撃退のコツ
 
3. 自宅内の貴重品保管方法
★日本経済新聞    2007120   家事コンシェルジェ
                                                         通帳や印鑑、家のどこに隠す
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  1. 2013年01月21日 11:46 |
  2. 安全な生活(詐欺 個人情報)

落し物をした、拾った場合の対処は?

20091016
 
雑情報 (18)
    落し物をした、拾った場合の対処は?
 
要旨
1. 遺失物法(いしつぶつほう)の改正
200712月、落し物や忘れ物に関する法律の改正が行われ、ネットにアクセスすることにより、どこでもいつでも落し物の情報を検索できるようになった。
落し物の保管期間が従来の6ヶ月から3ヶ月へ短縮された。
落し物のうち、傘、衣類、自転車などのように安く、保管に費用がかかる物品は2週間以内に持ち主へ返還できない場合には売却できる。
 
2.落し物の動向
落し物が多い物品は傘、衣類、財布、運転免許書などの証明書類、有価証券類、携帯電話。
物品は1/3、現金は2/3が持ち主へ戻っている。
物品の中で携帯電話は80%が持ち主へ戻っている。
 
3.落と物(遺失物)をした時の対処
落し物をしたら、すぐに警察署あるいはネットで届け出。
カードをなくした場合にはカード会社や銀行へ連絡。
{カードに関する事前及び日々の対応}
①  カードの暗証番号を誰でも思いつく番号としない。
②  暗証番号をカードの裏に記載しない。
③  カードを入れている財布などに暗証番号のメモを入れない。
④  カードの紛失などに気づいたら直ちに警察やカード会社などへ連絡しないと補償はしてもらえない。
⑤  使っているカードの利用明細が郵送により送られてきたり、あるいはメールにより利用状況の連絡がきた時には、利用内容を確実にチェックする。
携帯電話を紛失した場合には、すぐに携帯電話事業者へ連絡しロックしてもらう。その後、警察へ連絡して携帯電話を落し物として探してもらう。
{携帯電話に関する事前及び日々の対応}
携帯電話のデータのバックアップを携帯電話事業者やパソコンへ保存する。
 
4.落し物(拾得物)を拾った時の対応
道路などで落とし物を拾った場合には近くの警察署や交番へ7日以内に届ける。
店舗や駅の構内などの施設内では管理者へ24時間以内に届ける。
期限内に拾得物を届けないと、落とし主が現われた場合の拾得物に対するお礼、あるいは落とし主が見つからない場合の3ヶ月経過後の落し物をもらえる権利がなくなる。
遺失物法では「落とし主は拾得者に対して、520%の範囲内で報労金を支払わなければならない」と規定。落とし主、拾得者ともに常識的な判断を行うこと。
 
最重要)自宅の鍵は財布や氏名、自宅の住所がわかる運転免許証などとは一緒に持ち歩かないこと。
当然のことながら、鍵、鍵ケースやストラップに名前や住所を書くことは厳禁。

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1. 遺失物法(いしつぶつほう)の改正
1)  遺失物法の改正
増加する落し物を所有者が発見しやすくするため、20071210日、落し物や忘れ物に関する法律の改正が行われた。
①  インターネットにより落し物の情報を公開するようになり、情報の集約化により全国どこにいても落し物を検索できるようになった。
その前提として、高額な品物や貴重品(一万円以上の現金・有価証券・物品、運転免許証、健康保険証、預貯金通帳、クレジット及びキャッシュカード、携帯電話など)は警視庁でネット公開する。
②  落し物の保管期間を従来の6ヶ月から3ヶ月へ短縮する。
③  落し物のうち、傘、衣類、自転車などのように安く、保管に費用がかかる物品は2週間以内に持ち主へ返還できない場合には売却できる。
 
2) 落し物の動向
a)  落し物の件数&金額
法律改正により落し物に対する意識が変化し、飲食店、販売店から小さな落し物の届け出が増え、その結果、2008年の落し物の届け出件数が急増した。
 
表1 警察への遺失物の届出状況
物品の届け出件数(万件)
現金の届け出金額(億円)
2002